きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「モーリス・ベジャール追悼特別公演 I 」(初日)

2008年05月10日 | バレエ・ダンス
「ギリシャの踊り」
イントロダクション
パ・ド・ドゥ(二人の若者):長瀬直義 - 横内国弘
娘たちの踊り
若者の踊り
パ・ド・ドゥ:小出領子 - 松下裕次
ハサピコ:上野水香 - 高岸直樹
テーマとヴァリエーション
 ソロ:後藤晴雄
 パ・ド・セット:佐伯知香、高村順子、西村真由美、乾友子、
          田中結子、森志織、吉川留衣
フィナーレ:全員


のどかで暖かい海でした。
後藤くんは、神が降りてきた系じゃなかったけど
降りてくるとシャープになっちゃうので
今日ぐらいの方が良いのかも。
ほんわかと春の日差しのようでした。
若者達も、その名の通り若い。
パ・ド・ドゥは仲の良い姉弟みたい。
ハサピコは一転して大人なムード。
水香ちゃんは、ちょっとメイクがアレかも。
でも、長い手足をうまくコントロールし
ちゃんとベジャールの語彙になっていました。
高岸さんとの踊りの相性がいいのかな。
高岸さんはさすが!としか言いようがない。
肉体そのものに力がある。
出てきた瞬間、他の人とは全然違う。
ダンサーとしての力もそうだし、
ベジャールから直接指導を受けたという部分も
高岸さんを別格に見せるのかしら。

「火の鳥」
火の鳥:木村和夫
フェニックス:高岸直樹
パルチザン:小出領子、高村順子、西村真由美
        高橋竜太、平野玲、松下裕次、井上良太、宮本祐宜

こちらは力強かった。
火の鳥とフェニックスの、連続性、永遠性が体感できた。
未来への希望も感じたように思いました。
小出さんの力強い踊りは大好きだわ。
木村さんは、前半はちょっと安定感がなかったかな???
ルドルフが抜けきっていなかったかも。
後半は良かった・・・・・・・、けど、、、
「初日のハイテンション」がいつもほどはなかった。
(なにを期待しているんだ>自分)
衣装チェンジが、照明のせいで見えてしまったのが残念。
高岸さんと木村さんの並びはいいなあ。
コールドの位置が悪かったのか、
高岸さんの目算ミスなのか、
高岸さんのジャンプに一箇所ぐらついたところがあった。
明日は直ってますように。
パルチザンの男性の中に、とても美しい踊りをする人がいた。
平野さんかな?
パルチザンのチームワークも良かったわ。

「春の祭典」
生贄:中島周
2人のリーダー:平野玲 - 横内国弘
2人の若い男:氷室友 - 小笠原亮
生贄:吉岡美佳
4人の若い娘:小出領子、高村順子、西村真由美、佐伯知香

全体的に、男性陣の身体が薄いかな~。
以前ほどの殺気立った空気はなかった。
でも、終わるころには会場の気温が上がっていたので
熱い舞台だったのかな。
若者同士の衝突みたいなかんじ?
女性陣は、柔らかい。空気が。
生け贄二人はとても素晴らしかった。
二人とも情熱的だった。

ギエム&イレールが入った「春の祭典」を見たのはいつだっけ?
貴重な舞台だったんだなあ、と、ふと思いだした。


<追記>
*キャストは会場で配布されたキャスト表より
 一部配役が違うかもしれませんが未確認です。
コメント
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