涌田さんがすごく良かった!
冒頭こそはおとなしめだったけど、
だんだん客席からのパワーに上手く乗って、乗りこなして、
のびのびとエネルギッシュに思い切り良く踊ってた。
32回転はスピード感あるダブル織り交ぜ。
手拍子がおこるのも無理なし。
堂々として、チャーミングで、
とても素晴らしかったです!
政本さんと並ぶと涌田さんは小柄で、
秋元さんと並ぶとバランスが良かった。
秋元さんは大劇場主演デビューのパートナーとして超磐石。
涌田さんも安心して踊れたんじゃないかな。
男性で、やりすぎない、で
もバジルだからちょっと振り切っている。
いいかんじ!
2人の演技も噛み合っていました。
涌田さんはいままでは、踊りは美しいけど、
真ん中で踊るパワーというか、
アクセントの強さが足りないかなあ、と思っていました。
そつなく踊る、みたいな。
しかし!
本日は主演オーラがバチバチでした。
秋元さんがリフトで数歩動いたりもありましたが、
ドンキは勢いが必要だから!
なぜだか、グランパのアダージョラストに
涌田さんがバランスを崩して。
でも踏ん張った!
政本さんは長身で、
長い手脚がドリアードの踊りに良く映えていました。
踊りのラストの決めがオケと合わなかったのが少し残念。
伝田さんのジプシーはいつもほど濃くないかな?
怒りより哀しみ。
キトリの友人、中川さんが橙とピンク、
加藤さんが黄色と水色、だったかな。
中川さんといえばこのピンクの衣装のイメージ。
他のソリストも群舞も迫力があった。
入魂、ってかんじ。
熱気はあったけど、
古典の節度や品格もあって、
とにかく全てが良かったよ。
前後左右にバレエ初見らしき人が多かったけど、
受けてました。
◆ 主な配役 ◆
キトリ/ドゥルシネア姫:涌田美紀
バジル:秋元康臣
ドン・キホーテ:中嶋智哉
サンチョ・パンサ:海田一成
ガマーシュ:岡崎隼也
メルセデス:二瓶加奈子
エスパーダ:宮川新大
ロレンツォ:岡﨑 司
【 第1幕 】
2人のキトリの友人:加藤くるみ、中川美雪
闘牛士:
ブラウリオ・アルバレス、生方隆之介、大塚 卓、
安村圭太、玉川貴博、鳥海 創、後藤健太朗、南江祐生
若いジプシーの娘:伝田陽美
ドリアードの女王:政本絵美
3人のドリアード:長谷川琴音、上田実歩、平木菜子
4人のドリアード:足立真里亜、中島理子、安西くるみ、中沢恵理子
キューピッド:工 桃子
【 第2幕 】
ヴァリエーション1:加藤くるみ
ヴァリエーション2:中川美雪
指揮:井田勝大
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ学校
~上演時間~
第1幕 19:00~20:10
休憩 20分
第2幕 20:30~21:20
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