きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アナと雪の女王」(3D吹替)

2014年04月27日 | 映画
洋画は字幕派なのですが、
吹替の評判がとても良く3Dでも見たかったので
上映館を探して行ってきました。

すごく良かったです!
映像がとても美しい!
松さんも沙也加ちゃんの芝居も良かったよ。
オラフは吹替の方がより愛らしい!
3Dでも男子二人は実はあまり見分けがつかない。
衣装を替えられたら、たぶんわからない。

リップシンクはあるものの
吹替の方が話がわかりやすいね。
前回の2D字幕で見たときより
話の流れがとてもクリアに見えて
あっという間にエンディングが来た。

エルサは身勝手だと言う人もいるけど
彼女の孤独感、絶望感と
即位後の解き放たれたのびのびとした表情は、泣ける。


亀有の3D眼鏡は重かった。
映画が終わってからもちょっと目が痛かった。

「アナ雪の女王」は3Dの方が綺麗だけど
2Dでも魅力は充分伝わります。
でも、本編前のミッキーマウスの短編は
3Dの方が断然良かったです。
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「細雪」(第二回 新・午前十時の映画祭)

2014年04月27日 | 映画
とてもゴージャスな映画だった。
こういう「看板女優競演」映画って
昔は正月に掛かっていたけど今は無いよね~。

姉妹四人がとにかく美しかった!
映画冒頭で大アップになる女優陣に
ひたすらため息。
このサイズのスクリーンのアップに
こうまで映えるとは。
神々しささえある。

三女の雪子にイライラしたけど、
あれは天然じゃなく、したたかだったのね。
「粘ったね」の言葉も、
姉たちは彼女の本質を見抜いていたのね。
吉永小百合は人の良さそうな善女に見えたけど
最後の姉たちの台詞が腑に落ちる、
そんな女性を上手く演じていた。

貞之助は雪子が好きだっのかなあ。
それとも花嫁の父?
両方?

妻の幸子が目撃したのは
本当に関係があったのか、
貞之助の言い訳通りなのか。
言い訳通り、と取るには
彼の女好きを匂わす場面が多く
清さ一辺倒にならないのが面白い。

船場という、戦前の、一種の上流階級の姉妹の話で有りながら
すぐにお金の話がでてきたり、
絵空事ではない生々しさがある。
しかし、四姉妹をはじめとする出演者に気品があるので
俗っぽさはあんまりない。
皆無じゃなく、そのバランスがいいね。

船場ものといえば、雷蔵の「ぼんち」を見てるけど
男性はぼんぼんで遊んでばっかりで、
女性が現場を取り仕切っているかんじだったな。
こちらもそんな雰囲気があった。
女は強し、だね。

細川俊之はべらほうに美声。
見合いマニアの雪子の白馬の王子がエモやんとはなあ。
でも背が高くハンサムだったなあ。

昔ながらの商家では立ち行かず
現代的な倫理の辰雄が振る采配は
正しいけれど、どこか納得できない。
戦前の家制度が終結し、
核家族となる戦後への道がほのかに見えた気がした。

台詞意外のきめ細かい感情が伝わる、
とても良い映画でした。


83年当時の出演者の年齢。

鶴子:岸惠子(51)
幸子:佐久間良子(44)
雪子:吉永小百合(38)
妙子:古手川祐子(24)

辰雄:伊丹十三(50)
貞之助:石坂浩二(42)
板倉:岸部一徳(36)
東谷:江本孟紀(36)

橋寺:細川俊之(43)
橋寺の娘:仙道敦子(14)

みんな若いわ~。
吉永小百合は20代にしか見えなかったよ!
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