きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「10人の泥棒たち」

2013年06月30日 | 映画
金庫破りのプロを含めた窃盗団グループが韓国にいた。
彼等にあるとき「伝説のダイヤモンド」を
香港のグループと連携して盗んで欲しい、
との依頼が来る。

依頼をしたのはマカオ・パク。
彼は数年前にグループを裏切り、
金塊を独り占めした男だった。

しかし断るには話が美味しい。
グループのメンバー、ポパイとペプシは
話に乗る振りをしてパクを出し抜こうと考える。

香港に乗り込み、現地グループと合流し
作戦決行!

しかし、この話には裏があった・・・。


実に面白かった!
いろんな特技を持ったスペシャリストがチームを組んで盗む、
という「オーシャンズ」系だと思ったら、
抜け駆けを企む者複数、
過去のしがらみや恋愛模様の複雑な駆け引きに加え
後半は怒涛のアクション。
三転四転する話はノンストップ!

それでいて伏線は綺麗に引いて回収してるし
繊細な気持ちの流れも上手く出ていて
話にグイグイ引き込まれる。

キム・ユンソクとサイモン・ヤムの競演という
一部のマニアにはたまらない絵面も楽しすぎる。

特別上映とかで1800円均一料金だったけど
決して損はなかった!
香港などのゴミゴミした街並みを活かしながらも
実にスケールの大きい作品だった。
アジア映画をあまり見ない人にもぜひ見て欲しい!


私は外国映画は役者の声を堪能したいので
できる限り字幕を見るのですが
今回は時間の都合で吹替版を見ました。
これが大当たり!
豪華ベテラン声優陣による吹替は
とても自然で元の役者の雰囲気に合っていて
早いテンポで複雑な話もよく理解できた。
一癖も二癖も裏もあるお調子者を平田さんが吹き替えていて、
ノーチェックだったのですごく儲けた気分。

また、もうひとつノーチェックだったのは
若手俳優(キム・スヒョン)の舞台挨拶付きということ。
(日本での舞台挨拶の中継の録画)
それを知らず、なかなか本編が始まらなくて少しイライラ。
しかし若手は初々しく清潔感が漂い良い雰囲気で
ジブリの予告も無く、かえって良かったわ!
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