19世紀、フランス統治下のドイツにて。奇怪な事件に立ち向かうウィルとジェイクのグリム兄弟はゴーストバスター(みたいなもんよね?)。魔女が呪う村あれば、魔女退治にやってくる。しかし、それは実は詐欺。アヤシイ噂に基づいて、魔女の人形を出したりして、それを退治するところを依頼者に見せて礼金をいただくのだ。
それがフランス軍司令官にバレて、本当に起こっている奇怪な事件、マルバデンの幼女失踪事件の解明を命じられる。ちょっとイカレた拷問係のイタリア人・カヴァルディと共に。森の中にそびえ立つ塔には、魔女がいるらしい。はたして・・・。
グリム童話ネタ満載の冒険活劇映画・・・、にするには、ちょっと盛り上がりに欠けるかも。活劇物にしたいのか、ゴシックな美術をつくりあげたいのか、どっちつかずな印象です。ガラスの靴(シンデレラ)、指を刺されて滲み出す血(オーロラ)、柩の中で眠る美女(白雪姫)、塔の中の長い髪の美女(ラプンツェル)、ヘンデルとグレーテル、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、など、知っている童話のモチーフをうまく繋いで、1つの物語にしよう、とするのはわかりますし、それなりに繋がって入るんですが、それを踏まえて、なにかを作る、ってトコまでは到達していないような。「網羅しました。終わり。」みたいなカンジです。例えば、「シュレック」ほどのヒネリがあるわけではないし、「リーグ・オブ・レジェンド」のように胡散臭い設定を役者の魅力で乗り切るってほどでもないし、ティム・バートンのような「この美術だけでも金を払える」ってほどでもない。どの部分も中途半端なような気がします。有名な童話が元ネタなんで、「みんな知っているよね?」ってのが前提になっているので、かなり話の展開が早いです。このネタはなんだっけ・・・?と思い出す間もなく、次のステージへ行っちゃうんで、一つ一つのネタがかなり未消化気味です(指先つついて血が出るって、バレエの「眠り」を見慣れているからすぐわかったけど、そうでない人はすぐ思い出せるかな??)。それに加えて、女にモテモテの行動派の兄のウィルと、民間伝承の研究をする内気なジェイコブ(ジェイクまたはジャック)の確執もあるっていうのに、悪代官の残虐ぶりも書き込まれるんで、なんか、収集がつかないよ~、と言いたくなりますわ。結局、ウィルが助かったのがなぜだか、よくわからない。なんで生き返ったの???まあ、「インディ3」のパパみたいなもんだとは思うんだけど。最後の生け贄が幼女でなくてもOKなのも謎だわ~。
「本当は残酷なグリム童話」って本がありますが、この映画も残酷シーンがいくつかあります。ってか、ばんばん容赦なく死人が出ます。そういう場面は嫌い!ってほどじゃないんですが、ちょっとやりすぎなような気もしました。
役者陣。ウィル役マット・ディモンは、う~ん、コスプレが似合うんだか似合わないんだか。タイプじゃないので、カッコイイ、ってことになっているのに違和感。すいません。弟役のヒース・レジャーも好みじゃないんでパス。モニカ・ベルッチの色っぺーーー女王様はお素敵。この人を観るために行ったのですが、その点では大満足です。うふ。ヒロイン?になるのかな?兄弟二人が好きになる女性・アンジェリカ役はレナ・へディ。口元がワイルドで、モニカと好対照で、イイカンジです。カヴァルディのピーター・ストーメアは、ちょっとヤリすぎ。ジョナサン・プライスは相変わらずの怪演。なにをやっても似合う人だなあ。将軍閣下のお付きの白塗りさん、いまの月組ならほっくんの役どころかな~、と思いました。結構オイシイよね。
それがフランス軍司令官にバレて、本当に起こっている奇怪な事件、マルバデンの幼女失踪事件の解明を命じられる。ちょっとイカレた拷問係のイタリア人・カヴァルディと共に。森の中にそびえ立つ塔には、魔女がいるらしい。はたして・・・。
グリム童話ネタ満載の冒険活劇映画・・・、にするには、ちょっと盛り上がりに欠けるかも。活劇物にしたいのか、ゴシックな美術をつくりあげたいのか、どっちつかずな印象です。ガラスの靴(シンデレラ)、指を刺されて滲み出す血(オーロラ)、柩の中で眠る美女(白雪姫)、塔の中の長い髪の美女(ラプンツェル)、ヘンデルとグレーテル、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、など、知っている童話のモチーフをうまく繋いで、1つの物語にしよう、とするのはわかりますし、それなりに繋がって入るんですが、それを踏まえて、なにかを作る、ってトコまでは到達していないような。「網羅しました。終わり。」みたいなカンジです。例えば、「シュレック」ほどのヒネリがあるわけではないし、「リーグ・オブ・レジェンド」のように胡散臭い設定を役者の魅力で乗り切るってほどでもないし、ティム・バートンのような「この美術だけでも金を払える」ってほどでもない。どの部分も中途半端なような気がします。有名な童話が元ネタなんで、「みんな知っているよね?」ってのが前提になっているので、かなり話の展開が早いです。このネタはなんだっけ・・・?と思い出す間もなく、次のステージへ行っちゃうんで、一つ一つのネタがかなり未消化気味です(指先つついて血が出るって、バレエの「眠り」を見慣れているからすぐわかったけど、そうでない人はすぐ思い出せるかな??)。それに加えて、女にモテモテの行動派の兄のウィルと、民間伝承の研究をする内気なジェイコブ(ジェイクまたはジャック)の確執もあるっていうのに、悪代官の残虐ぶりも書き込まれるんで、なんか、収集がつかないよ~、と言いたくなりますわ。結局、ウィルが助かったのがなぜだか、よくわからない。なんで生き返ったの???まあ、「インディ3」のパパみたいなもんだとは思うんだけど。最後の生け贄が幼女でなくてもOKなのも謎だわ~。
「本当は残酷なグリム童話」って本がありますが、この映画も残酷シーンがいくつかあります。ってか、ばんばん容赦なく死人が出ます。そういう場面は嫌い!ってほどじゃないんですが、ちょっとやりすぎなような気もしました。
役者陣。ウィル役マット・ディモンは、う~ん、コスプレが似合うんだか似合わないんだか。タイプじゃないので、カッコイイ、ってことになっているのに違和感。すいません。弟役のヒース・レジャーも好みじゃないんでパス。モニカ・ベルッチの色っぺーーー女王様はお素敵。この人を観るために行ったのですが、その点では大満足です。うふ。ヒロイン?になるのかな?兄弟二人が好きになる女性・アンジェリカ役はレナ・へディ。口元がワイルドで、モニカと好対照で、イイカンジです。カヴァルディのピーター・ストーメアは、ちょっとヤリすぎ。ジョナサン・プライスは相変わらずの怪演。なにをやっても似合う人だなあ。将軍閣下のお付きの白塗りさん、いまの月組ならほっくんの役どころかな~、と思いました。結構オイシイよね。