私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

ミサイル着弾に防衛出動対応は当たり前

2003年03月18日 18時36分41秒 | 防衛省・自衛隊・安全保障
 政府は、北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」が日本国内に着弾した場合、自衛隊を出動させる根拠として、被害の拡大防止を優先にするため「災害派遣」で対応するとしていた従来の方針を転換し、防衛出動で対応することで検討に入ったとのことである。

 当たり前の話ではないか。ミサイルの着弾という、明らかに我が国に対する武力攻撃に対して、台風や地震の時と同じように災害派遣というプレートを車の前に取り付けて自衛隊は出動するのであろうか。その場面をマスコミがニュースとして全世界に配信したとしたら、日本は世界から物笑いにされることは目に見えている。

 ミサイルが着弾した場合、被害拡大防止、死傷者の救護のために自衛隊は出動するのは当然であろうが、災害派遣というプレートをつけて自衛隊がその現場に出動したら、国民の目にどのように写るのであろうか。多くの国民は、「ミサイルの着弾という明らかな武力攻撃に対し、自衛隊は災害と見ているのか。災害はなかなか防ぐことは出来ないが、ミサイル攻撃は、迎撃体制を強固にしていれば防げるのではないか。被害拡大防止、死傷者の救護は警察、消防、自治体などに任せて、次の攻撃を受けないように、自衛隊にしっかりした体制をとってもらいたい」と思っているに違いない。

 ノドンの発射から着弾まで約10分しかないとすると総理の防衛出動命令を待っている間に着弾してしまう。防衛出動命令を防衛庁長官が代行する案もあるというが、たとえばイージス艦が発射を探知して報告し、それに対し、防衛庁長官が迎撃体制をとれとの防衛出動命令を自衛隊に発する余裕があるのか。間に合うはずがない。であるから、ミサイルが領土、領海上に着弾する前に、領空に向かい飛来して来た段階で、自衛隊法第84条の航空機に対する対領空侵犯措置のようにミサイルも即迎撃体制をとることが可能なように法を改正しておくべきである。

 政府は当初ミサイルの着弾に「災害派遣」で対応するとしていたことに思わず笑ってしまったが、国民の批判があったのであろうか。その後、防衛出動で対応することを検討しているというが、そのような分かり切ったことをこれから検討とは、政府内には平和ボケの人も相当いるようである。
(2003/03/18) 

この記事は「今日のコラム」
「ミサイル着弾に防衛出動対応は当たり前」
としてHPに掲載されていたものです。