きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「銀の狼/ワンダー・ランド」宝塚雪組

2005年11月13日 | 宝塚(雪組)
 芝居は91年月組で上演された作品の再演。作・演出は正塚さん。本当に大劇場作品だったのか?というくらい、全ツ仕様で丁度いいくらいの作品かも。んで、私は、ついに市川市文化会館5組制覇。リカちゃんが辞めた後は金を使わん予定だったに・・・。

 あらすじは、ややこしいので、公式HPを参照のこと。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/05/04snow/index.html
暗く地味な正塚作品ですが、録音の自分語りがないだけ見やすいかな。ただ、ネタが多すぎるよ。アレがあってコレがあってソレが伏線で、って、脳味噌を振り絞ってようやく話に追いつけるようなカンジ。特に、若手の見分けが付かない状態なので、誰がなんの役だか、すぐにはわからんのがツライ。加えて、女性陣が殆ど同じ衣装なので、これまた見分けがつきにくいよ~。見慣れた好きな組ならわかりやすいのかな~。主人公にまとわりつく女とか、殺し屋とかとか、正塚氏らしさが満載で、ネタとしては好きですわい。音楽がなかなか良いです。高橋先生かな?
 コムちゃんは、こういう男臭い役が似合うよ。フェアリーなんか、やっちゃいけないよ。孤独な「男」が似合うんですわい。まーちゃんも人妻役で、演技・声ともにフィットしています。男と女がベタベタひっつかない、ってのがよろしいですなあ。記憶喪失の男に名前と殺しの方法を与えたルイ役はミズ。トップ・2番手(今ツアーの)がガッツリ組む芝居っていうのは見応えがありますね。ガチンコ勝負。すべてを知りつつ、ミシェルを利用しつつ、気に掛けていた、という、複雑な役を上手く演じていました。すべての黒幕ジャンルイはキムちゃん。最初「国務大臣」って言ってて、こんな小さい子(笑)が実権を握っている国なんかあるの~~、とビックリしましたが、話が進むにつれ、そんなことは気にならなくなりました。色悪が似合っています。堂々としています。まーちゃんの夫でも納得です。あ~、あと、お名前がわからないのですが、刑事役の人が印象に残りました。

 ショーは、大劇場・東宝で見たときは、あんまり面白くないかな~、と思っていたのですが、今回は出演者のテンションも高く、とっても楽しめました。コムちゃんは客席から登場で、初っ端から客を乗せ、舞台終了まで引っ張っていました。

 コム&まーは、もう言うこと無し。トップ(トップ・コンビ)として、充実期に入りつつあるのでは?ミズがね~。なんかね~~。やっぱ、「なにか」を分泌しているよ。好きなハズではないと思うんだけどな~~。なんか脳味噌に割り込んでくる存在なんだよな~~。なぜなんでしょうね~~。
 キムちゃんが予想以上に華やかでした。光り物の衣装が良く似合っています。求心力もあり、真ん中も似合います。もう「若手」じゃないね。

 キムちゃんには、かしげに欠けているものがある。
 (それは髪の毛ではなく、とセルフツッコミ。すいません。)

むーーー。かしげも好きなんだけどねえ。コム-ミズ-キムのラインは、すごく自然に、1・2・3番手でした。今後どうなるんでしょうねえ。

 終演後のご挨拶は、副組長よりご当地ジェンヌの紹介。市川では、千葉県千葉市出身「千葉の星」水 夏希でした。なんども羽を気にしながら頭を下げるミズがちょっとカワイイ。コムちゃんの挨拶は少々噛みましたが、なかなか堂々としていましたよ!
 
 捌き待ちが、今まで見た中では一番多かったです。開場時間ぐらいに行ったのですが、信号を渡った小学校(幼稚園?)のところから、ずらーーーーーっと。ビックリでした。
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