きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「眠れる森の美女」新国立劇場バレエ

2005年05月01日 | バレエ・ダンス
 新国立で「眠り」を見るのはこけら落とし以来です。森下&清水、吉田&熊川、の2ペアで見まして、その時は、主役陣はともかく、日本人にはキーロフ版の衣装が似合わないな~、と思ったものでした。カツラにすごい違和感があったのです。今回は、踊り慣れてきたこともあるのでしょう、衣装、舞台美術共に、すごく「自然」で、ゴージャス感がありました。「眠り」は、やっぱり、ダンサーの技術も必要ですが、見た目の華やかさも重要ですもんね。その点は、とても素晴らしかたっと思います。気になったのは2幕の噴水の皿が斜めになっていたことぐらい。
 ザハロワのオーロラは、29日にミスがあったと聞いていたせいか、1幕はとても気合いが入っていて、少々柔らかさに欠けているように思いました。ローズアダージオも、ちょっと強張っている印象を受けました。ミスはなかったのですが。2幕もそれをちょっと引きずっていて、3幕のパ・ド・ドゥのバリエーションのところで、初めて「カワイイ」と思いました。オーロラとしての華やかさは・・・・・・。もともとニーナを求めていたので・・・。ただ、ウヴァーロフとは身長等が合っているように思いました。ルジよりは合っているんじゃないかなあ。
 ウヴァーロフは、王子様が似合いますね。2幕(狩猟の場面)のマントはいらないね。3幕の白い衣装が似合いまくり。日本の劇場としては広めなのに、それでも狭く思える存在感&踊り&ジャンプ。ヌレエフ版だともっと嬉しいんだけどなあ。それにしても、キーロフ版を、日本で、ボリショイの人が踊っているなんて、ちょっと不思議だわ。
 リラの精の前田さんは、ゆっくりめの音楽をたっぷり使った威厳のある踊りで、とても良かったです。フロリナは宮内真理子さん。登場時に拍手がおこりました。かわいらしい、お姫様らしい踊りでした。トレウバエフの青い鳥。これならいいんだよな~、と。ジャンプ主体ならね。
 私たちの座席の近くにファジェーチェフがいました。ニーナを連れてきて・・・。ってのは無理なんだろうけどさ。丸みを帯びた体でもカワイイなあ。
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