私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

米軍ヘリは故障しても不時着も認めないのか

2007年06月17日 20時54分37秒 | 偏向マスコミ
   自衛隊や米軍の航空機が不時着すると何故か大きく扱うマスコミだが、民間機が故障などで離陸した空港に引き返したり、本来降りる空港ではないところに不時着しても、その事実だけを伝えるだけで、不時着した地元の自治体の長が抗議したとか言う話は聞いたことがない。だが、自衛隊や米軍の航空機に限っては「不時着はけしからん」との抗議の声があるのだから、いつも不思議に思っている。

 6月13日午後3時30分ごろ、横浜市金沢区の海の公園なぎさ広場に米空軍横田基地所属のヘリコプター「UH1N」が不時着したことが報道されているが、飛行中にギアボックスの油圧低下を知らせるランプが点灯したことから安全な場所を選んで不時着したようである。

 絶対に墜落しない航空機などないし、飛行中に何らの異常があり、墜落の危険があると判断されたならば不時着することもあり得る事で、ましてヘリコプターであれな正規な空港でなくとも、空き地や河川敷、公園など不時着しても支障がない広い場所であれば良い訳で、ヘリのパイロットとしては普段から着陸可能な場所を把握してあったとしてもおかしな話ではなく、それは墜落事故を防ぐためにも当然と言って良いだろう。

 この米空軍ヘリの不時着に関して、中田宏横浜市長は「公園に不時着したことは誠に遺憾。国や米軍に強く抗議するとともに、万全の安全対策などを強く求めたい」とコメントしているようだが、中田市長は自分のコメントに何も矛盾を感じないのだろうか。

 「公園に不時着したことは誠に遺憾」と本当に考えているならば何処に不時着すれば良かったのか。それとも機体の故障など如何なる理由があるにせよ不時着してはならないと考えているのか。そうであるならば墜落してしまうかも知れないが、それでも良いと考えているとしたら、「米軍人が乗ったヘリは故障しても不時着せず、日本人に被害を及ぼさない所に墜落すれば良い」と思っているのも同然である。

 横浜市には消防が所有するヘリもあるだろうし、神奈川県としても防災用や県警が使用しているヘリもあるようだが、そのようなヘリに中田市長が搭乗する機会があり、飛行中に機体の異常が生じ、不時着の必要に迫られた時、今回米空軍ヘリが不時着した海の公園なぎさ広場が近くにあり、機長がその広場に不時着する旨を伝えた時に中田市長は何と返事をするのか。

 「ヘリ基地に何としても戻れ」と指示をし、「不時着はまかりならん」と言うのか。そんなことはあるまい。「何処でも良いから、不時着せよ」と言うだろう。まさか、県や消防のヘリの不時着は問題ないが、米空軍ヘリはダメだと考えているとは思いたくないが、だから中田市長の今回のコメントに矛盾を感じているのである。
(2007/06/17)

この記事は「今日のコラム」
「米軍ヘリは故障しても不時着も認めないのか」
としてHPに掲載されていたものです。