「邦人救出、警察権で対応すべき問題」 社民・又市氏
2015/02/01
■又市征治・社民党幹事長
(人質の殺害が)事実なら卑劣な蛮行で許しがたい。
(安倍首相が邦人救出のための自衛隊派遣に言及していることについて)こんなことで自衛隊を出します、などという発想が根本から狂ってる。(人質事件は)犯罪行為であって、その国が警察権として対応すべき問題であって、「そこに自衛隊を出します。その国の協力があれば」なんて、戦争と犯罪を混合してしまったような話ではいかん。
この間からの国会は、人質にとられている状況があったから、各党ともかなり抑制的に政府の問題について発言していたが、ことここに至ると、かなり厳しく追及されないとならないし、我々もするつもりだ。(東京都内で記者団に)
(朝日新聞デジタル)
(引用終了)
ISIL(いわゆるイスラム国)によって日本人2名が人質にされ、日本政府に解放条件として身代金2億ドルを要求していた件は、日本人2名が殺害されるという最悪の事態になってしまった。菅義偉官房長官は2日午後の会見で、身代金を用意していなかったとし、ISILとの交渉する気もなかったと述べたそうだが、残虐非道なテロリスト集団とは交渉しないのは当然であり、もし交渉に応じて身代金を払うことになれば、 日本を脅せばいくらでもカネを取ることが出来ると思わしめ、海外在住邦人に危険が及ぶことになるからである。
今回の日本人2名が殺害されるという事態を世界中の国々が批判し、イスラム諸国も批判しているが、総理官邸周辺で行われているデモは安倍総理批判の方が大きいとのことで、日本のサヨクの批判の矛先は常に安倍総理であるのは今始まったことではないが、これでは殺害された日本人2名を利用し、ISILに同調しているも同然ではなかろうか。
安全保障は最大の福祉と言われているように国家国民を守ることが政府の責任であり、今回のように海外において自国民が武装勢力によって拘束されるような事態となれば、奪還のために行動を起こすのが真の国家であり、それが出来ずに見殺しせざるを得ないのであれば、その障害になっているものを取り除くべきである。
なぜ日本人2名が殺害される前に救出が出来なかったのかと安倍総理を批判するのが偏向マスコミと仲間のサヨクや一部野党だが、ならば憲法改正や邦人救出のための法整備に賛成するかと思いきや、それには反対だと言うのだから話にならない。また人質救出のための施策を提示することもせず、ともかく安倍総理を批判することでしか存在感を示すことが出来ない訳で、世界はテロと戦おうとしているのに日本では「テロリストを刺激するな」として安倍総理と戦うことを宣言している連中がいるとなれば、ISILの思う壺ではなかろうか。
朝日新聞デジタルによれば又市征治・社民党幹事長は、今回の日本人2名が殺害された件で、安倍総理が邦人救出のための自衛隊派遣に言及していることについて、「こんなこと」と放言し「(人質事件は)犯罪行為であって、その国が警察権として対応すべき問題だ」と述べて自衛隊派遣に反対する姿勢を示したそうである。
日本人2名が殺害されたことは社民党の認識によると「こんなこと」になるようだが、ISILとは戦車や重機関銃で武装しているテロリストであり、その勢力圏では警察はおろか軍の機能でさえ及んでいないであろう。また米軍でさえ手に負えない相手であるのに、自衛隊が派遣されることは即戦争だとする社民党の硬直した思想から出た 妄言であり、テロリストの支配地域で現地の警察に任せることも出来ないとなれば同胞を救うことは不可能ではないか。
憲法第九条を信仰する社民党の幹事長らしいが、その九条を掲げてイスラム国に行く勇気もないのかと言いたくなるし、ISILとは国ではなく、前述したように軍隊級の武器を保有している無差別に大量虐殺を行うテロリスト組織であり、そのような認識ないまま、現地の警察が今回の人質殺害事件の捜査のためにISILの支配地域に入れるとでも思っているとなれば、社民党のお花畑には呆れるしかない。
社民党が自衛隊嫌いなのは分かっているが、自国民を守るために自衛隊を派遣するくらいならば見殺しにした方が良いとでも思っているから、このような発言をしているのであろうし、九条を守ることで自国民が殺されるか、九条改正や法整備を行って自国民を救出するかであり、どちらが良いとか大切かと敢えて説明しなくとも分かる筈だが、社民党のアホどもにはおそらく分からないであろう。
(2015/02/04)