3/15広島セトリ

遠征中の友人からセトリが来ました。

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途中の２曲を除いては、べチコと。

「海賊」上野＆柄本／東京バレエ団

ヒゲ祭りウハウハ。
やんちゃな海賊と姫君と関係は
弾くんと水香ちゃんに良く合う。

ギュルナーラの川島さんは、
踊りの勢いから予想するより2つぐらい多く回っている。

金指くんのランケデムがすごくいい。
池本くんのランケデムは踊りはいいけど体格がもう少しあれば。

木村パシャがけっこう踊っている。
オダリスクは売り物だったのね。
パシャはお断りしてた。
若い二人は技術は安定しているけど、
舞台での見せ方はやっぱり二瓶さんが飛び抜けている。

２幕は、トロワから海賊たちの踊り。
メドーラの願いを聞き入れて攫ってきた女達を解放する首領。
手下は逆らうが力では首領に敵わない。
力の差が納得な弾くんでした。

ランケデムが眠り薬を振りかけた花を、
お子様経由でメドーラに渡し、コンラッドが眠り、
メドーラがビルバントを傷つけ、アリが駆けつける。
アリ、役としては見せ場はない。
トロワの水香ちゃんは絶好調にキレキレな踊り。
細かい足捌きも決まる

宮川くんも鮮やかな踊り。
役立たずなアリだけど、この踊りだけでもいいわな。
弾くんも男臭くていいわよーん。

金指くんがここでも素晴らしい。
話を動かしているのは彼。

キーロフ版では眠くなる花園は、
この版では「バレエを観たぞ！」って盛り上がる場面になっている。
統制が取れつつ華やかな群舞でした。

ビルバントが撃たれるのはこの版だったのか。
話はわかりやすいけど、勢いが削がれるなあ。
最後はみんなで新しい旅へ！で、いいのになー。

アリはコンラッドに銃を渡す係。それだけ。
有名なトロワがなければ、ストーリー的には外れたかも

初演だけど、ダンサーは踊り慣れている安定感があった。
客席は拍手を入れるタイミングが掴めず。

この版だとテーマ曲が聞けないのよね。
キーロフ版だとメドーラがジャンプしながら登場する時のあの曲と
海賊達のテーマ曲が。。
それなりに楽しいけど、少し物足りない。

水香ちゃんは最後までキレキレでした。


帰宅してキーロフ版のDVDを見る。
30年前かあ。
もうこの版が「海賊」のスタンダードじゃなくても
仕方がないのかあ。
最近観る「海賊」はホームズ版ばかりだけど、
現代的ということなんだろうな。


◆主な配役◆
メドーラ：上野水香
コンラッド：柄本　弾
アリ：宮川新大
ギュルナーラ：川島麻実子
ランケデム：池本祥真
ビルバント：金指承太郎
アメイ（ビルバントの恋人）：奈良春夏
パシャ:木村和夫
パシャの従者：ブラウリオ・アルバレス

第1幕　賑やかな市場
海賊たち：岡崎隼也、森川茉央、永田雄大、樋口祐輝、海田一成、岡﨑　司、鳥海　創、昂師吏功
海賊の女性たち：岸本夏未、金子仁美、加藤くるみ、上田実歩、安西くるみ、榊優美枝、最上奈々、鈴木理央
オダリスク：涌田美紀、二瓶加奈子、吉江絵璃奈

第2幕　海賊が潜む洞窟
海賊たち、海賊の女性たち：森川茉央 - 榊優美枝、中嶋智哉 -　菊池彩美、岡﨑　司　- 加藤くるみ、オスカー・ラーニャ -　岸本夏未

第3幕　パシャの宮殿
薔薇：三雲友里加、加藤くるみ、中川美雪、秋山　瑛、涌田美紀、安西くるみ
花のソリスト：政本絵美、上田実歩、髙浦由美子、榊優美枝、菊池彩美、酒井伽純

指揮：ケン・シェ
演奏：東京ニューシティ管弦楽団
協力：東京バレエ学校

振付：アンナ＝マリー・ホームズ（マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく）
音楽：アドルフ・アダン、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ、ペーター・フォン・オルデンブルク
編曲：ケヴィン・ガリエ
装置・衣裳：ルイザ・スピナテッリ
装置・衣裳協力：ミラノ・スカラ座

◆上演時間◆
第1幕　　19：00 ― 19：45
休憩 　　　 　　 20分
第2幕　　20：05 ― 20：35
休憩　　　　　　20分
第3幕　　20：55 ― 21：25