きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ジゼル」吉岡美佳&フリーデマン・フォーゲル/東京バレエ団

2009年06月13日 | バレエ・ダンス
私の中の水香ちゃんの基準って東バ40周年のときだから
ハードルがメチャクチャ低いです。
だから最近は、なにを踊っても「可愛い!」で満足しちゃいます。
でも、こうして吉岡さんを続けて見ると・・・
吉岡さんって演技力とか表現力があるなあ・・・
と思っちゃいます。

吉岡さんは繊細で儚げなジゼル。
ショックで心臓が止まっちゃうのもわかります。
2幕では、空気のような透明感がありながら
人間としての慈愛もありました。
フォーゲル君との演技も合っていました。
これが「ジゼル」(という物語)なんだよね。
フォーゲル君の腕の中にすっぽり入る身長差・体格差も
とってもいいですね~。

吉岡さんのジゼルが純朴であるから
フォーゲル君の貴族度も昨日よりアップ。

木村さんは、ちょっと演技が大振りになったかなあ。
いつもの「誠実さ」が先に出ちゃう
「木村さんのヒラリオン」とはちょっと違って
「男臭い」ヒラリオンでした。
ヒラリオンとしては王道系。
わかりやすいし、これはこれでいいんだけど・・・。

横内さんは、木曜日に比べると
踊りは安定していました。
でも笑顔が少なくなって寂しい。
(こっちの方が正しいと思うんだけどさ)


カーテンコールが多かった。
スタンディングも多かった。
吉岡さんが貰った花束から花を一輪取って
フォーゲル君に渡す。
フォーゲル君は吉岡さんにデコチュー。
いい雰囲気でした。



【配役】
ジゼル:吉岡美佳
アルブレヒト:フリーデマン・フォーゲル
ヒラリオン:木村和夫

バチルド姫:坂井直子
公爵:後藤晴雄
ウィルフリード:野辺誠治
ジゼルの母:橘静子
ベサントの踊り(パ・ド・ユイット):
高村順子(緑)-宮本祐宜(茶)、乾友子(黄)-長瀬直義(緑)
佐伯知香(桃)-松下裕次(緑)、吉川留衣(橙)-横内国弘(茶)

ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 西村真由美、高木綾、奈良春夏、田中結子、矢島まい、渡辺理恵

ミルタ:田中結子
ドゥ・ウィリ:西村真由美、吉川留衣

指揮:井田勝大
演奏:東京ニューシティ管弦楽団


秋に上演される「ラ・バヤデール」の衣装が
ロビーに展示されていました。

ニキヤ






ガムザッティ
 

 

ソロル
 

 

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