南池(阿弥陀町)のルーツ
前号で紹介した。池大神社の説明の続きに、八柱社(はっちゅうしゃ)と祇園社の説明があります。読んでみます。
(写真右:本殿の池大神、中:八柱社、左:祇園社)
◇八柱社は、スサノオノミコトと御子神(みこがみ)八柱(八人)がお祀りされている。
祭日は8月31日・9月1日である。
◇祇園社(ぎおんしゃ)
祭人はスサノオノミコトである。祭日は7月6日と7日である。6日には子供相撲大会がある(以上、池大神社の説明板より)
「八柱社」とは、なじみのない神様(神社)なので、HPで調べてみました。
・・・京都の八坂神社(祇園社の祭神はスサノオノミコトであり、八柱御子神(やはしらのみこがみ)もお祀りしています。
八柱社とは、スサノオノミコトの8人の子供たちをお祀りしている社のことです。(HPより)
と言うことは、池大神の説明にある八柱社も祇園社も、京都の八坂神社に繋ながる祭神です。
魚橋村の守護神は、八坂神社から勧請した神様で、地元ではもっぱら祇園さんと呼んでいます。
『印南郡誌』には「・・・姫路城主であった池田輝政により干拓され、阿弥陀・魚橋の地より人々が移住し新村(新池村)が形成した。この新池村は寛永年間(1624~1644)、北池村・南池村の二村に分離した・・・」とあります。
ここに八坂神社(祇園さん)があることは、入植した魚橋の人々が魚橋村の祇園さんを勧請したということでしょう。
南池のルーツの証です。(no2771)
*写真 右端:池大神、中:八柱社、左:祇園社