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私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

8月15日の靖国神社は過去最高の人出

2005年08月16日 22時40分33秒 | 靖国神社問題
~逆効果になってしまった支那、韓国の日本叩き~

 終戦記念日の8月15日に靖国神社に参拝した。昨年、一昨年と続けて雨に降られたが、今年は晴天であったので、炎天下の参拝となる訳だが、神門から拝殿まで1時間も掛かる状態で大混雑しているにもかかわらず、警備の方をなじる者もおらず、2,3歩進んではまた長く立ち止まったままであっても、多くの方は無言で、吹き出る汗を拭きつつ、静かに順番を待っていた。

 その参拝者の列の中に入り、周りを見渡すと、特に戦争体験者と思われる方が多い訳ではなく、幼い子供を連れた若い夫婦や、20代と思われる女性、また誘いあって来たのであろうか男子高校生数人のグループの姿もあり、プロ市民や労働団体のように動員された訳でなく、まったくの自発的にこれだけの方が英霊に感謝と敬意の誠を捧げるために参拝に来ていることは驚きのなにものでもない。

 今年は終戦60年という節目の年だから参拝者が特に多かった訳ではないと思う。やはり支那や韓国が小泉総理の参拝中止を求めて騒ぎを起こせば起こすほど、それに反比例して日本人の中に「支那や韓国からの圧力には屈しない」との意識が高まり、参拝者が増加したのであろう。

 産経新聞には靖国神社調べとして参拝者は20万5000人と書いているが、私が靖国に3時間半位いた感じではとてもそんな数ではなく、途切れることがなく、境内に入って来る人波を見ていると、もっと多かったのではないだろうか。

 正午の時報に合わせて1分間の黙祷が行われたが、拝殿の手間約20メートルのところで、丁度その時刻となり、少しざわついていたあたりに静寂が流れ、聞こえるのはセミの鳴き声だけとなり、不思議に道路を走る車の音も聞こえて来ない。戦没者の御霊をお慰めし、敬意と感謝を捧げるために、参拝者の心が一つになった瞬間であった。

 小泉総理は8月15日に電撃的に参拝するのではないかとの観測も流れていたが、靖国神社近くの日本武道館で開催された政府主催の全国戦没者追悼式には行かれ、哀悼の意を表したものの、参拝はしなかったようである。「どのような批判があろうと8月15日に必ず参拝する」と表明し、公約としてきた総理は、国民との約束を今年も果たさなかった訳であり、それを批判する声も多いのは当然かも知れない。

 「一年に一回」靖国参拝をすることを表明している小泉総理が8月15日に参拝しなかったからと言っても、今年はまだ参拝してしないことから「ならばいつ参拝するか」と国民は注視している訳であり、総理の腹の中は分からないが支那や韓国に圧力に屈してもう参拝はしないということはないと思う。

 支那は「靖国参拝を中止すれば日本との様々な問題は一気に解決する」と嘘をつき、支那に媚びる政治家の中にも、同様な意見や7割までは解決すると支那の代弁者となっている者がいるが、小泉総理「靖国で譲れば日中関係が円滑にいくなんて考えるのは間違いだ。靖国の後は教科書、尖閣諸島、石油ガス田…と次々に押し込んでくる」と今春、漏らしていたと報道されているが、そうであるならば8月15日に参拝した方が良かったのではないかと思う。

 支那のために参拝しなかったのではないとなると、では理由は何であろうか。勝手な推測をすることは出来ないが、総理は参拝を避けた理由を公表する訳がないし、質問してもおそらく答えないであろう。

 ともかく靖国神社が過去最高の人出となったことは間違いなく、支那や韓国の日本叩きは全く効果なく、反対に多くの日本国民が靖国に関心を持つようになったことは大変良いことである。支那や韓国が、日本人の持つ独特の宗教文化や心の問題まで干渉してくることに声を出して反発しなくても、静かに参拝することによって日本人の意志を示していることに他ならない。

 現在「まんが嫌韓流」と「まんが中国入門。やっかいな隣人の研究」がベストセラーとなり大変売れているそうである。靖国神社の帰り、ある大きな書店に入ると、その2冊が店内の目立つ所に山積みになっていた。日本は極東三馬鹿国家に何時までも叩かれ、操られる国であってはならない。
(2005/08/16)     

この記事は「私の主張」第243号
  8月15日の靖国神社は過去最高の人出
~逆効果になってしまった支那、韓国の日本叩き~
としてHPに掲載されていたものです。


分祀不可で新追悼施設反対ならばどうするのか

2005年06月27日 20時06分24秒 | 靖国神社問題
   27日に天皇皇后両陛下は中部太平洋戦没者を慰霊し、平和を祈念するために政府専用機で北マリアナ諸島のサイパン島に向かわれ、28日には多くの日本人が投降を拒否して身を投げた断崖「バンザイクリフ」などを訪問され、犠牲者を追悼する予定とのことである。

 サイパン島を訪問することが出来ても、皇居のそばにある靖国神社に国家元首であらせられる天皇陛下がご親拝さえ出来ないとは、わが国はいつから国家のために殉じた英霊達の御霊を陛下が代表してお慰めすることにさえ、かの国の顔色を伺い気兼ねをする国になってしまったのか、まったく情けない。

 戦没者の慰霊の場所や方法は純粋な国内問題にも関わらず、それに干渉して変更や中止を迫ってくるかの国とは支那と韓国のことだが、特に支那の要人は日本政府首脳や国会議員などと会談する際には必ずと言って良いほど、小泉総理の靖国参拝中止を要求する話を持ち出し、A級戦犯とされた方の分祀や新戦没者追悼施設の建設があたかも最善策であるかのような事を言って、「この問題が解決すれば他の問題も一気に解決する」との明らかな嘘をつき、その嘘に元総理経験者や衆議院議長までも騙されている。

 A級戦犯とされた方の分祀の件は、靖国神社が一旦合祀されたものは出来ないことを表明しており、仮に遺族が望んでも同じであると回答している。出来ないものは出来ないのであり、それでも「A級戦犯だけ分祀すれば支那はおとなしくなるのではないか」と考えている政治家がいるようだが、靖国神社が「分祀は出来ない」と言っているのに政治的な圧力でさせようとしているとすれば、政治が宗教に介入することになり憲法違反と言えるであろう。

 また無宗教の新しい戦没者追悼施設を建設する案が検討されているが、福田官房長官(当時)の私的諮問機関で「建設すべし」との結論が出たが、靖国神社が形骸化する恐れあるとして、立ち消えになっている。それが先の日韓首脳会談で建設するかどうか検討することになってやや後退したが、検討した結果、「はやり建設は必要ない」との結論になることを願っている。

 内閣総理大臣の靖国参拝は中曽根康弘元総理が公式参拝をした後、支那からの抗議で、それ以後は取りやめており、小泉総理が就任して参拝を再開するまでの間の歴代総理は参拝してしていないと言う異常な状態が続いていた。

 その中曽根元総理が、26日のフジテレビの番組で、無宗教の戦没者追悼施設建設について「前から反対だ。国のために死んでくれた人をおまつりしている靖国神社が寂れることは絶対に避けねばならない」と述べ、反対する考えを強調したと報道されている。正論であることは間違いないが、支那の「古い友人」に義理立てして、支那から抗議を受けたからと言って、公式参拝を中止したのが、そもそも支那からの恫喝を引き込む原因となったことに少しは責任を感じ、支那に「靖国問題」というありもしない問題を作成させてしまったことを忘れてしまったのでは困る。

 さらに、小泉総理の参拝に関して「(今のままなら)国益に反することになる。A級戦犯の分祀ができないなら休んだ方がいい」と指摘したと言うが、参拝することで、わが国はどんな国益が失われるのか。支那が小泉総理の参拝が日支間の関係悪化の元凶であり、そのために経済面での影響が出ると言うのか。例えば新幹線を支那が採用してくれない原因であると言いたいのであろうが、日本の精神文化や心の問題まで支那からの恫喝に屈して曲げても良いから、カネ儲けを優先すべきと言っているに等しいではないか。

 A級戦犯は分祀出来ないと靖国神社は言っているのだから、中曽根氏が無宗 教の戦没者追悼施設にも反対しているなら、どうしたら良いのか是非とも答えて欲しいものである。何か発言がぶれているようだ。今年は8月15日に、小泉総理には何としても参拝して頂かないと支那の恫喝に屈したことになり、そのために失われる国益の方が遥かに大きいと言わざるを得ない。
(2005/06/27)

この記事は「今日のコラム」
「分祀不可で新追悼施設反対ならばどうするのか」
としてHPに掲載されていたものです。


英霊達に感謝と敬意を表すことは国際的常識

2005年06月17日 18時50分43秒 | 靖国神社問題
   小泉総理は20日に開催される日韓首脳会談の際に、盧武鉉(ノムヒョン)大統領に対し、新しい戦没者追悼施設を建設を表明することも検討しているとのことであるが、総理は「いかなる施設を作っても靖国に代わる施設はありませんよ」と記者団に述べたと報道されている。

 この追悼施設は、支那や韓国から小泉総理の靖国神社参拝をめぐり批判が出ていることを受けて姑息な手段として出てきたものであり、福田官房長官(当時)の私的諮問機関が「国立の無宗教の恒久的施設が必要」との報告書をまとめているが、反対も多いことから、何ら具体的な進展をみていないものである。

 この総理の発言だが、おそらく腹の中は「新しい戦没者追悼施設を建設した としても、靖国神社に代わるものではなく、今まで靖国を参拝していた人が行 くわけなく、私も靖国参拝はやめない。だから無駄な施設となるだろう。支那や韓国の人で靖国がどうしても嫌なら、そちらに行って下さい。日本人でも行く人は少数でしょう。でも、どんなことになるか試しに建設しますか」と思っているのではなかろうか。

 いったい無宗教の慰霊施設など出来るのか。おそらく石碑のようなものが検討されることになるだろうが、その前で手を叩いて一礼すれば神道になるし、合掌すれば仏教になるから、ただ一礼をするだけなのか。だから、宗教性が まったくない方法で慰霊など出来るとは思えない。

 新しい戦没者追悼施設が何故いけないのか。それは全戦没者はそれを知らないからである。戦死すれば神様となって靖国神社に祀って貰えると信じて出征して散華したのであるから、支那や韓国の圧力で別な追悼施設を建設したとしても靖国神社に祀られている英霊達の御霊をお慰めするには何の役にも立たない。

 小泉総理は本当に新しい戦没者追悼施設を建設することを考えているとは思えない。ただ「無駄になるだけですよ」と言っているのであり、盧大統領がありもしない靖国問題を持ち出したら、「新しい追悼施設の建設したとしても、それが靖国に代わることはない」と答えるつもりであろう。

 ところで新しい戦没者追悼施設が建設されたら誰が行くのか。今まで靖国神社に参拝していた方が行くとは思えないし、支那や韓国の団体旅行客の見学コースになるのか。それとも支那や韓国に媚びる言動を繰り返している国会議員が訪れてアリバイを作ったり、サヨクの集会の場となるのが関の山だろう。

 戦争のためにたった一つしかない命を捧げた英霊達を、その国の元首が慰霊し、感謝と敬意を表すことは多くの国々で行われていることであり、また外国の元首が来たときにも、その慰霊施設を訪れ、御霊を慰め敬意を表すことは国際的常識であり、それに文句を付けることは国際常識を欠く国と言えるし、内政干渉である。支那や韓国はただ国際常識がないだけであり、歴史認識とは何ら関係はない。
(2005/06/17)

この記事は「今日のコラム」
「英霊達に感謝と敬意を表すことは国際的常識」
としてHPに掲載されていたものです。


遺族会に反旗を翻した古賀氏の責任は重大

2005年06月15日 18時43分45秒 | 靖国神社問題
   日本遺族会が、小泉総理の靖国神社参拝について「英霊が静かに休まることが大事だ。近隣諸国に配慮し、理解してもらうことが必要だ」として自粛を求める見解を発表しているが、どうも遺族会の総意ではなく遺族会の会長である古賀誠自民党元幹事長が同会の幹部会は話した個人的な見解が、あたかも遺族会の見解として報道されてしまったようである。

 なぜこのようなことになってしまったのか。幹部会の後に記者会見を開き、遺族会の総意として発表したならマスコミがねじ曲げて報道しない限りは「おかしな見解だな」と疑問をもちつつ理解出来るが、なぜか古賀氏が幹部会は話したことが公になり、それが遺族会の総意となって報道されたことは誠に不可解である。

 想像出来ることは、小泉総理の靖国参拝中止を求めて圧力を掛けてくる支那や韓国を勇気づける見解であることと、その2国のために参拝中止を求めるマスコミが、古賀氏に対して、幹部会で話したことを取材した際に、個人的な見解であると分かっていながら、遺族会の総意として報道してしまったのではあるまいか。

 古賀氏は、この件が報道された後に「(小泉総理の参拝自粛を求めた)発言は個人的な考え」と釈明し、報道にあるような遺族会の正式見解ではないと弁明しているが、ではマスコミから取材を受けていれば、個人的な見解であることを明確に伝えておくべきであり、また「総理・閣僚の靖国神社参拝の継続定着の推進」を訴える遺族会の活動方針と異なる見解であることも合わせて伝えるべきであろう。

 しかし、古賀氏は遺族会の活動方針と異なる見解を示す覚悟があるなら、遺族会の会長として、その職に止まるのはおかしいではないか。支那や韓国の参拝中止を求める圧力と内政干渉に屈してまで自説を貫きたいなら遺族会の会長として適任とは思えない。

 人権擁護法案の推進者である古賀氏は、全国に2万人の人権擁護委員による組織によって国民の言論を監視しようとしており、その売国的な言動から決して日本と日本人にために働いているとは思えない。遺族会には古賀氏の解任と総理らの参拝自粛を求める見解について真意を正す抗議が殺到しているようであり、古賀氏は「あれは私見に過ぎない」と否定しても遺族会までも小泉総理の参拝自粛を求めているとの誤った報道で支那や韓国が既に反応していることに対する責任はあるであろう。

 遺族会に反旗を翻した古賀氏の責任は重大であり、政治生命が問われるのは間違いないであろうから、政治家としての謝罪すれば済むものではないと思う。人権擁護法案と共に古賀氏も何ら日本のためにはならないものである。
(2005/06/15)

この記事は「今日のコラム」
「遺族会に反旗を翻した古賀氏の責任は重大」
としてHPに掲載されていたものです。


遺族会の小泉総理の靖国参拝自粛要請を驚く

2005年06月13日 18時32分32秒 | 靖国神社問題
   日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)が小泉総理の靖国神社参拝について「遺族会の悲願としてありがたいが、英霊が静かに休まることが大事だ。近隣諸国に配慮し、理解してもらうことが必要だ」との見解をまとめ、参拝の自粛を求めることを11日に東京都内で幹部会を開き、決めたことが報道されている。

 戦没者遺族でつくる遺族会は靖国参拝問題の「当事者」でもあり、苦渋の決断であろうが、これは日本遺族会としての統一した見解なのであろうか。だが、会長の古賀氏の意向として参拝継続を求める声を無視して押し切ったならば大きな問題であろう。

 ほかに(1)A級戦犯の分祀(ぶんし)問題に政治は介入すべきでない(2)靖国神社に代わる追悼施設の建設には引き続き反対することが幹部会で確認したそうだが、これは良い事であるものの、「英霊が静かに休まることが大事だ。」と主張するならば、例えば暴走族が住民を静かに休ませないように騒音をまき散らす暴走行為をして迷惑を掛けているが、これでは暴走族の迷惑行為を擁護しているのも同然であり、であるから暴走する支那に対して「英霊が静かに休まるように静かにして欲しい」と言うべきではないのか。

 英霊が静かに休まることがなくなったのは、小泉総理の靖国参拝に原因があるとする見解を公表したことは驚きのなにものでもないが、それほどまでして「近隣諸国への配慮」が大事であるとするのは、小泉総理が参拝を中止すれば、近隣諸国が日本対して配慮する態度になって、一気に友好が高まり、様々な問題も双方納得する形で解決すると見込んでいるとすれば大きな勘違いをしていると言わざるを得ない。

 古賀氏は支那から繰り返される小泉総理の靖国参拝中止を求める恫喝を内政干渉とは思っていないようであり、「『内政干渉だ』と言うだけで議論を進めていくのは危険。お互いの国の立場に対する思いやりを必要としている」などと2日の自民党堀内派総会など述べたとされているが、「お互いの国の立場に対する思いやりを必要」とするならば、日本も支那もお互いに思いやり、内政問題であり、日本人の心の問題である戦没者の慰霊に関して支那は日本に思いやり、日本は支那がどのような方法で戦没者を慰霊しているか口を出さないのがお互いの思いやりではないのか。

 支那は戦没者を慰霊しているかどうか知らないが、しているとして日本はこれまで口を出したことはなく、将来もないだろう。だから日本がなぜ一方的 に支那に思いやり、国を代表して戦没者を慰霊することに関して中止を求め、 その思いやりのために、新しい追悼施設の建設を進めようとするおかしな動きには驚きを禁じ得ない。

 遺族会内には「小泉首相の参拝は英霊のためになるのかとの疑問も出ている (幹部)との指摘もあると報道されているが、本当にそのような発言が出たと すれば、今までの歴代総理や皇族方の参拝も無駄であり、また今上天皇が皇太 子時代に参拝されたことも英霊のためにならないと断言したのも同然ではない か。では他の歴代総理や皇族方の参拝は英霊のためになったが、小泉総理に限 ってはならないとする根拠は何なのか。この発言をした遺族会の幹部は是非答 えて欲しいものである。

 靖国神社には、日本に駐在する各国の大使や武官なども参拝しているが、「実は日本の総理大臣は参拝されず、天皇皇后両陛下もご親拝されない」と聞いたら支那や韓国以外の大使らは驚くことであろう。遺族会の会長が決して日本のために仕事をしているとは思えない古賀誠自民党元幹事長であることも驚きだが、その遺族会まで支那の恫喝に屈してしまっては、英霊をお守りすることが出来るのか大いに疑問である。
(2005/06/13)

この記事は「今日のコラム」
「遺族会の小泉総理の靖国参拝自粛要請を驚く」
としてHPに掲載されていたものです。


靖国神社を国立の慰霊施設として国家護持せよ

2005年06月05日 23時59分38秒 | 靖国神社問題
~小泉総理はA級戦犯の認識を改め公人として堂々と参拝を~  

「靖国問題」とか「A級戦犯合祀問題」などありもしない問題で支那や韓国から言いがかりをつけられているが、この二国の要求に屈して靖国神社に替わる新しい戦没者追悼施設を建設して解決を図ろうとの声がある。この程公明党・創価学会は国立の追悼施設に向けて来年度予算に調査費を計上するよう政府に申し入れたとのことだが、もし建設されたとしても、靖国神社がある限り、この二国との友好関係が築けるとは思えない。

 支那や韓国はともに「小泉総理が靖国参拝を中止すれば他の問題は一気に解決する」と言っているが、そんな誤魔化しに騙されてはいけない。この二国の最終目的は靖国神社を解体し、日本人に戦没者の追悼をさせないことであり、それにはまず靖国神社の替わる新しい戦没者追悼施設を日本に建設させ、それが実現出来た後、「靖国神社は侵略戦争を美化する施設だ」と徹底的に批判して日本人を萎縮させ、靖国が形骸化したら、その新しい戦没者追悼施設についても「やはり侵略戦争を美化しているので解体せよ」といちゃもんを付けてくる可能性が大である。なにせ「嘘」と「捏造」が名人の国であるから、その位のことはやりかねない。

 靖国神社に関していちゃもんを付けてくるのは世界で支那や韓国だけだが、今日まで政府が「内政干渉である」として毅然として対処して来なかったツケが、この二国をここまでつけ上がらせてきたことは歴史的事実であろう。小泉総理は「総理になったら8月15日に必ず参拝する」と公約していたが、2日前の13日に参拝したり、元旦に皇居で行われた新年祝賀の儀の帰りに初詣として参拝するなどフラフラしており、決して政府の代表として毅然として参拝している様子は見受けられない。

 小泉総理が「戦没者をどのように慰霊するか他国が干渉すべきことではない」と国会で答弁しているが、ならば最初から8月15日に参拝するか、支那や韓国が抗議するのも疲れる位に年に何度でも参拝すれば良かったのではないだろうか。

 新しい戦没者追悼施設の建設については福田官房長官(当時)の私的諮問機関において「建設すべき」との結論が出たものの、世論は建設に反対する声が大きいとして立ち消えになった記憶があるが、小泉総理がフラフラしていることと、参拝中止を明言しない総理の姿勢を支那や韓国が抗議しているからとして再び建設すべきとの声が出てきたことは憂慮すべきことである。

 6月4日の読売新聞社説は「[靖国参拝問題]国立追悼施設の建立を急げ」であるが、これは小泉総理がいわゆるA級戦犯について「戦争犯罪人であるという認識をしている」との誤った認識と「首相の職務として参拝しているものではない。私の信条から発する参拝」と述べて、私人として参拝しているとの立場を表明したことに関して、それならば公人として、すなわち国の代表として慰霊をしないならば話は別であるとして、またA級戦犯とされた者も分祀が出来ないのであるから「無宗教の国立追悼施設を建立するしかない。」と書いている。

 この読売社説に関しては賛否両論があろう。「なぜ立ち消えになった筈の新しい戦没者追悼施設を建設しなれればいけないのか」とか「靖国神社にはA級戦犯が合祀されており、支那と韓国との友好のために建設すべき」との声があるだろう。だが靖国神社は、わが国唯一の戦没者を神として祀り追悼する施設であり、また全国には様々な戦没者を慰霊する施設があり、私の住む所にも市内に居住していて出征し、戦死した者を祀る市営の慰霊塔がある。

 国のために殉じた戦没者の追悼をすることは国家の責任であり、戦没者の遺族やその関係者だけが行えば良いと言うものではない。であるから、その追悼施設も国立でなければならない訳であり、靖国神社を国立の慰霊施設としないならば、別に国立の慰霊施設を作ることは考慮するのも一つの案であろう。

  だがあくまでも靖国神社は、わが国唯一の戦没者を神として祀り追悼する施設として絶対に維持すべきであり、新たに建設される無宗教の国立の慰霊施設がどのようなものであっても、慰霊の仕方で性格が異なるからして靖国とはまったく別のものであり、靖国がどうしても気にくわない方(特に支那と韓国の人)は国立の慰霊施設に行けば良いことである。各国の要人が外国を訪問した時はその国の戦没者を慰霊することが外交儀礼となっているが、「靖国ではダメだ」と言う方には、国立の慰霊施設の方に案内して献花して貰えば良いであろう。

 しかし、私は新しい戦没者追悼施設を建設に関して諸手をあげて賛成している訳ではない。支那と韓国からガタガタ言われたからと言って仕方なくし建設をすることがあれば靖国神社の歴史や、伝統に少なからず影響が出るし、日本人の死生観とは相容れないものになる。

 前述したように小泉総理がいわゆるA級戦犯とされた者を未だに「戦争犯罪人」と認識していることは誤りであり、死刑になった者は罪を既に償い、禁固刑に処せられた後、釈放された者は死刑になった者を含んで国会において名誉を回復する決議がなされ罪人ではなくなっている。A級戦犯とされ処刑された者だけを問題としているが、靖国神社にはB、C級戦犯として処刑された者も合祀されており、なぜか今のところ問題にされていない。死刑の判決が下されるような罪があるならばAもBもCもないであろう。それがなぜA級戦犯とされた者だけが問題とされるのか理解出来ない。

 「靖国問題」などはありもしない問題なのだが、その解決策は支那や韓国が戦没者を慰霊と言う明らかな国内問題に干渉しないことであり、だが支那や韓国からの干渉が止まない場合は、ともかく靖国神社を国家護持をすることである。そうすれば総理大臣であろうが天皇皇后両陛下であろうが堂々と参拝出来る訳であり、文句を言ってきたら「国立の慰霊施設」と言えば良いであろう。

 8月15日に小泉総理が靖国神社を参拝するかどうか、総理の考えまでは分からないが、反日なら何でもありの支那や韓国のおかげで靖国とはどんな所だろうとの関心が高まり、多くの参拝者で賑わうことを期待している。昨年、一昨年と続いて大雨であったのは偶然とは思えず、英霊達を何時までも泣かせてはいけない。
(2005/06/05)     

この記事は「私の主張」第240号
  靖国神社を国立の慰霊施設として国家護持せよ
~小泉総理はA級戦犯の認識を改め公人として堂々と参拝を~
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すでに存在しないA級戦犯を分祀できるのか

2005年05月31日 16時37分46秒 | 靖国神社問題
   日本の国連安全保障理事会常任理事国入りのために「小泉総理は靖国神社参 拝を中止した方が良いのでは」との声があるが、その理由は支那や韓国が常任 理事国入りに反対しているからであり、特に支那は常任理事国の一つであるこ とからして、それに賛成してもらうために仕方ないと言うものである。

 世論調査の結果が正しいかどうか不明であるが、参拝に反対しているのは約 50%程度だそうであり、理由としては支那や韓国との友好のために参拝をや めるべきとの意見が多いようである。参拝を中止することは、外国からの干渉 で、わが国の宗教文化までが侵害されることになるとの危機感までを持って反 対しているとは思えない。宗教文化とは「日本人の心」の問題であり、それま で干渉を受けることになっても良いのであろうか。

 祖国のために殉じた戦没者に対して、その御霊をお慰めすることは国民の義 務と言って良く、まして国の代表者が、それをしないことになると祖国のため に戦う者がいるであろうか。普通の国民は戦没者の慰霊は義務とは言え、靖国 神社に参拝しないからと言って批判されたり、処分をされたりしないが、内閣 総理大臣が参拝しないことは国の代表者としての職務を放棄していると言わざ るを得ない。

 政治家の中には支那と仲良くしたくて仕方ないのか、小泉総理の靖国参拝が 友好の妨げになっているとして、日本の政治家とは思えない発言をする者がい る。民主党の仙谷由人政調会長は29日、参拝自粛を求める公明党の対応につ いて、連立政権離脱を含む強い姿勢で参拝取りやめを迫るよう求めることを要 求し、また「小泉首相は(国会答弁でA級戦犯の)東条英機元首相の名前を出 したが、中国(支那)には『ヒトラーを参拝してもいい』と言っていると聞こ えるのではないか」と強く批判したとのことだが、まさに支那の代理人のよう な発言である。支那からおかしなクスリでもかがされているのではないか。そ う言えば、民主党の代表は靖国参拝をしないことを表明しているが、それでは 国の代表者のなる資格はないと断じて良いだろう。

 また公明党の神崎武法代表は30日、「中国側の主張を内政干渉と切り捨て るだけでは解決にならない。政治として知恵を出して、関係を改善することが 大事だ。小泉純一郎首相もみんなの声に耳を傾けていただきたい」と述べて靖 国神社参拝の自粛を求めたことが報道されているが、民主党も公明党も、支那 の明らかな恫喝に屈して、参拝を中止したらどうなるか分かっていないようで ある。

 支那は、小泉総理が参拝を中止したらすべての問題が解決すると言っている ようであるが、そのような嘘に騙されてはいけない。支那の求める友好とは日 本がすべての面で譲歩することであり、参拝中止の要求はその一つに過ぎない 。であるから、靖国神社参拝を中止したら、次ぎの譲歩要求が待っていること を知らなければならない。それは尖閣諸島であり、東シナ海のガス田問題など である。

 靖国神社には、A級戦犯が合祀されているので、支那が総理の参拝に反対し ているとして、分祀(ぶんし)論を唱える政治家がいるが、自民党の中川秀直 国対委員長がテレビの番組で「靖国神社と遺族が話し会い、A級戦犯の分祀を 自発的にする。それで中国も日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに賛成 するのが望ましい」と述べたとされている。

 中川氏は、靖国神社にA級戦犯がいまだに合祀されていると誤解されている ようであり、サンフランシスコ講和条約発効後に、日本政府が同条約の第11 条にもとづき関係11ヶ国の同意を得てA、B、C級戦犯とされ服役中の者を 全員釈放し、すでに死刑になった者は名誉を回復する国会決議が4000万人 国民からの署名に基づき行われたことは明らかな事実である。であるからA級 戦犯などすでに存在していないのに、どのような方法で分祀するのであろうか。

 また政治家が、宗教法人である靖国神社に対して、かってA級戦犯であった 者を名指しして「分祀せよ」と指示が出来るのか。国や政治が宗教に関与出来 る訳なく、それでも分祀を強要することは、政教分離原則を定めた憲法違反の 恐れがあると言わざるを得ない。

 まして靖国神社では「国会決議(戦犯赦免に関する決議)により、すべての 戦犯の方々は赦免されている」として、「神道の信仰上このような分祀はあり えない」「仮にすべてのご遺族が分祀に賛成されるようなことがあるとしても 、それによって分祀することはない」としているそうであるが当然であろう。

 「祖父東条英機『一切語るなかれ』」の著者で、東条氏の孫にあたる岩浪( 東条)由布子氏は、かって分祀を了承する署名を求められ拒否していることに 関して「これは個人の問題ではなく国家の問題だ。分祀を了承することは、( 日本が百パーセント悪かったとする)東京裁判史観を認めることになる」「中 国の内政干渉に屈して英霊に背くのは国益に反する。A級戦犯の話のかたがつ いたら、中国は次はB・C級戦犯についていってくる」と話していると報じら れているが正論であろう。

 この本の最後に解説を書いている保阪正康氏は「…私はある関係者と著者( 東条由布子氏)と3人で巣鴨プリンズ跡を訪ねた。そのころサンシャインビル が工事中で、プリンズ跡も整地されつつあった。ある一角に小さな土の山があ り、そこに線香が手向けてあった。著者はその土の山をすがり、しばらく激し く泣きじゃくった。私と関係者は霞む目でそれを見ているだけだった。」と書 いている。

 かってA級戦犯であった者やB、C級であった者にも遺族がいる訳であり、 また戦死すれば靖国神社に神として祀られと信じて多くの兵士が散華された訳 である。それを日本国民なら忘れることなく、信仰というものがない支那共産 党から「日本人の心のふるさと」と言われる靖国神社に関して「いちゃもん」 を付けられてぐらつくようなことがあってはならない。
(2005/05/31) 

この記事は「今日のコラム」
「すでに存在しないA級戦犯を分祀できるのか」
としてHPに掲載されていたものです。


森岡正宏厚生労働政務官の発言を支持する

2005年05月27日 16時15分04秒 | 靖国神社問題
   26日の自民党代議士会で、森岡正宏厚生労働政務官が「中国に気遣いして 、A級戦犯がいかにも悪い存在だという処理をされている。A級戦犯、BC級 戦犯いずれも極東国際軍事裁判(東京裁判)で決められた。平和、人道に対す る罪など、勝手に占領軍がこしらえた一方的な裁判だ。戦争は一つの政治形態 で、国際法のルールにのっとったものだ。国会では全会一致で、A級戦犯の遺 族に年金をもらっていただいている。国内では罪人ではない。靖国神社にA級 戦犯が祭られているのが悪いように言うのは、後世に禍根を残す」などと発言 し、小泉総理の靖国神社参拝中止を求める支那を批判したことが波紋を広げて いる。

 この発言の何が問題なのか。靖国神社には確かにA級戦犯だった方が合祀さ れているが、「だった」と言うのは、東京裁判によって、確かにわが国は判決 を受諾したが、昭和27年に発効されたサンフランシスコ講和条約の後、戦犯 とされ未だに服役中の者に対して全国から約4000万人にものぼる釈放を求 める請願署名が集まったことから、国会において「戦争犯罪による受刑者の釈 放等に関する決議案」が全会一致で議決され、東京裁判によってABC級戦犯 とされた者は、その区別なく、国内法の犯罪者とはみなさないとされ、戦犯で あった者は完全に名誉回復されているが、森岡氏の発言を批判する者はこのよ うな事実を知らないのあろうか。

 また、この決議案を議決するに当たり、サンフランシスコ講和条約に「戦犯 の赦免や減刑については、判決に加わった国の過半数が決定する」となってい たので、オーストラリア、フイリピン、アメリカ、フランス、インド、中華民 国国民政府など11か国からの全面赦免に賛同を得て、国際的にも「戦犯」で はなくなったことから、靖国神社に合祀されるに至った訳である。

 以上の経過からして、靖国神社にA級だろうがB級だろうが「戦犯」と名が 付くものは合祀されていないのであり、まして完全に名誉回復されている者が 未だに「罪人」である訳ない。

 森岡氏の発言に対して民主党の岡田代表は記者団に「東京裁判を認めないと なれば、戦争責任を負わないことになる」とし、「更迭を求めるのは当然だが 、その前に政府がきちんと対応すべきだ」と罷免を求めたとのことだが、森岡 氏は東京裁判は、事後法によって行われた不当なものとの趣旨の発言をしてい るが、下された判決を認めないと言っている訳ではなく、前述したように国会 議決によって名誉を回復しているからして「もう罪人ではない」と発言しただ けであり、では岡田氏は靖国神社に合祀されているA級戦犯であった者はいま だに「罪人」であり、名誉も回復していないと言いたいのであろうか。

 共産党や社民党が批判するはいつものことだし、無視すれば良いが、公明党 の東順治国会対策委員長は記者団に「日中関係が冷え込み、事態打開の道を模 索しているうえで不用意で不適切な発言」と批判したと言うが、大きな勘違い をしているようだ。支那との関係が悪化していることに日本に何か責任がある のか。小泉総理の靖国神社参拝が冷え込みの元凶であるとすれば、では参拝を 中止すれば一気に友好関係が築けると思っているのであろうか。

 国際法を無視し、外交儀礼すら守れない支那と、このようにすれば友好関係 が築けると言う決定打がある訳ではなく、相互内政不干渉をうたった友好条約 を締結をしているにも関わらず、いまだに「いちゃもん」をつけて日本を揺さ ぶっている支那には多くの国民は怒っているのではないか。森岡氏の発言は何 ら問題ではない。辞任要求などとんでもない話しである。靖国神社には「昭和 殉難者」は合祀されているが死刑となったA級戦犯などの罪人はいない。
(2005/05/27) 

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小泉総理の発言で靖国問題は解決した

2005年05月18日 15時43分50秒 | 靖国神社問題
   小泉総理が16日の衆院予算委において、仙谷由人氏(民主)の質問に「戦 没者の追悼でどのような仕方がいいかは、他の国が干渉すべきではない」「( 元首相の)東条英機氏のA級戦犯の話が出るが、『罪を憎んで人を憎まず』は 中国の孔子の言葉だ。何ら問題があるとは思っていない」など認識を示し、今 年の靖国神社への参拝時期については、「いつ行くか、適切に判断する」と答 えたことが報道されている。

 内閣総理大臣に就任してからも、毎年のように靖国参拝を続け、その度に支 那から参拝をしないように恫喝を受けているが、小泉総理の信念は変わらない ようであり、世論調査によれば、支那や韓国との関係悪化を招くとの理由で参 拝すべきではないとの声も多いが、小泉総理の答弁のように戦没者の追悼方法 について他国から干渉を受けて、変更や中止をすることは決してあってはなら ない。

 支那は「小泉総理が靖国参拝を中止すれば他の問題はすべて解決する」と言 っていたが、まあ嘘であろう。支那の言う「友好」とは日本がすべての面で譲 歩し、たてつかない事であり、支那が「ダメだ」と言っている日本の国連安全 保障理事会常任理事国入りについても、小泉総理が靖国参拝を中止しても賛成 することはあり得ず、また、東シナ海の日本の権益を侵害するガス田開発や沖 の鳥島周辺の日本のEEZ内での海洋調査も中止せず、もちろん尖閣諸島の領 有権を主張することをやめることなどないと思う。

 あの日本を批判する時は人をバカにしたような顔つきに変化する支那外務省 の孔泉報道局長は、小泉総理が靖国参拝継続の意向を示したことにさっそく反 応し、靖国神社に合祀されているA級戦犯について「その両手を中国、アジア 人民の鮮血で汚した」と述べ、小泉総理の靖国参拝は「単に故人に対する祭祀 (さいし)ということで済む問題ではない。(日本が)歴史問題にいかに臨む かという点にかかわる問題だ」と指摘して参拝中止を求めたそうである。

 日本の内閣総理大臣が「戦没者の追悼でどのような仕方がいいかは、他の国 が干渉すべきではない」と言っているのに、孔泉報道局長は平然と内政干渉を する発言をしている訳だが、日本だけには文句を言って良いと思っているとし たら、支那の言う日本との「友好」とは幻想のなにものでもない。

 「日本は歴史を鑑として反省せよ」として起きた反日デモは沈静化している ようだが、小泉総理が靖国参拝継続の意向を示したのだから、「日本はまだ反 省していない」として、反日デモがまた盛り上がって欲しいものだが、人民日 報によれば、孔泉報道局長が小泉総理を批判したことは報道しなかったようで ある。

 世界各地に映像が配信された日本大使館などが破壊された凄まじい反日暴動 に対し、警備陣が何ら規制しなかったことから、国際法違反として支那に向け られた世界の目は厳しいものと分かったのか、今では必死になって抑え込みを 図っているようだが、愛国教育の名で反日なら何でもありの国民に洗脳してし まった支那共産党だから、あまり国民を抑えこんでいたのでは体に良くなく、 日本が憎くて仕方ないからして、その怒りを発散させる場を提供した方が良い ではないか。

 北京五輪の開催も危ぶまれるほどに民度の低い国民であることを世界に晒し たのだから、もうどんなに抑え込んでも取り返しがつかない。支那人には反日 デモが似合っていると思うが、それが規制されてしまい可哀想である。これで は実際に小泉総理が靖国参拝をしても、支那は国民には敢えて伝えないで孔泉 報道局の批判で終わりにするつもりであろうか。もし伝えたら国民が「参拝は 許せない。反日デモをなぜさせない」と騒ぎ出し、支那共産党へ批判の矛先が 向かうことを危惧しているのであろう。今回の小泉総理の発言で支那が因縁を つける「靖国問題」は解決したも同然である。
(2005/05/18) 

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靖国神社参拝には一々支那の許可がいるのか

2005年04月27日 11時41分24秒 | 靖国神社問題
   支那の王毅・駐日大使が27日午前、自民党本部で講演して、「日本政府を 代表する総理大臣、官房長官、外務大臣の3閣僚は、靖国神社に参拝しないと いう日中間の紳士協定があったはずだ」と述べて、参拝を自重してほしいとの 考えを示したことが報道されている。

 王大使は、昭和60年(1985年)に中曽根総理(当時)の靖国神社参拝 を巡って日本と支那の間で政治問題化した後に、「3閣僚の参拝は行わないと の紳士的な協定が日中間にできていた」との認識を示したとのことであり、さ らに「この3閣僚が参拝しなければ、他の政治家が参拝することは問題にしな い」との考えを示したそうである。

 おかしい話だ。春の例大祭で衆参両院の国会議員が集団参拝した時に支那は 文句を言っていた記憶があるが、3閣僚の参拝はダメだが、他の議員は問題な しとは大きな違いがある。

 バンドン会議で、小泉総理が先の大戦などに対して謝罪演説をしたことから 、支那は「日本は正しい歴史認識を持っておらず反省してしない」として来た ので、小泉総理に国際会議の場で、はっきりと謝罪されて困ってしまったのか 、あからさまに靖国神社参拝の中止を求めることが出来なくなり、仕方なく「 そう言えば3閣僚の参拝は行わないとの紳士協定があった筈だ」として突然持 ち出して来たのはまったく奇妙な話である。

 ところで、そのような「紳士協定」などあるのか。聞いたことはないし、仮 にそのような密約的なものがあったとしても、なぜ日本の政治家が靖国参拝を する場合に、一々お伺いを立て、支那から「閣僚の誰は参拝しても良いが、誰 はダメだ」と承諾を得なければならないのか。これが「日本との友好関係は大 事だ」と普段から支那の唱える振る舞いの一つなのであろうか。

 日本は支那の属国ではあるまいし、政治家の戦没者への慰霊と言う明らかな 国内の問題に関して、干渉してくるとは、友好条約にも反するのではないか。

 支那は「何でも日本は言うことを聞け」と考えているのだろうが、日本大使 館や領事館を暴徒から守らず、破壊されるがままにし、在外公館を守る義務を 放棄した明らかな国際法無視をしておきながら、日本に対し、あるかどうか分 からない紳士協定を守れと要求するとは笑わせる。支那は法治国家ではなく人 治国家と言われ約束や契約を守らない国であり、だから国際条約など守る筈が ない。

 日本製紙が「(支那の合弁企業との)信頼が築けなかった」として支那から 撤退をすると報道されているが、やはり、約束や契約を守ってくれなかったか らであろう。こんなふざけた国への世界の目はますます厳しくなるのは当然と 言って良い。

 王大使は日本に何のためにいるのか。駐日大使とは日本に文句を付けるため にいるのではあるまい。自国と日本との友好をいかに維持するかを第一に考え るべきではないのか。「日本に喧嘩を売りにきた王大使」と言われるが、法治 国家ではない国の人だから、法治国家である日本からすれば、その傲慢な態度 を理解出来ないのは当然かも知れない。
(2005/04/27)

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来年こそ小泉総理は8月15日に靖国参拝を

2004年11月25日 21時36分59秒 | 靖国神社問題
 小泉総理は支那から「靖国神社参拝を中止せよ」と何度も言われ、もういい 加減にして欲しいと思っていることだろう。「二度と戦争を起こしてはいけな いとの気持ちから参拝をしている」と繰り返して表明していても、「A級戦犯 が…」と参拝中止をと厳命され続けている。いまだにA級戦犯が存在するかの ようなことを言っている人もいるようだが、全員が主権回復後に国会において 全会一致の決議で名誉を回復しており、死刑になった方は法務死とされ遺族に は恩給が支払われている。であるから靖国神社にはA級戦犯など祀られてはい ないのである。

 チリのサンディエゴで開催されたAPEC首脳会議の際に小泉総理と支那の 胡錦涛国家主席と会談した際に、胡主席は、まず原子力潜水艦の領海侵犯につ いて謝罪するかと思ったら、これには何ら触れることなく、ありもしない靖国 問題を持ち出して、今まで何度も何度も参拝中止を要求しているのに未だに参 拝を継続しているのはどう言う根性をしているのだと言った傲慢無礼な態度で 小泉総理を批判した。

 小泉総理は胡主席の恫喝に屈したのかどうか分からないが「これからは(参 拝に行く、行かないについて)どんな質問があっても触れないことにした」と 会見で述べているが、これは靖国神社参拝に関して、国内でも海外でも質問に は今後一切答えないとの意味であり、以後靖国参拝は誰にも相談せず総理自身 の考えで行動するのではと思って差し支えないであろうか。

 ところで支那外務省の武大偉次官は小泉総理が参拝を継続することを明言し なかったことで、もう参拝は二度としないのではないかと勝手に想像したのか 「これまでと比べ評価される。(今後の対応に)一定の期待が出来る」と述べ たそうだが、小泉総理はもう参拝をしないと表明した訳ではないし、来年は戦 後60年の節目に当たることから、8月15日に参拝してあっと言わせるので はないかと期待している。

 支那から何度も脅迫されても自らの信念を曲げずに参拝を継続している小泉 総理が、鹿児島県知覧町の特攻平和会館を訪問した際に、若くして散華された 英霊達の遺書を読んで涙を流したことからだと言われているが、私も同じく涙 したひとりとして、英霊達の御霊をお慰めすることは今生きている者の義務で はないかと思っている。まして政府の代表である内閣総理大臣が英霊達の慰霊 すらしないでは、誰がお国のために殉じようとするであろうか。

 小泉総理が参拝を継続することを明言しなかったことで支那は一安心してい るかも知れないが、ここで支那の恫喝に屈してしまったら、日本と支那との間 の懸案事項は靖国参拝に関する言いがかりだけではなく、尖閣諸島の領有を狙 い、東シナ海の海底資源を日本の権益を侵害して強奪しようとしている問題も あるのを忘れてはならない。

 日本と支那との間の険悪な関係は小泉総理が靖国参拝を中止しないからだと 言った驚くべきことを言う人がいるが冗談ではない。また経済界の中には支那 でカネ儲けをしたいがために参拝中止を求める声もあるようだが、まさに支那 の恫喝に屈して国を売ることと言わざるを得ない。小泉総理には今後とも年に 1度と言わず何回でも靖国参拝を行い、支那の理不尽な要求に屈しないように 切にお願いすると共に、ご遺族が待ち望んでおられる天皇皇后両陛下の御親拝 に道筋をつけて頂きたいと思うものである。
(2004/11/25) 

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両陛下の靖国神社御親拝を妨げるもの

2004年09月07日 22時39分05秒 | 靖国神社問題
 昭和天皇は戦後に8回靖国神社を御親拝されているとのことであり、昭和50年11月21日、終戦30周年に当たって御親拝されたのが最後となっている。昭和60年8月15日に行われた中曽根総理(当時)の公式参拝の直後、支那の新華社通信が参拝を批判した報道をしたことから、政府は萎縮したのか、その後の両陛下の御親拝も行われなくなってしまった。

昭和61年8月15日の昭和天皇御製
このとしの この日にもまた 靖国の みやしろのこと うれひはふかし

は御親拝が出来ない昭和天皇のご心痛を表しており、昭和64年に崩御あらせられるまで、日本武道館で開催される全国戦没者追悼式には、那須のご用邸でご静養あそばされている時でも一旦東京にお戻りになって追悼式にご列席されておられた。

 今上陛下は皇太子の折りに5回御親拝されておられるそうであり、天皇陛下になられてからの御親拝は行われていないとのことで、国民のひとりとして何としても御親拝の実現を願いたいと思っているが、何が御親拝を妨げているのであろうか。

 今月6日、宮内庁の羽毛田信吾次長は、定例の記者会見で、石原都知事が「終戦60周年となる来年の8月15日に両陛下に靖国神社御親拝をして頂きたい」と発言したことについて、「陛下のご動静についてはいろいろな要素があるので、慎重に考えなければならない」と語ったと報道されている。この曖昧な「いろいろな要素」とは何か具体的に何を指すのか報道だけでは分からないが、小泉総理の参拝にいちいち文句を言ってくる支那や韓国のことも「いろいろな要素」のうちの一つかも知れない。また宮内庁としても、政府と支那などとの間の小泉総理の参拝を巡って生じているぎくしゃくした関係に、陛下までも巻き込まれてしまっては困ると思っているのであろうか。

 両陛下は、8月15日に日本武道館で行われる全国戦没者追悼式にご参列されても、すぐ目の前にある靖国神社に親拝出来ないことをどのように思われているのであろうか。過去の戦争によって散華された数多の戦没者の御霊をお慰めしたいので親拝したいとのお気持ちはあるものの、それをお言葉として出す訳にはいかず、宮内庁は宮内庁で、支那や韓国が小泉総理の参拝の都度に文句と言って内政干渉してくるのは恒例となってしまった現状からして、御親拝の実現は困難だとの思いが大ききのであろう。

 だが、宮内庁はそんな情けないことで良いのか。両陛下の御親拝を願う国民も多いと思うし、また支那や韓国の内政干渉に屈しているかのように御親拝を長年に渡り実現させていないことでは、靖国の英霊達は泣いていることであろう。昨年、そして今年と2年連続に8月15日の靖国の杜は雨であった。宮内庁としては両陛下が御親拝される場合は政府との協議が必要であろうが、来年の8月15日には靖国の杜に英霊達の涙雨が降ることがないように願いたいものである。
(2004/09/07) 

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小泉総理の靖国神社参拝継続を支持する

2004年09月01日 21時43分39秒 | 靖国神社問題
 小泉総理は8月31日、都内のホテルで行われた財界人との会合で、靖国神社参拝について「わたしの政治信条であり、断固として変えない」と今後も参拝を継続すると強調したとのことであり、また支那が参拝に反発し、首脳会談が実現していないことについて「私は日中友好論者だが、それと靖国参拝は別だ」と述べてあくまで「政治信条」を優先する姿勢を明らかにした。

 私は小泉総理がこのような信念を貫いて靖国参拝を継続することを表明したことを全面的に支持する。会合に参加した財界人からは「首脳会談ができる雰囲気にしてほしい」「どういう形で日中関係を考えるか、国民に説明すべきではないか」といった参拝中止を求める声が出たそうであり、それでも総理は信念を曲げなかったようである。また財界人の中には、支那での高速鉄道の受注に関して「あまり有利に働いていない」と感想を述べる人もあったという。

 小泉総理の靖国参拝中止を求めているのは財界人の中の一部であると思いたいが、支那の恫喝に屈して、参拝中止にすれば首脳会談がすぐにも実現し、反日だった支那が急に親日国家に変貌し、日本と支那の素晴らしい友好関係が構築出来ると思っているのであろうか。このような参拝中止を求める発言があることは、支那での高速鉄道に日本の新幹線を輸出したいとの思惑を持っている企業としては小泉総理の靖国参拝はまさに障害と思っているかも知れない。

 私は小泉総理が靖国神社への参拝を中止した程度で、支那の反日は止むことはなく、次なる日本を叩く材料を見つけ、また日本の富を吸い上げる新たな手口を編み出すだろう。支那は永遠に日本を叩き、賠償を要求し、自分勝手に領土を拡張し、内政干渉をし続けるのである。要するに日本と支那とは友好関係を築くことは不可能である。支那は、すべてが銭の国だから日本を脅かしてカネを取り、また独自の技術の蓄積のない国のことうゆえ、おだてて技術を取ると言う訳である。

 わが国の財界人は支那と友好関係が構築できれば、新幹線の輸出が出来て金儲けが出来ると思っているようだが、そのような考えは甘いと言わざるを得ない。金儲けの前に日本の主権が侵害され、内政干渉を許しても悔しくないのか。金儲けのために国を売っても良いと言うのでは情けない話ではないか。支那は日本から新幹線を輸入すると言っても「技術をタダで寄こせ」が最終目的ではないのか。それで事故でもあったら「日本が変な技術を寄こしたからだ。賠償せよ」となるだろう。在来線の高速化に日本の企業が契約したとのことだが、金儲けなどにはならず契約を一方的に破棄したりする常習犯と言われる支那にすっかり騙されてしまうであろう。

 支那との交際には気を付けなければならない。ところで小泉総理が靖国参拝を継続する旨の発言を報じた朝日新聞に「首相の靖国神社参拝は、政治面で日中関係が冷え込む一因となっている」と書かれていたが、このような論調だから朝日新聞は人民日報日本語版だと言われるのではないか。何度でも言うが小泉総理の靖国参拝継続を断固支持する。ここで支那との友好の名の下で参拝を中止してしまったら、わが国は総理大臣の参拝は永遠に出来なくなり、まして天皇皇后両陛下の御親拝の再開も出来ないであろう。
(2004/09/01) 

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靖国神社の静寂の時間(とき)は素晴らしい

2004年08月15日 22時43分05秒 | 靖国神社問題
 今日8月15日は第59回目の終戦記念日である。昨年は凄い雨の一日であったと記憶しているが、今朝は窓から吹き込むやや涼しい風と雨音で目が覚めた。最高気温が30度を超える真夏日が40日間連続して最長記録となった東京も今日15日をもって、その記録は一時ストップしたようである。

 今日、東京千代田区九段にある靖国神社は一年の内で一番で多くの参拝者を迎えることであろう。小泉総理の靖国参拝や新戦没者追悼施設建設の動きが影響していることからか、最近は参拝者が増加の傾向があるとのことであり、大変結構なことと思う。祖国のために殉じた数多の英霊達のお陰で、今日私たちは安泰して暮らしていけるのであり、その英霊達の御霊をお慰めすることは国民の義務の一つであるとの認識を私は持っている。

 さて、昨年は用事があって残念ながら参拝が出来なったことから今年は雨が降っているものの、何としても8月15日に靖国神社に行きたいとの思いで、自宅を出た。新宿駅を経由して、中央線の市ヶ谷駅で降り、靖国通りを歩いて靖国神社方向に向かう。まもなく、右翼の街宣車が止まっていたり、走り回っていたりしているのが散見され、やや雰囲気が良くない。

 第二鳥居のところから境内に入ると雨が降っているので傘を差して拝殿の方向に向かう凄い人波である。何度か靖国神社に来ているが、このように多くの人波を見たことはない。大手水舎で手と口を清めた後、大きな菊のご紋章のある神門の所で一礼した後、拝殿の方向に向かうが、人が多くなかなか進めない。時刻は正午少し前である。何とか参拝を済ませると、「正午の時報をもって黙祷を行います」との放送が流れ、しばらくして正午の時報がスピーカーから流れ「黙祷」の声と共に、あたりの人は一斉に立ち止まり拝殿の方向に向かい頭を垂れる。すると、ざわざわして周辺が急に静かになり、聞こえるのは雨音だけの時間(とき)となる。これだけ多くの人がいるのに話声などまったく聞こえないのは不思議である。

 黙祷を終え、神門の所で、どのような人が参拝に来るのかしばらく眺めていると、明らかに右翼団体の構成員と思われる者の団体や、数人のグループで参拝にきている自衛隊員の姿も目に付く。戦死された息子さんに会いに来たのであろうか階段を一段一段やっとの思いで登って拝殿の方に向かう老婆。祀られている戦友に会いに来たと思われる杖を突きながら孫に手を引かれやっと歩いている老人。赤ちゃんを抱いた若夫婦など様々である。

 雨が上がったのは午後1時30分頃ではないだろうか。午後になっても人波は途絶えることなく続き、何時間でもそこに止まりたい思いがあったが、それもかなわぬこと故、参道にあった仮設売店で知覧特攻基地から飛び立った特攻隊員と知覧高等女学校の生徒との交流を描いた感動の記録「群青」(高城書房出版)を買い求め靖国神社を後にした。昨年の8月15日は一日大雨だったが、今年は午後から何とか雨が上がったのは、靖国神社の形骸化につながる国立の新戦没者追悼施設建設が立ち消えになりそうだと言うことを英霊達が喜んでいるからに他ならない。それにしても英霊達の御霊をお慰めしようと参拝された多くの方の心が一つになって、正午からの黙祷の際に拝殿前に流れるの約1分間の静寂の時間(とき)は素晴らしいものである。
(2004/08/15) 

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中曽根氏は戦犯分祀で支那に屈服するのか

2004年05月28日 18時04分51秒 | 靖国神社問題
  中曽根康弘元首相が27日、都内のホテルで開かれた86歳の誕生日を祝うパーティーで、靖国神社の参拝に関し「遺族が一番考えているのは天皇陛下がいつ参拝してくれるかだ。首相ではなく、天皇陛下が参拝できるようにするのが首相の大きな仕事だ」と述べ、天皇陛下の参拝実現を求め、さらに小泉総理の靖国神社参拝に支那などが反発している問題について「東京裁判は承認できないので戦犯というものは認めないが、外交的打開政策を考えないといけない、日中双方がある程度、妥協出来る範囲で妥協して早く解決する(べきだ)」と述べ、日中友好促進のためA級戦犯は分祀すべきだとの考えを表明したと報道されている。

 私は天皇陛下のご親拝(参拝)の関する中曽根氏の意見には同意するが、A級戦犯は分祀すべきだとの考えには同意出来ない。陛下のご親拝は皇太子の折りに5回あるとのことであるが天皇となられてからは1度もないそうである。それを実現させないのは政府の怠慢の何者でもないが、やはり支那の反発を考慮しているからであろう。だいたい国家元首であらせられる天皇陛下が戦没者の慰霊すら出来ないと言うのでは、異常ではないか。そのような国が他にあるとしたら是非教えて欲しいものである。

 平成14年3月に米ブッシュ大統領が来日した時に靖国神社参拝を希望したそうで、それを外務省が拒否したとのことである。日本からすれば敵国であった米国の大統領がA級戦犯が合祀されている靖国神社を参拝するのであるから、支那が反発する靖国神社参拝問題など一気に吹っ飛んでしまうことになる訳で、その機会を外務省がつぶしてしまった訳である。このことは米国としてA級戦犯など問題にしないとの意志の現れであったことからして、参拝が実現出来なかったことは残念でたまらない。外務省官僚には「支那を刺激してはいけない」と言う体質がいまだに身に染みついているようである。

 中曽根氏は昭和60年8月15日に靖国神社に参拝したものの支那や韓国の反発に恐れをなし、その後の参拝を中止したことから、総理大臣の靖国参拝など全くの内政問題であるのに、その圧力に屈したことが発端となり、靖国問題と言う、問題にならないことが問題になってしまった現状に責任を感じないのであろうか。あの時、支那や韓国の反発を断固としてはねつけてさえすれば、今では小泉総理が堂々と参拝出来ていたであろうし、今上陛下のご親拝も実現されていたことは間違いないと思う。

 また中曽根氏のA級戦犯は分祀すべきだとの考えについて、同氏が「東京裁判は承認できないので戦犯というものは認めない」と思うなら、なおさら分祀すべきではない。主権回復後、国会において全会一致で戦犯とされた者はすべて名誉が回復しており、A級戦犯などもういない訳であり、靖国神社には現に法務死として他の英霊達と男女や階級の区別なく「靖国の神々」として公平に祀られている。

 なぜ中曽根氏は戦没者の慰霊という全くの内政問題に支那の顔色を伺って「A級戦犯は分祀すべき」と言うのだろう。分祀することが「妥協出来る範囲」なのであろうか。それは妥協ではなく「屈服」と言った方が正しいだろう。「日中双方がある程度、妥協出来る範囲」とは支那が内政問題である戦没者の慰霊や靖国神社に関してごたごた言わないことである。
(2004/05/28) 

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中曽根氏は戦犯分祀で支那に屈服するのか
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