戦没者を追悼することは国民の代表として天皇陛下や内閣総理大臣が、ことある事に行わなければならない義務であると思っているが、その戦没者の御霊が祀られている我が国唯一の施設はご承知のとおり靖国神社であり、陛下や総理が参拝しないとしたら最も精神的な苦痛を受けるのは英霊達ではないだろうか。また戦没者を追悼し、平和を祈念することは当たり前のことと思っている良識ある国民も損害賠償までは請求しないが、同じ気持ちであろう。
ところが、小泉総理が靖国神社を参拝したことで、私の思いとは反対に精神的苦痛を受けたとして台湾人を含む戦没者遺族ら236人が原告となり、国と総理、靖国神社に対し損害賠償を求める訴訟を起こしたと言うのだからため息が出てしまう。なぜ精神的苦痛になるのかまったく理解出来ないが、それも、なぜ1万円なのか。精神的苦痛があると言うならとても1万円位では癒されないだろうから、もっと高額な請求をしないのであろうか。まったく冗談で損害賠償を求める訴訟を起こしたようであるが、大阪地裁はこれら原告の請求を棄却するとともに、憲法判断を回避したと報道されているが当然の判決と言うべきでだろう。
大阪地裁の吉川慎一裁判長は13日の判決で、同種訴訟では初めて小泉総理の参拝を私的なものと判断を示したが、それは「公用車の利用と秘書官の同行にとどまる」と指摘し「国の機関である首相の行為とは認められない」と判断したからだそうである。それはそうかも知れないが、靖国神社に小泉総理が内閣総理大臣の資格で参拝したとしても、それを「公式」だ。「いや私的だ」と騒ぐこと自体が不毛な論争と言うべきであろう。
毎年のようにアホな新聞記者が、靖国神社に参拝する総理や閣僚らに「公式ですか私的ですか」と、これまたアホな質問をしているが、それこそ愚劣な質問というべきだろう。アホな新聞記者や、このような訴訟を起こす原告らにとってははっきりして欲しいかも知れないが、そのようなことはどっちでも良いではないか。小泉総理の参拝がどのような形であれ、参拝がなんでも公式になり、憲法違反だと思っている連中には何を言っても無駄である。
だいたい国家元首である天皇陛下や内閣総理大臣が、戦没者を追悼し、平和を祈念するために靖国神社に参拝することが裁判沙汰になることが異常ではないか。今回訴訟を起こして敗訴した原告には戦没者遺族がいるそうだが、ならば靖国神社に何度か参拝されたことがあるだろう。その社頭で多くの参拝者の姿を見られてどのように感じられておられるのか。この場に小泉総理が来ることはあってはならないと思っているのであろうか。むしろありがたいと思わないとすれば、戦没者の遺族らしくないと思えてならない。
原告側は損害賠償請求を棄却された判決を不服として大阪高裁に控訴する方針とのことだが、同種訴訟で「総理の靖国参拝は憲法違反」と判決を下した福岡地裁の亀川裁判長のようなおかしな判事にうまく当たれば良いだろうが、さてどうなるか。裁判を起こすのは勝手だが、まあ損害賠償など認められる訳ないのにご苦労なことだ。そのような裁判を起こす暇があれば戦没者の遺族らしく機会あるごとに靖国神社を参拝していただきたい。その方が英霊達は喜ぶのではないだろうか。
(2004/05/13)
この記事は「今日のコラム」
戦没者の遺族は訴訟より靖国神社の参拝を
としてHPに掲載されていたものです。
ところが、小泉総理が靖国神社を参拝したことで、私の思いとは反対に精神的苦痛を受けたとして台湾人を含む戦没者遺族ら236人が原告となり、国と総理、靖国神社に対し損害賠償を求める訴訟を起こしたと言うのだからため息が出てしまう。なぜ精神的苦痛になるのかまったく理解出来ないが、それも、なぜ1万円なのか。精神的苦痛があると言うならとても1万円位では癒されないだろうから、もっと高額な請求をしないのであろうか。まったく冗談で損害賠償を求める訴訟を起こしたようであるが、大阪地裁はこれら原告の請求を棄却するとともに、憲法判断を回避したと報道されているが当然の判決と言うべきでだろう。
大阪地裁の吉川慎一裁判長は13日の判決で、同種訴訟では初めて小泉総理の参拝を私的なものと判断を示したが、それは「公用車の利用と秘書官の同行にとどまる」と指摘し「国の機関である首相の行為とは認められない」と判断したからだそうである。それはそうかも知れないが、靖国神社に小泉総理が内閣総理大臣の資格で参拝したとしても、それを「公式」だ。「いや私的だ」と騒ぐこと自体が不毛な論争と言うべきであろう。
毎年のようにアホな新聞記者が、靖国神社に参拝する総理や閣僚らに「公式ですか私的ですか」と、これまたアホな質問をしているが、それこそ愚劣な質問というべきだろう。アホな新聞記者や、このような訴訟を起こす原告らにとってははっきりして欲しいかも知れないが、そのようなことはどっちでも良いではないか。小泉総理の参拝がどのような形であれ、参拝がなんでも公式になり、憲法違反だと思っている連中には何を言っても無駄である。
だいたい国家元首である天皇陛下や内閣総理大臣が、戦没者を追悼し、平和を祈念するために靖国神社に参拝することが裁判沙汰になることが異常ではないか。今回訴訟を起こして敗訴した原告には戦没者遺族がいるそうだが、ならば靖国神社に何度か参拝されたことがあるだろう。その社頭で多くの参拝者の姿を見られてどのように感じられておられるのか。この場に小泉総理が来ることはあってはならないと思っているのであろうか。むしろありがたいと思わないとすれば、戦没者の遺族らしくないと思えてならない。
原告側は損害賠償請求を棄却された判決を不服として大阪高裁に控訴する方針とのことだが、同種訴訟で「総理の靖国参拝は憲法違反」と判決を下した福岡地裁の亀川裁判長のようなおかしな判事にうまく当たれば良いだろうが、さてどうなるか。裁判を起こすのは勝手だが、まあ損害賠償など認められる訳ないのにご苦労なことだ。そのような裁判を起こす暇があれば戦没者の遺族らしく機会あるごとに靖国神社を参拝していただきたい。その方が英霊達は喜ぶのではないだろうか。
(2004/05/13)
この記事は「今日のコラム」
戦没者の遺族は訴訟より靖国神社の参拝を
としてHPに掲載されていたものです。