きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

エリザベート ウィーン版CD

2000年02月10日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
 上記CDを買いました。本当はハンガリー版が欲しかったの。男声版「愛と死の輪舞曲」が入っているからね。でも、ま、2500円でオリジナルキャストだから良しとしよう。
 話の作りとしては「エビータ」に似てる?ルキーニがチェにあたり狂言廻し。トート様はペロンのような位置です。基本的にトート様とルキーニは関係ありません。宝塚版はトート様を主役にするためにルキーニの出番をかなり持って行ってます。(ということは東宝版は宝塚版?山口さんと高嶋兄の出番が同じくらいということはなかろう)もちろんトート様とエリザベートのラブラブシーンもありません。
 さて、宝塚にはあるのに、このCDに無いシーン。
・見合い後のフランツ&エリザベートのデュエット
・ハンガリーで「エーアン」というエリザベート
・ハンガリーでの戴冠式
・娼婦達が来た後のDr.トートの診察
・精神病院
・ルドルフ戴冠の幻想
・ハンガリー貴族達
・トート様と皇帝陛下の最終答弁
訳詞は結構忠実。変更部分はオリジナリティを出すというより、歴史的背景説明。例えばルキーニが「皇后は夢を見た。赤い服の兵士が王宮の門を破るのを」と歌うシーンがあります。赤い服は共産主義。つまり皇后は革命思想を持っていると。こんな事もよくよくかんがえなきゃ日本人にはわからないでしょ。そんなところが「ウィーンのカフェにゃ~」とかに変更。逆にドナウ連邦うんぬんは宝塚オリジナルだと思います。
 ただ以前にDr.トートの診察のシーンは「娼婦に病気を移されたフランツが、さらにエリザベートに病気を移し、エリザベートが怒る」シーンと説明されていたのを読んだ気がする。だからどこまでカットなのかオリジナルなのかは不明。ドイツ語は以外と一母音一音符。歌というよりセリフっぽいです。
コメント
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