きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

花神(3) 高杉晋作が死んでしまった(涙)

2000年02月05日 | TV番組など(配信含む)
 いや、当然と言えば、当然なんだが。涙が出てしまった。おうのを思いやる気持ちが良かったよ。労咳だが、お約束の血を吐くシーンがないのが良いね。簡単に絵になることをやらない演出はすばらしい。
 この幕末モノっていうのは、役者に魅力があるだけではいけない。そつなく演技ができるだけではいけない。1番肝心なのは「時代の若さ」が出るかどうか。あの頃活躍した人たちは皆若かったが、個人が若いだけではないの。時代そのものが若い。人によって違うけど、若さ故の情熱ってあるじゃないですか。すべてを犠牲にしても賭けたいものがある、という時期があるでしょ?そこまで大袈裟じゃなくてもさ、例えばホテルの水。もう私は冷蔵庫の高い水飲んじゃうよ。買いに行く時間が惜しいもん。時間を買うのだ。そうやって段々落ち着いてくる。(ああ、例えが情けない・・・)でも、この花神はそういった時代の若さが出ていてスゴイ。さすが私の人生を変えただけある。そして今、30歳過ぎてみても充分おもしろい。晋作の死も涙だが、蔵六とイネの別れも涙であった。浅丘ルリ子はやはりうまい。花神って緒方孝庵の孫が司馬遼太郎に「蔵六とイネはプラトニックな関係だったんでしょうか?」という問いがもとだったらしいですが、うむ、よく書き込まれている。
 この巻で新しく出てきた人。坂本龍馬!夏八木勲だったけど、ものすごくイイ!土佐弁が自然で、姿形がムサい。写真とは違うが納得できる。関係ないが夏八木氏、「壬生の恋歌」では土方歳三を演ってた気がする。それからタイトルロールには中田浩二氏(カムイの声ね)のお名前が・・・。でもお顔は存じ上げないので判別できませんでした。
 いよいよ、今日は最終巻を見ます。蔵六も死んじゃうのよね。土方さんも死ぬ。ああ辛い。(最終巻だけは横浜の放送ライブラリーで見たのだ)
 本日は宝塚行って、東バのノイマイヤー見に行って、帰ってきたら花神だ。明日の日記のネタはなんでしょう。大河ドラマは「風と雲と虹と」に続きます。これを見たのは小学校2年とか3年とかそんなもんだと思うけど、主題歌の1部分ならまだ歌えるのだ。時代劇オタクへの第一歩の作品なのだ。
コメント
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