私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

民主党のおかげで辺野古案が消え普天間固定化かも

2010年01月25日 23時38分59秒 | 民主党関連

普天間移設「あらゆる可能性」=鳩山首相

 鳩山由紀夫首相は25日夜、沖縄県名護市長選で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)受け入れ反対派の候補が当選したことを受けた移設先の検討作業について「ゼロベースなので、あらゆる可能性がまだ含まれている」と述べ、名護市辺野古に移設する現行計画も除外しない考えを明言した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
(2010/01/25-18:49)

(時事通信)

(引用終了)



 民主党は沖縄県名護市長選で、普天間飛行場移設受け入れに反対している稲嶺進氏を推薦していたが、それは民主党として普天間を名護市辺野古のキャンプ・シャワブ沿岸部に移設する現行計画には反対であるからであろう。  

 その名護市長選は、24日に投票が行われたが、民主党推薦の稲嶺氏が当選したことから、民主党とすれば喜ぶべきところだが、米側は辺野古へ移設には同意しているものの、県外移設はあり得ないとしていることから、これで辺野古案が消える可能性があるとして他の移設候補地に決める必要に迫られた訳であり、そうなると、喜ぶどころか、反対に困惑しているのではあるまいか。  

 鳩山総理は普天間の移設先を5月までに決めるとしているが、米側が同意しないであろう県外移設にしても、受け入れ先がある訳ではなく、そもそも外交や安全保障は国の所轄事項であって、鳩山内閣のように、一自治体のレベルの選挙結果を尊重して決めたり、変更しようとすること自体が誤りであると言えよう。  

 日米政府間で既に合意していた辺野古へ移設を白紙にしたことが、混乱の始まりであって、鳩山内閣の責任は極めて大きいと言えるだろうし、また、もし外国人地方参政権付与法案が通っていれば安全保障に重大な影響を与える可能性があることを示唆した訳である。   

 報道によれば鳩山総理は「ゼロベースなので、あらゆる可能性がまだ含まれている」と述べ、普天間を辺野古へ移設する現行計画も除外しない考えを明言したそうだが、稲嶺氏が当選したことは前述したように辺野古案が消える可能性がある訳で、そうなれば普天間は移設せず固定化されるかも知れない。だが、普天間が固定化されることで、地元の宜野湾市には基地交付金が入り、また普天間があるおかげで商売にもつながるし、抑止力は維持されるし、サヨクにしても基地反対運動が続けられるとして喜んでいることであろう。  

 オバマ米政権は「(普天間の移設問題が)決着するまでは首脳会談に応じない」と通告してきたそうであり、ここまで日米関係を悪化させたのは鳩山内閣が外交や安全保障に関して無知であった証左であって、辺野古に代わる県外、国外の移設先を決めていなかったにも関わらず、政権交代を果たせば、それがすぐにでも決まるかのように沖縄県民の期待感を持たせた結果が先の衆院選であった訳で、鳩山内閣が外交や安全保障に関して無知であるとの認識を持っていたならばまだしも、それがないから始末が悪いのである。
(2010/01/25)