きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Beast meets Beauty #2」

2007年08月17日 | 小山卓治
とっても楽しかった。
鈴木版「ひまわり」を歌う小山さんが
とっても良かった。

これだけ方向性が違うと
面白くていいね。


空豆はお香を焚いているようだけど
目が痛くなるんだよね。
ちょっと辛い。

フードの豆は乾きものでした。



【追記】
をしたいけど、メモが読めないよ。。。
頑張って解読するです。

念願の座敷席に座りました。
ここに来る前に体力の限界が来ている可能性があったため
始まるまで横になって休もうか、と言い合っていたため
陣取ってみました。
実際には、昼の予定では疲れずにすんだんだけどね。
ちょっと遠いけど、視界クッキリでした。

1曲目は「祭りの季節」。
この曲に違和感を感じるのは、
この日の後半にわかった。
「祭り」とか「法被」とか「太鼓」とか
そんな言葉自体より、歌の主人公が
「年に一度の乱痴気騒ぎ」を楽しみにしているとは
まったく思えないところがダメなのかも。
そういう、土着性がないんだよね。

2曲目は「手首」。ギターの低音が冴えていた。

MC。「今日はスペイン仕様」とか言ってた。
友人が、なんの気もなく「あ~ぁ」
(「ハイハイ」みたいな合いの手っぽく)と
言ったら本人に届いてしまった。
さらに、どこが?と別の場所からツッコミが入る。
「シャツが」という卓治。(でもいつものだ)
「それだけ?」すかさず言い返される。
「Hola(オラ=やあ)」か「Oiga(オイガ)=よう」
鈴木さんから教えて貰ったらしいスペイン語で挨拶をする卓治。
他の挨拶もここだっけ?
「Buenos dias(ブエノス・ディアス=おはよう)」
「Buenas tardes(ブエナス・タルデス=こんにちは)」
「buenas noches(ブエナス・ノーチェス=こんばんは)」
WSSでアニタがトニーにも言ってたわね。
ちょっと口が回りきらない卓治。
*ネットで調べると、昼以降は「ブエノス」と「ブエナス」の
 両パターンがヒットしました。ここではWikiに準拠。

3曲目は「こわれた自転車」。
好きな曲だ。
いろいろ忙しい私への夏のボーナスだ!

次の曲に移る前、軽く気合いを入れる卓治。
なんだ。アレか。ソレか。
4曲目は「ユリエ」だった。
メロディは綺麗なんだけどね。
奇しくも翌日ユリエちゃんと会ったよ。
息子さんも大きくなっていたわ。

それから、再びスペイン語講座。
とりあえず、「愛している」を覚えなければ!と
「Mi amor(ミ・アモール)」。
発音に自信がない卓治に、袖から鈴木さんが
「合ってますよ!」と応援する。
それから、スペイン語で「Y」は「J」と発音するらしいので
「OYAMA」は「オジャマ」になるそうだ。
卓治的には「おじゃまんが山田くん」に見られるような意味の
「おじゃま」を連想したのだろうか。
私は、最近見ているのがアレなので
「逆もあるな。『Judea』は『ユダヤ』だもんな」とウッカリ思う。
*そういえば『Jesus(ジーザス)』も「イエス」だよね。

5曲目は「最初の奇跡」。

6曲目は「Yellow Center Line」。
最近この曲は、「逃げている」状態ではなく、
目的地へ向け着実に前進しているように聞こえる。
いいね。

さて。
いよいよお待ちかね。
コラボレーションコーナー。
おたがいの持ち歌に「ひまわり」という曲があるので
カバーし合おうって話になったらしく。
でも卓治は大後悔だそうだ。
難しいそうだ。
鈴木さんが歌う「ひまわり」はリハの時に聞いたけど
とっても感動的だったそうだ。
「と、軽くプレッシャーをかけて」とな。
そして「最初の『手拍子(パルマ)』がとっても難しい」と
言い訳しながら、7曲目は、鈴木版「ひまわり」。
これが
とっても素敵で! 
このカテゴリーでは初のペンギン?
曲自体もスパニッシュ。
それを歌う卓治から湧き出てくるイメージもスパニッシュ。
卓治の曲から連想するのはセピア色の風景か、
アメリカとか都会の風景なんだけど、
この曲からは、強い光と、強い影のイメージが
流れ込んできた。
ほら、あれだよ、「sol y una sombra」。(「それ磯村」じゃなくて←内輪ウケ)
強い黄色と、強い黒を同時に感じる。
♪オ~ラ~ みたいな、
スパニッシュの曲によくあるフレーズ??も、
すごくさまになっていた。
なんて言うんでしょ。
ジプシーキングスとかでよく聞く合いの手みたいなヤツ。
(私が書くと全然カッコよくならない・・・)
スパニッシュなコブシとでもいうのかな。
音から音へ移動するときに声を震わせる、アレ。

 *スパニッシュというには、ちょいアラブだけど。
  私の手持ちから例えるとalabinaの「SALMA YA SALMA」の
  おじちゃん達に見られる歌い方というのかしら。
   alabina「SALMA YA SALMA」(youtube)
  ちょっと怪しい画像なんだけど・・・

手拍子はもうちょっと強くてもいいかも。
会場からも「よくがんばった!」と、お褒めの声が。

ここで鈴木亜紀さんの登場。

二人で演奏のコーナー。
まずは卓治の曲から。
8曲目「天使の歌う朝」。
このイベントの「その1」でもやったな。
もしかして今後の定番になるのかな?
鈴木さんの歌声が、いいかんじで卓治の歌声に絡む。

次の鈴木さんの歌に入る前にMC。
鈴木さんは焼津出身なんだそうだ。
そこから、彼女は地元を題材にした曲を作っているけど
卓治は熊本の(山の)歌は作らないね、って話になって。
それで、1曲目の感想を思いついたわけです。
「故郷の祭り」が似合わない男だよね。卓治は。

9曲目は「海が見えるよ」。
すごく意外!
メロディはスパニッシュなのに、内容は焼津だ。
なんでしょ。チーズおかきみたいな??
意外な組み合わせだけど美味しいみたいな?

それから鈴木さんのソロへ。
自己紹介後、10曲め「ハムカツサンド 」
「パン粉で揚げたものを またパンではさむなんて」。
すごいな~。
この歌詞、このフレーズ。
なんか、好き。
最後の具が「黒はんぺん」って、
センスがいい!

11曲目は「港タクシー」。
地元でイベントを開催したとき
スポンサーが必要だったので
地元のタクシー会社のために曲を作って
金を出させたそうだ。
素晴らしい行動力!
誰かさんにも見習って欲しいねえ・・・(遠い目)

そして12曲目は卓治版「ひまわり」。
卓治が歌うより、もっとメロディが繋がっているカンジかな。
こういう歌い方もあるんだ、と目から鱗。
う~んと。
卓治が歌うより、「その人の女房」に対して優しそう。

13曲目は「ブレリアお七」。
坂本冬美は「夜桜お七」。
八百屋お七は誰でも知っていると思うんだけど、
そうでもないのかなあ。
ピアノ演奏無しの手拍子(パルマ)のみで歌い上げる。
情熱的で、ちょっとドロドロ。それがスペインさ。

14曲目「旅人眠る」、15曲目「Blue Black」は
旅の歌。

それから卓治が再登場。
16曲目「くらげの歌」にギターで参加。
これも恋バナ系だったかな。
女の情念系。

そして17曲目「Soulmate」。
順調に〆に向かう。

と思っていたら!
次の曲に入る前に
鈴木さんから卓治にお願いが。
「これを着て
それは紺の法被だった。
これが、また、
全然似合わない
もう、笑っちゃうほど似合わない。
そこが楽しい。
鈴木さんは、白地に茶の点々。

18曲目「いちばん暑い日」。
鈴木さんの地元、焼津祭を題材にした曲。
登場人物は焼津弁で話す。
卓治はギターと掛け声。
 *この「アエットンアエットン」という掛け声の
   語源漢字は「浦賀栄富」らしい。
これを聞いて、またその前のMCと合わせて
なんで卓治の「祭の季節」が好きになれないのかがわかった。
「祭の季節」における、
「祭」「御輿」「法被」「太鼓」「花火」
これらの言葉に実態がないからだ。
あくまでも部外者としてしか参加していないから
「祭」が、たんなる名詞にしかならないんだ。
祭ってのはさ、やっぱさ、
命をかけて参加するもんじゃあないのか。
鈴木さんの歌からは、祭の熱気が感じられた。
こういう熱気抜きで、
みんなが年に一度集まる要素、として歌われてもね。
岸和田の「だんじり祭」なんか
指名手配中の人でも参加するっていうしな。

なんてことを思っていたら
とりあえず、ここで〆。


アンコール。
法被を替えっこして出てくる二人。
「こっちの方が似合うということになって」。
確かに似合っている・・・のは、
柄よりサイズのせいかも。
白の方が大きそう。
紺はピチピチでキツそうだった。
さあ、盛り上がったところで、
アンコールだ!!
なのに、いきなり間違える卓治。
「ああ、ごめん」
「気をつけて下さいよ」
年下の女性に叱られる卓治。
それが似合っていたりして・・・
19曲目(アンコール1)は「花を育てたことがあるか」。
鈴木さんのピアノが入り、優しいイメージの仕上がり。

次の曲に入る前に軽くMC。
「(小山さんと自分は)遠いことをやっていると思いますか?」
卓治に問う鈴木さん。
突然振られて焦り気味の卓治。
「お七」のようなドロドロ恋バナ系は
遠そうと思ったみたいだ。
でも、同じタイトルの曲(ひまわり)もあるし。。。
ちょっとしどろもどろになってきたところで、
つまりは、いろんな人がいて、いろんな出会いがある、
ってことを鈴木さんを言いたかったみたい。
そんな流れで20曲目(アンコール2)は
鈴木さんの「人のいろいろ 」。
卓治は手拍子とコーラス。
曲は再びスパニッシュ。
卓治のコーラスもスパニッシュ。
目を閉じ、眉をよせて、一所懸命な卓治。
普段見ない姿だ。ありがたや。
 *普段が不真面目というわけではないYO!
曲が終わると大拍手!!

ここでお互いの名前を紹介しあった後、
引っ込む。

再び二人登場。
21曲目(アンコール3)、最後の曲は
「PARADISE ALLEY」でした。


とっても素敵なライブでした。
ほどよい緊張感が漂っているけど
決して空気が重たいわけではない。
必死な卓治(友人曰く:働くおじさん)と、
マイペースな鈴木さんの対比も面白かった。

私は、スパニッシュが大好きってわけではないけれど
某歌劇団では、わりと使われるので
耳馴染みではある。
正直なところ、卓治の歌&演奏が
これほどスパニッシュになるとは思わなかった。
その歌声自体に、単純にウットリしたけれど、
それとは別に、
ここまで違う分野に挑戦した努力に拍手だ!
えらい!えらいぞ!
誰が褒めなくても、私が褒める!
素晴らしい!!
私も日々勉強と努力をしなきゃな、と
ちょっと自分を戒めました。

異種格闘技戦は楽しい!
次回も期待しています。
コメント (6)
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