予告で見たら、美しい幻想的な話、と思っていました。
ファンタジーに分類される作品だと思っていました。
実際見たら。
ファンタジーの要素もある、ぐらいでした。
はっきり言います。
子供に見せちゃ
いけません
グロい場面があるからとかじゃなく。
R-12だからとかじゃなく。
夢も希望もないラストを
子供に見せちゃいけないと思うんです。
お話は1944年。
スペイン内戦が終了、とナレーションには一応出るけど
軍とゲリラの戦いはまだまだ続く頃。
オフェリアは母の再婚相手の大尉の任地、
山岳地帯の駐屯地にやって来る。
旅の途中で妖精を見かける。
ある晩、その妖精が訪れ
駐屯地近くにある迷宮に誘う。
そこで出会った「パン」(樹木っぽいクリーチャー)が
オフェリアは地下の国の王女の魂を宿している、
月が満ちる前に3つの試練に耐えれば
魂は王国に戻るだろう、と告げる。
オフェリアは試練に立ち向かう。
予告で見たときは、この部分が軸だと思ってたのよ。
でも、実際は、戦いの話が多く。
R-12はファンタジー場面にあるのではなく、
戦闘部分にあると思いました。
とにかく見てて、痛い!
いろんなところで血が流れ、人が死にます。
いとも簡単に。
それがあるから、ファンタジー部分の美しさが引き立つんでしょうが。
新しい父親は、
自分の父(将軍)の存在の重さを誇りに思うと同時に
プレッシャーになっているんだろうなあ、と思う。
父の名を汚さず、それを息子に伝えたい、
そんな強迫観念が、かれの根本にあるから
あんな男になっちゃったんでしょうね。
妻の腹の中にいる胎児が「男児」だと思うのは、
最初は、ファンタジーならではの理由があるのかと思ったけど
それは自分で信じ込んでいるだけだった、と。
なにかっちゃ人を殺すけれど、
髭を剃るときの様式から見ると、
心の中には美意識が潜んでいるんだろうと推測できることから、
もし、父の名をプレッシャーに思うような人生でなければ
ファンタジーの世界を理解できるような人になったのかもしれない。
あくまでも「もし」の仮定だけど。
ファンタジー部分は
2つめの試練が良かったな。
このファンタジー部分と現実部分を
どのように融合させるかと思ったら。
夢オチ8割、ってとこでしょうか。
様々な状況を辛いと思う少女が見た夢、または空想、
というより、ただの現実逃避、
と、受け取れてしまいかねないのです。
それは、あまりにも悲しすぎる。
ファンタジー場面は夢ではなく、
現実だったと思いたい。
少女は王女になったと信じたい。
ちょっと心にわだかまりが残る作品でした。
後味が悪い、とは違うんだけどね。
ファンタジーに分類される作品だと思っていました。
実際見たら。
ファンタジーの要素もある、ぐらいでした。
はっきり言います。
子供に見せちゃ
いけません
グロい場面があるからとかじゃなく。
R-12だからとかじゃなく。
夢も希望もないラストを
子供に見せちゃいけないと思うんです。
お話は1944年。
スペイン内戦が終了、とナレーションには一応出るけど
軍とゲリラの戦いはまだまだ続く頃。
オフェリアは母の再婚相手の大尉の任地、
山岳地帯の駐屯地にやって来る。
旅の途中で妖精を見かける。
ある晩、その妖精が訪れ
駐屯地近くにある迷宮に誘う。
そこで出会った「パン」(樹木っぽいクリーチャー)が
オフェリアは地下の国の王女の魂を宿している、
月が満ちる前に3つの試練に耐えれば
魂は王国に戻るだろう、と告げる。
オフェリアは試練に立ち向かう。
予告で見たときは、この部分が軸だと思ってたのよ。
でも、実際は、戦いの話が多く。
R-12はファンタジー場面にあるのではなく、
戦闘部分にあると思いました。
とにかく見てて、痛い!
いろんなところで血が流れ、人が死にます。
いとも簡単に。
それがあるから、ファンタジー部分の美しさが引き立つんでしょうが。
新しい父親は、
自分の父(将軍)の存在の重さを誇りに思うと同時に
プレッシャーになっているんだろうなあ、と思う。
父の名を汚さず、それを息子に伝えたい、
そんな強迫観念が、かれの根本にあるから
あんな男になっちゃったんでしょうね。
妻の腹の中にいる胎児が「男児」だと思うのは、
最初は、ファンタジーならではの理由があるのかと思ったけど
それは自分で信じ込んでいるだけだった、と。
なにかっちゃ人を殺すけれど、
髭を剃るときの様式から見ると、
心の中には美意識が潜んでいるんだろうと推測できることから、
もし、父の名をプレッシャーに思うような人生でなければ
ファンタジーの世界を理解できるような人になったのかもしれない。
あくまでも「もし」の仮定だけど。
ファンタジー部分は
2つめの試練が良かったな。
このファンタジー部分と現実部分を
どのように融合させるかと思ったら。
夢オチ8割、ってとこでしょうか。
様々な状況を辛いと思う少女が見た夢、または空想、
というより、ただの現実逃避、
と、受け取れてしまいかねないのです。
それは、あまりにも悲しすぎる。
ファンタジー場面は夢ではなく、
現実だったと思いたい。
少女は王女になったと信じたい。
ちょっと心にわだかまりが残る作品でした。
後味が悪い、とは違うんだけどね。
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