きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

小山卓治「Planting Seeds Tour」奈良

2003年10月13日 | 小山卓治
 お馴染みOA鈴木君によるネタばらし。移動中の車内で「人生なにがあるかわからないからパンツだけはキレイなのを履いておけ」と言われたそうだ。自分が倒れたときもパンツが気になったとか。いつも卓治に説教されているようだが、移動はこの二人+ちゃおのようなので、ジェネレーションギャップを埋めるには、そりゃ卓治が説教おじさんになるしかないよな。
 卓治の一発目は「ジオラマ」。「DOWN」「パラアレ」「汚れたバッシュ」でMC。まずは今年デビュー20周年を迎えた話。「20年も歌うとこんな大人になるんだ」。大納得。DVDには奈良の映像も入っていると宣伝。「今夜のアリバイ」「最初の奇跡」の後は「ユリエ」。この歌を作ったきっかけを初めて聞く。少年が行方不明になった記事だそうだ。おそらく犯罪に関わっている少年がいつまでも逃げ続けて、発見されなければいいのに。その思いがきっかけだとか。なるほど、「逃げる(逃げ続ける)少年」というのは卓治らしいテーマだよな。でも、それを少女に置き換えるのはまだしも、親との関係の書き込みが、やっぱりイマイチだと思っちゃうんだよな。繰り替えすようだが、このテの話は明智抄が描くのがウマイのだ。「野ばらの国」とか「パンドラ」とか。卓治はまだまだ、と思っちゃうんだよね。で、ピアノに移り「Yellow Center Line」。ギターに戻り「種」を歌い終わり椅子に座り直したところで思わず「よいしょ」と言ってしまい、「よいしょって言うな!」とセルフ突っ込み。その上、楽譜をぶちまけ「大ピンチ」。ちゃおが拾いに行く。「どこまで歌ったんだっけ?」とひきつった笑顔の卓治。しかし気を取り直して「傷天」。復調成功。会場も沸き上がると「悪夢」の2003年版?懐かしいけど新しい曲を歌いきる。まだまだ「掴み取る」ために走るのね、卓治。そして「HEAT OF THE NIGHT」。ギター一本の「246」はカッコイイのう。弦も切ったよ。本編最後は「ソウルメイト」。
 アンコール。まずは「ハスラー」。「俺達初めて~」のあたりで歌詞が飛ぶ。続いての「NO GOOD!」も「ウォッチマン」を「ウォークマン」と間違える。卓治自身も苦笑。3連チャン最終日だけあって、この辺は気力だけ、と見た。最後までテンションが下がらないだけエライ!と褒めておこう。シメの「長すぎる夜~」の前にOAのファンに「粗野な客でごめんね」って言った。悪かったわね!その通りよ!!
コメント
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