きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「八月の鯨」

2013年05月01日 | 映画
時々衝突しながらも支え合い生きて行く老姉妹。
妹があれだけ姉の世話ができるのは
もとは看護婦だったからなんだろうな。
「姉妹だから」だけではとうてい無理。

家と同じく体に多少のガタが来ている以外は
頭の方はハッキリしていて羨ましい。

妹が姉と暮らすのを考え直すのは
単純に姉が意地悪なことを言うからではないし、
目が見えぬ姉が写真立てを触るだけで
(あるいはバラの香りと共に?)
その日がなんの日かを知り、
自然に「おめでとう」という言葉が出る。

姉妹だからこその喧嘩と細やかな思い合いに泣けた。


若い頃の思い出だけで暮らしているわけではない。
でも、今に繋がる人生があるからこそ、
老いて、なお、生きる。


泣けました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヨシヒコ展 | トップ | 「ジャッキー・コーガン」 »

コメントを投稿