私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

「公設派遣村」とは何であったのか

2010年01月05日 22時42分18秒 | 社会問題

“ごね得”許した「派遣村の品格」 費用は6千万円大幅超の見込み

2010.1.4 22:45

 「不平を言えば融通が利く。みんな“ごね得”だと気付いている」。4日閉所した東京都の「公設派遣村」を出た男性(34)は“村”での生活をこう皮肉った。派遣村では開所以来、行政側と入所者の衝突が絶え間なく続いた。職員の口のきき方への不満に始まり、昼食代の現金支給を求める入所者…。当初、目的だったはずの就職相談は不調に終わり、職員は最後まで入所者への対応に右往左往した。

  就労相談わずか1割

 都は3日夜、この日退所した833人のうち住居を見つけられなかった685人のため、4日以降の新たな宿泊先に400人分のカプセルホテルを用意。残りの入所者には、都の臨時宿泊施設を割り振ることを決めた。

 だが、いざこざはここでも起きた。入所者の1人は冷笑を浮かべて言う。

 「その夜も『なぜ全員がホテルに入れないのか』と騒いだら泊まれることになった」

 入所者の抗議と厚労省などの後押しで、都は決定を覆す。抗議の数時間後にはカプセルホテルを追加で借り上げた。「騒ぎが大きくなったので…」と職員は言葉少なに語るのみだ。

 この1週間で本来の目的の就労・住宅相談に訪れた入所者はわずか1割。「正月休みに相談しても仕方ない。派遣村では一時金がもらえるとのうわさもあった。それ目当てで入った人も多い」との声も漏れた。  

 想定超す利用者

 一方で、自力で社会復帰への第一歩を踏み出した入所者も。退所を選んだ男性(67)は「入所中に友人の会社に就職が決まり、社宅に住めることになった。年末年始に泊めてもらって感謝している。食事もおいしかった」と語った。

 だが、この男性のように新たな職や住居が決まったのは少数だ。利用者数は当初の想定を超え、約6000万円と考えられていた費用も大幅に膨らむ見込み。費用はすべて国の負担で、都の幹部は「結局、政治のため」とぼやいた。
 (産経新聞)

(引用終了)



 私の知り合いには農業を営む方も多く、若い方は少なくて、ほとんどが70~80歳代の方なのだが、皆さん元気に働いており、正月は元旦だけ休んだそうだが、2日からは畑に出ているとのことで、家にいてもテレビはつまらない番組ばかりとなれば、畑に出て体を動かしていた方が良いし、健康的だと言う訳である。  

 そのような農業を営む方から、年齢を聞かれたことがあり、60代前半だと答えると「まだ20年は頑張れる」と言われたことがあるが、私より20歳も年齢が上の方が頑張っているのに、63歳の私がへこたれるようでは恥ずかしい事なので、人から頼まれた事や、困っているような事があれば、出来る範囲で手助けをするようにしている。  

 収入になるとかならないと言った事ではなく、働くこと、すなわち人や社会のために貢献することは自分自身のためにもなると思っており、世間には働かなくとも、それなりの収入がある方もおられるだろうし、また働かず、遊んでいても収入を得られる方法はないかと考えている方もいるようだが、そのような惨めな生き方をして満足なのであろうか。  

 報道によれば、また東京都が開設した「公設派遣村」に多くの方が入所したそうだが、住居がないか、あっても仕事がなくなり家賃滞納などの理由で出された方であれば、派遣村の開設を行政側に感謝し、間違っても不満を述べることなどあってはならない筈だが、実態はそうではなかったようで、職員の口のきき方への不満に始まり、昼食代の現金支給を求める入所者もあり、また、開設した本来の目的は就労・住宅相談であったにも関わらず、相談に訪れた入所者はわずか1割だったそうである。  

 そうなると残りの9割の入所者は、就労する気もなく、住居を探そうと言う気もないことになり、結局のところ、行政にすがって派遣村に入所して集団で威圧すれば、働かなくとも良い暮らしできる生活保護申請が簡単に出来ると思っていたのであろう。実際、日本国民救援会中央本部という共産党下部組織が派遣村の入所者に生活保護申請を斡旋していたとのこと。  

 要するに最初から働く気がない入所者に行政側が食事とホテルを提供しただけであり、まさに税金の無駄遣いと言っても過言ではなく、世間には派遣村などに入所せず、自分で仕事を探し、低賃金でも頑張っている方もいるであろうし、企業とすれば、探せば仕事などいくらでもあるのに、それをせずして年末年始を派遣村で過ごした者を積極的に採用するとは思えない。  

 この派遣村に入所した者の多くは、年末年始以外はどこで何をしているのであろうか。おそらくほとんどがホームレスであろうし、派遣村に入所すれば食事の心配はないし、一時金が貰えるとの噂があれば、それを目当てに入所したとしても不思議ではなく、そのように考えると「公設派遣村」とは何であったのかと問いたくなる。
(2010/01/05)