私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

政府に脱出の安全確保を求める人間の盾

2003年03月26日 23時09分10秒 | 売国奴・反日日本人
  米英両軍のイラク攻撃が始まったのに、未だに「人間の盾」として、イラクに居残っている日本人がいるようである。日本政府は、そのような人達にイラクに入国しないように説得を繰り返したが、聞き入れず、攻撃が始まっても入国しようとする人もいて、政府は、頻繁に連絡を入れて安否を確認することは、イラク政府に人間の盾とはいってもスパイなどではないかとのあらぬ疑いを掛けられる恐れがあると判断してやめたようである。

 イラクに拉致された訳ではなく、自分の意志で、イラクに入国したのだから、戦乱に巻き込まれ死亡したり怪我をしたり、行方不明になったとしても、自己責任であり、政府の説得を無視した行動をとった人に、政府は責任をとる必要はない。

 このような人達は、自ら「人間の盾」となり、戦争を防止しようという使命感を持ちイラクに行ったのであろう。それならば、米英両軍の攻撃からイラクを守るために死んでも構わないとの覚悟がある筈である。だが、バクダッドに滞在しているジャミーラ高橋という「人間の盾」の連絡役をしている非政府組織(NGO)の代表は「市街戦となればサイト(拠点施設)にいる意味がない。盾の人間を説得して一緒に出たい」と日本国内の支援者に伝えたという。(産経新聞3月26日号)

 なんとも可笑しい話だ。あの筑紫哲也氏は米英両軍の攻撃が始まる前にすでに逃げ出しているが、「人間の盾」の連絡役をやっている方が、そんな弱気では困る。市街戦が始まろうと、イラクに踏みとどまり、最後まで抵抗したらいかがなものか。イラク市民が戦闘に巻これないように体を張ってこそ「人間の盾」ではないであろうか。

 また、このNGOの代表は、「市街戦が始まれば、空爆からライフラインを守る行動は一定の目的を果たし、終わったことになる。脱出の安全が確保されることを日本政府に訴えるとともに、空爆の即時停止、無謀な市街戦突入の放棄を米政府に申し入れるように働き掛けてほしい」との緊急声明を支援者を通じて発表したという。(産経新聞3月26日号)

 開いた口がふさがらないとはこのようなことを言うのだろう。このNGOの代表は「人間の盾」の役目は終わったので、安全にイラクを脱出できるように日本政府に要求している訳である。日本政府の説得を聞き入れずイラクに入国したのに、逃げ出す時は、日本政府に安全確保を求めるとは、だったら最初からイラクに行くなと言いたい。政府をあてにしないからNGOと言うのであろうが、危険になれば、政府に助けを求めるとは、この人達の頭の中の構造はどうなっているのか。NGOとは良いことばかりしていると思ったが、そのような人達だけではないようである。
(2003/03/26) 

この記事は「今日のコラム」
「政府に脱出の安全確保を求める人間の盾」
としてHPに掲載されていたものです。