星組A日程感想。
B日程配信を踏まえた上で。
役替わりは正統派Aと個性派変化球Bだね。
A日程は「感動した!泣いた!」で、
B日程は「ぐおぅぅっ!たまらんぜえっっ!」ってかんじかな。
どちらも美味しい、どちらも正解。
物語としては今回が正しい配役。
ぴーすけの「死」は世界全てを覆う死。
ロミオを見ればロミオの後ろにいるけど、
ロミオ以外の誰もの隣にいる。
愛ちゃんはロミオにロックオンだった。
ちゃりおの愛は優しい。
「死」と「愛」は体格が揃っているので並びが良い。
対の存在だが、混じり合うことはない。
Bだと圧倒的優位の「死」に、「愛」が抗うかんじ。
愛ちゃんの「死」は
ベリベリすぺさるに素晴らしかったけど、
やっぱり台詞がある芝居はありがたかった。
ティボはジュリエット好き過ぎ。
いつも見ている。
「本当の俺じゃない」も納得。
道を誤ってる、かんじかな。
赤い血がたぎっている。
狂気とも違う。
違う道、「本当の俺」もありえたんじゃないか。
真人間ではないけど。
マキュを殺したときは、
なんだろう、呆然とか?
瞬間は肯定してない。
「本当の俺じゃない」で
裏声が綺麗に出きってなかったのが、
逆に強がっている彼の弱い部分が
垣間見えたような気がして
キュンキュンしちゃったよ!
こんな効能が!!
極美さんは声が少し未完成な部分もあるけど、
それがマキュの若さゆえの勢いに直結している。
物語の核を担う芝居が良い。
脚が長い!
せおっちベンの「どうやって伝えよう」は、
自分たちの世界が崩壊する、
その瞬間を感じているのがわかり辛かった。
泣いた。
その位置のベンが好き。
あかちゃんベンはそこから半歩先にいて、
壊れてしまった直後ぐらい。
個人的には、せおっちのビジュアルはベンの方が好きだわ。
モンタギューの三馬鹿、
B日程配信ではサンコイチで横並び。
同世代の一体感。
A日程は個性や年齢が違うからこその深い絆、
ってかんじかな。
くらっち乳母は生で見ると迫力増し。
まだ若いのに、じゅんこさんとも対等に芝居をしている。
あんるちゃんが母に見えないのが惜しい。
音域が合っていないかなあ。
ラストの和解は泣く。
ひっとんはかなり現代的な芝居。
やっぱりWSSのマリアを思い出す。
こっちゃんのロミオは想像通りで超安定。
持ち味にあってる。
ひっとんの芝居に対し宝塚的で、
巨匠芝居も合う、いや、考えない!と少しグルグル。
2階最後列だったので
群舞の流れがクリアに見えて楽しかった。
人に勧めるなら、断然A日程。
しかし、愛ちゃんの死は美味しい。
とても美味しい。
ショー部分、今日の顔色も好きだけど、
青白い顔でセンターはとてつもなくセクシーだったよね。
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