2021/09/12
防衛省は12日、鹿児島県・奄美大島の東側の接続水域で、10日午前に潜水艦が潜ったまま北西に向けて航行したのを確認したと発表した。潜水艦が接続水域に入る前、近くを中国のミサイル駆逐艦1隻が航行していたことなどから、潜水艦は中国のものと推定している。12日午前には、同県・横当島の西南西で接続水域の外側を航行し、東シナ海を西に向かった。領海侵入はなかった。
領海の外側にある接続水域を潜ったまま航行することに国際法上の問題はないが、防衛省は、領海近くを通過するのは挑発的な動きだと判断し、国名を挙げてけん制したとみられる。東シナ海での活発な活動を警戒するとともに、行動を詳しく分析している。
防衛省によると、外国の潜水艦が日本の接続水域を潜ったまま航行したケースの公表は2020年6月、中国のものと推定される潜水艦が今回と同じ海域を通過したケース以来、9回目。
(産経新聞)
写真:防衛省外観(納冨康撮影)
(引用終了)
第一列島線を越え太平洋を支配しようとしている支那にとって、日本列島は目の上のたんこぶのようなもので、なぜならば、人民解放軍の艦艇が南西諸島のどこを通過しても日本側に探知されてしまうからで、だから隠密行行動など出来ないし、常にバレていると言って良いのである。自衛隊の探知能力がどれほどなのか防衛秘密であろうから不明だし、また探知したものの、公表するかどうかの判断も探知能力が分かってしまうので、何でも公表すれば良いと言うものではないだろう。
自衛隊の探知能力の件で思い出したが、昭和58年(1983年)9月1日、大韓航空機がカムチャツカ半島及びサハリンのソ連(当時)領空を侵犯したために、ソ連軍戦闘機のミサイルで撃墜され乗員・乗客全員が死亡する大事件があった。ソ連は撃墜の事実を認めなかったことで、航空自衛隊が探知していたソ連軍戦闘機のパイロットと管制官との肉声での交信記録「目標を捉えた。ロックオンした。発射した。目標を撃墜した」などが国連の場で流されたことから、ソ連は逃げ切れないとして撃墜の事実を認めたのである。
航空自衛隊とすればパイロットの肉声まで捉えていたことが公となれば、探知能力が分かってしまうことから、公にすることに反対もあったようだが、ソ連に撃墜の事実を認めさせるためにはやむを得ないとなった訳で、当然ながら国際社会は、自衛隊の探知能力に驚くと同時に称賛したのは言うまでもなく、バレていないと思っていたが、実はバレていたのであり、自衛隊の探知能力はさらに進化しているであろうから、日本に敵対する周辺国はあまりナメたマネをしない方が良いであろう。
産経新聞によれば、防衛省は12日、鹿児島県・奄美大島の東側の接続水域で、10日午前に潜水艦が潜ったまま北西に向けて航行したのを確認したと発表し、近くに中国(支那)のミサイル駆逐艦1隻が航行していたことなどから、潜水艦は支那のものと推定しているようで、領海の外側にある接続水域を潜ったまま航行することに国際法上の問題はないが、防衛省は、領海近くを通過するのは挑発的な動きだと判断し、国名を挙げてけん制したとみられると報道されている。
支那は潜航していれば日本側にバレないと思っていたかも知れないし、それともミサイル駆逐艦に目を奪われて、潜水艦がいることに気がつく訳はないと思っていた可能性があるが、どちらにせよ、世界最高と言われている自衛隊の潜水艦に対する探知能力を甘く見ている証左であり、もし見つけても自衛隊として発表しないこともあるだろうが、見つかったのはこれで何回目かと言いたくなる。
接続水域を潜航した潜水艦を通過させて日本を牽制しようとしたが、自衛隊には丸見えで、潜水艦の音紋まで提供してくれたり、既にバレているとして反対に日本が支那を牽制した形になった訳で、おそらく何級の潜水艦で、艦名まで判明しているであろうが、敢えて発表しなかったのは武士の情けであり、自衛隊とすれば「必ず見つけるからいい加減にしろ」と言いたいのではあるまいか。
(2021/09/14)
大韓航空機撃墜事件は拙者も覚えておりますが、航空
自衛隊による捕捉情報が事件解明に大きく貢献していた
とは 恥ずかしながら初耳でした。
自衛隊の高レベルな情報処理技術の片鱗を見た想いが
する所です。中国大陸の海空を問わない不穏当な行動は
しばしば報道にも上がりますが、やはり自衛隊はほぼ
その全貌を把握しているという事でしょう。必要なら
国際連合に突き出す事も可能な訳で、沖縄・尖閣の
問題にしても、余り我国と我らが自衛隊を舐めた様な
出方をしない方が今後の為でしょう。その事に留意
した上で、我国政府も尖閣を含む東シナ海の情勢には
、もっと強い姿勢で臨むべきでしょう。
自衛隊による24時間体制の監視活動のお陰で、国民は安心して暮らせることを認識し、自衛隊に常に感謝と敬意示すことを忘れないようにしたいものですね。日本共産党のように自衛隊に普段は罵声を浴びせていながら、災害派遣には反対していないとか言っても共産党が国民の敵であることは間違いありません。
世界で支那ほど国際ルールを守らない国はありませんし、だから日本は苦労している訳で、潜水艦による領海侵犯もありましたし、その度に海自に見つかっていますので、今度はバレないと思ってやってきたもののまたバレたとなり、まことにお粗末です。日本はもっと防衛力を増強しなければならず、政治家がアホばかりで困ったものです。