きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エビータ」@京都劇場

2010年12月18日 | 劇団四季




17日のリハ見と、
17日の夜公演と、
18日の昼公演を見たのですが
感想はまとめてここで。

17日夜の野村さんの歌は最悪だった。
今までも高音が出ないとか、
音量が足りないってことがあったけど、
この回は喉が嗄れていました。
歌声がカスカス。
高音のでないところは裏声で誤魔化していました。
プロの舞台で、これってどうなの?
しかも劇団四季は「日本最高峰」を謳っており、
「一音下げる者は舞台を去れ」だっけ?
そんな言葉があると外に向けても言っているのに、
この状態はなに?
一音下げるどころか、出てないじゃん。
カンパニーとしてスター主義を取っている、
と公言していれば、
看板女優に主演させることに意義があるんだろうけど
公式的にはその逆なんでしょ?
(実際は、人気役者に寄りかかっているけどさ)
なら、なんでこの状態の女優を出すのか、って思います。
「代表夫人は例外です」って、小さくどこかに書いてあれば
納得する・・・・・・わけないか。
北海道劇場のこけらお落としに
北海道出身の野村さんを主演させるための
公開舞台稽古&実績作りなのはわかるけど、
それでも、ひどかったなー。
病に倒れてからの演技は良かったけど
そのために、その前の5/6ぐらいを
金を払った客が我慢しなきゃならない、って、どうなのか。

そんな思いがあったせいか、18日は
いくらか復調しているように思えました。
それでも、ひどかったけどね。

キヨミチは、17日はちょっと高音が厳しかったかも。
18日は絶好調。
前よりアクションが多く、歌い方もアレンジしまくり。
マガの歌の所では、17日はカップルのカクテルグラスに
ビンから酒を注ぐだけ、
18日はカクテル作り。シャカシャカ振ってました。
「金は出て行く・・・」では、両日とも
「エバーーー!」のシャウトはなく、こぶしを振り上げるだけ。
「エバのワルツ」のラストは、エバを強く見つめて、
首を数度振り、去っていく。
絶望、とか、はっきり見切りをつけたとか、
そんなことを感じました。
リハ見で見たとき、襟足は真っ直ぐだったのに
舞台ではクリクリだった。
いちいち巻いているのか、部分ヅラなのか。

さのぴーのペロンは軍人らしい。
軍服がよく似合っています。
歌も演技もGood!
自分なりの野心があり、エバを利用している。
ラストは、女性への愛情というよりは、
共に戦ってきた戦友への同志愛、みたいな。

今回の組合わせは、いい意味で3人が独立した存在でした。
絡み合って、利用し合って・・・が良く出ている。
誰かと同化するわけでも分身になるわけでもなく
それぞれの道を歩む中で、重なるときがある、
そんなかんじ。
依存性や同調がない方がストーリー的にはスッキリ。

マガの渋谷さん。
2流感が漂うところがけっこう好き。
本物のマガは、わりとハンサムなのを最近知ってビックリ。

高木さんは綺麗なソプラノ。
可愛い、とは違うしお嬢ちゃんではないけど
捨てられていく悲しさは良く出ていた。

アンサンブル。
というか・・・
「金は出て行く・・・」の灰色ドレスの下の下着が
ちょっと変更されていた。
前は飾り無しだったけど、
今回は胸元に青い飾りがあった。
他の、どれだっけか、黄色いスリップも
セパレーツになっていた。
(みちゅうが灰色ドレスだったので、覚えているのだ)

エバの「走馬燈」のところ、
チェの歌は殆どキヨミチなのに、
「空を行く」だけさのぴーだった。
なぜ?

チェの出、1幕は下手通路を通って。
(最前列を横切るのではなく)
2幕は舞台下手袖から。


【主な配役】
エビータ:野村玲子
チェ:芝清道
ペロン:佐野正幸
マガルディ:渋谷智也
ミストレス:高木美果


リハ見。
場面は冒頭のレクイエム~サーカス、と
「ブエノスアイレス」の労働者ダンス。
名古屋で見たときもこの2場面だった。
たまたま?
それとも、特にリハーサルが大事な場面なのかな。
レクイエムは歌についての注意、
ダンスは、男性ダンサーへの注意。
腕が下がりすぎるとか。
女性は「力強さが良く出ている」と言われていました。
キヨミチは紫の半袖Tシャツに黒のスウェット。
たぶん、稽古動画と同じスウェット。
上着は腰に巻いていました。
髪はモジャじゃない!!!
京都のラジオに出たときとほぼ同じ。
「サーカス」も少し歌ってくれました。

質疑応答。
司会は山本さん。
回答者は、上手から、
菊池さん、高木さん、荒木さん、団さん、キヨミチ。
キヨミチはスウェットの上着を着ている。
山本さんは、いちおう5人均等に振ろうとするけど
ついついキヨミチに頼っちゃうかんじ。
質問は、、、
(覚えていところだけですが・・・)
ハマっていること。
 キヨミチは歩くこと。
 高木さんは美容。
力を入れている部分。
 キヨミチは全部、、、だけど、
 強いて言うなら「空を行く」
 菊池さんは「軍人らしさを出す」だったような・・・
まとまった休みがあったらしたいこと
 菊池さん、荒木さん、団さんは、他の舞台を見に行く。
 高木さんはエステ、だったかな?
 キヨミチは旅行。バリが好きみたい。
 以前も、突然まとまった休みが取れたので
 家族でバリに行った。
初めて見たミュージカル
 サウンド・オブ・ミュージック、と答えた人多し。
 菊池さんは「ウィズ」(?)。
 「ミュージカルじゃないけど『エクウス』」と言ったら
 「『エクウス』はミュージカルじゃないでしょう。
  こういうの」と、後ろに手を組み首を動かす、馬の動きをする。
 キヨミチは「大阪万博の帰りに、親に連れられて
 宝塚のような羽を付けたレビューを見た」
などなど。
菊地さんは見た目のイメージ通りの喋り。
高木さんはこういう場が苦手そう。苦手そうなのが可愛い。
荒木さんは頑張ってハキハキ応えていました。
団さんは背が高い!場慣れしています。
キヨミチも慣れていて、山本さんをフォローしてました。
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