きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」@三菱一号館美術館

2015年07月26日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)







すごく面白かった!

暁斉は立体を平面に閉じ込める、
暁英は平面の中で立体化しようとするかんじかな。
それぞれの空間の捉え方の違い、
と思うのは先入観だろうな。

暁斉の絵は真面目な(というのかな)狩野派の動物画や
肉筆の絵日記なども展示。
なんでもない線がとても美しい。
色彩感覚も素晴らしい。
こういう絵を見る機会は少ないので貴重。
お猿さんの(絵の)毛がモフモフだった!

ではあるけれど、
妖怪系の間の空気はテンションが高かったなあ、やっぱり。

コンドルさんは東京駅、鹿鳴館、三菱一号館などの設計図等。
暁英名義の絵はあまり無かった。
師匠が描いた鯉を写した?絵があり、
上記のようなことを思った次第です。
後期展示だと暁英名義の絵が増えるかな?
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「インサイド・ヘッド」(吹替版)

2015年07月26日 | 映画
感情が発生し発露する過程がクリアな絵になっていた。
悲しみを排除して、いや無いことにして、
人は生きていくことはできないし、
単純な感情だけでいられるのは小さい頃だけで
大人になると複雑に組み合わされる。

でも忘れられないこともある。

ピクサー製作のアニメだけど、
たぶん10歳以下の子供には理解できないと思う。
子供に見せときゃいい、って感覚で親子連れで来ると
お子さんは飽きちゃうと思います。たぶん。
大人が見るといろいろ納得。

ヨロコビの前向きさがうざいけど、
それで正解なんだろうな。


しかし、上映前のドリカムPVは
勘弁して欲しかったわ。
企画者は勘違いしているよね。
ショートムービーもわけわからんかった。
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「恋におちたシェイクスピア」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2015年07月26日 | 映画
ロミジュリ制作秘話をシェイクスピア自身の恋に翻案し、
さらにもう一つの芝居に続く構成の上手さに唸る。

彼の恋がどこに落ち着くのか、
芝居は上演されるのか、
わかっていてもドキドキだった。

グウィネスはヒロインもロミオもジュリエットも演じる芸達者ぶりを発揮。
当時の風俗、衣装、街並み等もすごく良かった。
(某氏のカツラとヒゲは現代的すぎるけど)

ラスト、新大陸の海岸を力強く一人で歩くヒロインの姿が良かったわ。
あれは運命を受け入れつつ新大陸で
自分の力で人生を切り拓いていく姿の象徴だと思ったんだけど、
実際に難破して一人助かるって取り方もあるのか。
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