きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「第12回読売GINZA落語会」

2004年07月01日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
仕事の都合で三三くんの途中から聞きました。

「湯屋番」柳家三三
遊びすぎて勘当された若旦那が湯屋の番台に上がり、妄想を繰り広げる。
三三くんは口跡も良く人物の演じ分けがうまいと思う。研精会の時から見ているから結構ベテランかと思ったら、まだ30歳だってさ!でも、いろいろ賞も取ったことだし、そろそろ真打ちになってもいいんじゃないかなあ。若いのに正攻法の古典が似合うって貴重だと思うんだけどな。

「星野屋」立川談春
旦那に心中を持ちかけられた妾は、旦那が飛び込んだら、さっさと家に帰ってしまう。そうしたら旦那が化けて出て・・・。
談春は初めて聞いたけど、落ち着いた声で、他の立川流より聞きやすかったな。したたかな妾に感情移入しちゃうので、「そんな魂胆なら先に言えよ!旦那!!」と思っちまうわ。「なみだ橋」の冒頭にも使われてたネタ?

「木津の勘助」笑福亭鶴光
大阪の木津勘助の話。
鶴光の落語をしみじみ聞くのも初めて。家族や下ネタに飛び飛びしながらも、最後までテンポ良く、面白おかしく聞かせていただきました。無知で申し訳ないのですが、木津勘助の名前も、淀屋橋の由来も初めて知りました。勉強になりました。

「猫久」柳家花緑
「猫」と言われるほど普段はおとなしい久六が血相替えて刀を出せと女房に言い・・・。
最初に「小さんの十八番でも、自分の十八番ではない」と笑いながらも言っていましたが、まさにその通り。シャープさが足りなかったなあ。意外と、彼のファンより上の世代には受けていない気がする。同世代のファン以外も開拓しなきゃダメよん。

「大工調べ」三遊亭小遊三
大工道具を滞納している家賃のかわりに持って行かれた与太。与太を明日からの仕事に使いたい棟梁は・・・。
笑点では超若手だと見える小遊三だけど、ピンで見ると案外おじさんだった。当たり前か。イイ、とは思うんだけど、前に見た花緑くんの方が好きかも。若造がポンポン言う方が合うように思うので。

久々の落語で楽しかった。特に三三くんはメキメキ上達しているようで嬉しかったです。
コメント
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