きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「蜜蜂と遠雷」

2019年10月06日 | 映画
天才音楽家を日本人の俳優を使って表すのは、
やはり難しかったね。
演奏部分は迫力があるけど
けっきょくそこが見せ場になりすぎて
主題がボケてしまったかんじ。

「なんのために弾くか」のピアニストの葛藤なのか
「天から才能を与えられてしまった人」の話なのか
コンクールの裏側なのか、
演奏の前にはすべてが中途半端。
だからといって、演奏映像が
ナマの演奏を越えるというわけでもなく。


天の声が聞こえてしまった人と
、そうではない人がいるんだな。
でも、聞こえてしまった人が
それを生業にできるかはまた別なお話で。
しかもこのコンクールは若手登竜門みたいで。
優勝したらスターになれるというわけでもなし。


審査員長の斉藤由貴が特に良かったよ。
かつての天才少女が、
いまは天才ではない、
その雰囲気が良く出ていた。
ただ、モルモン教だからタバコは偽物、が
頭をチラチラするわー。


ときどきウトウトしちゃったんで
ちゃんと説明されていたかもだけど、
いまの天才少女は母を亡くしてからのブランクは
どう埋めてきたんだろう。
ピアノはお金がかかるよねー。

鈴鹿央士くんの、違う次元にいる感が良かった。
天才はスッとそちらに行っちゃうんだ、と納得させられる。
「(新人)」はどこにあてた文字なんだ。
雷蔵祭以外で見たことがないよ。
東宝大プッシュってこと?


松坂君の「自分は違った」と悟る苦しさが
とても辛かったな。
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