テニミュでロビペ、
そのとおりだった。
平等な世界、正義で理想な世界を夢見て、
実際に作れる立場になると、なぜ道を誤るのか。
「もとの濁りの田沼恋しき」とは良く言ったものだ。
ヨハンとクリスチャン7世の奇妙な関係、
それよりもヨハンとブラントの関係の方に話を割いてるかな。
そのぶん王妃との関係の話が薄い気がするのは、
対マッツ映画比のためかな。
娘を出すのも難しいか。
北欧の冷たい空気感はあるように思う。
あーさは理想主義で傲慢で、
孤独を埋めるのに長けた医師が良くお似合い。
脚本的には薄くても、
彼に魅了される人が多いのが納得。
あがちんはまたもやお飾りの孤独な王だけど
奇矯な部分をしっかり表現。
すわっちも譚嗣同のような思想的同志で、出番が多かった。
彼も処刑されちゃうのよね。
ヒロインは音彩唯ちゃんで、
芝居はまだ若いけど、
それが異国から来た王妃の雰囲気に良く合っていた。
役としては前王妃愛すみれちゃんの方が
作品内での比重が重いかな。
指田先生はそろそろ大劇場デビューかな。
小劇場作品は手堅くて繊細で品が良いけど、
大人数の出演者を捌けるかな。
マッツもストルーエンセを演じているのよね。