きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ドン・キホーテ」涌田&秋元/東京バレエ団

2022年06月24日 | バレエ・ダンス




涌田さんがすごく良かった!
冒頭こそはおとなしめだったけど、
だんだん客席からのパワーに上手く乗って、乗りこなして、
のびのびとエネルギッシュに思い切り良く踊ってた。
32回転はスピード感あるダブル織り交ぜ。
手拍子がおこるのも無理なし。
堂々として、チャーミングで、
とても素晴らしかったです!

政本さんと並ぶと涌田さんは小柄で、
秋元さんと並ぶとバランスが良かった。
秋元さんは大劇場主演デビューのパートナーとして超磐石。
涌田さんも安心して踊れたんじゃないかな。
男性で、やりすぎない、で
もバジルだからちょっと振り切っている。
いいかんじ!
2人の演技も噛み合っていました。

涌田さんはいままでは、踊りは美しいけど、
真ん中で踊るパワーというか、
アクセントの強さが足りないかなあ、と思っていました。
そつなく踊る、みたいな。
しかし!
本日は主演オーラがバチバチでした。
秋元さんがリフトで数歩動いたりもありましたが、
ドンキは勢いが必要だから!
なぜだか、グランパのアダージョラストに
涌田さんがバランスを崩して。
でも踏ん張った!

政本さんは長身で、
長い手脚がドリアードの踊りに良く映えていました。
踊りのラストの決めがオケと合わなかったのが少し残念。
伝田さんのジプシーはいつもほど濃くないかな?
怒りより哀しみ。

キトリの友人、中川さんが橙とピンク、
加藤さんが黄色と水色、だったかな。
中川さんといえばこのピンクの衣装のイメージ。

他のソリストも群舞も迫力があった。
入魂、ってかんじ。
熱気はあったけど、
古典の節度や品格もあって、
とにかく全てが良かったよ。

前後左右にバレエ初見らしき人が多かったけど、
受けてました。


◆ 主な配役 ◆
キトリ/ドゥルシネア姫:涌田美紀
バジル:秋元康臣
ドン・キホーテ:中嶋智哉
サンチョ・パンサ:海田一成
ガマーシュ:岡崎隼也
メルセデス:二瓶加奈子
エスパーダ:宮川新大
ロレンツォ:岡﨑 司

【 第1幕 】
2人のキトリの友人:加藤くるみ、中川美雪
闘牛士:
 ブラウリオ・アルバレス、生方隆之介、大塚 卓、
 安村圭太、玉川貴博、鳥海 創、後藤健太朗、南江祐生
若いジプシーの娘:伝田陽美
ドリアードの女王:政本絵美
3人のドリアード:長谷川琴音、上田実歩、平木菜子
4人のドリアード:足立真里亜、中島理子、安西くるみ、中沢恵理子
キューピッド:工 桃子

【 第2幕 】
ヴァリエーション1:加藤くるみ
ヴァリエーション2:中川美雪

指揮:井田勝大
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

協力:東京バレエ学校

~上演時間~
第1幕  19:00~20:10
休憩      20分
第2幕  20:30~21:20
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