ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

円照寺の花たち(28) しだれ梅

2016-02-29 07:12:34 | 円照寺の花たち

     明日から3月

 きょうで、2月は終わり、明日から3月。

 きょうから明日への時間の変わりは、24時間だけの違いです。

 でも、きょうまでは、寒い冬の日。

 天気予報はどうであれ、明日から、本当の春の日が始まります。

 円照寺へお寄りください。

 「春の訪れ」がありますよ。

 3月は、鳥が鳴き、虫がはい出し、そして花が膨らんでくるんです。

     しだれ梅

 花の少ない初春の2月に、「しだれ梅」は、たくさんの濃桃色の八重の小花を咲かせ、春の準備をしました。

  今、旧円照寺跡では、満開の「しだれ梅」が、みなさんをお待ちしています。

 少し小ぶりのしだれ梅です。が、あと20年もすれば、みごとな花に成長しているでしょうね。

 孫(写真:7歳)が、しだれ梅を眺めています。20年もすれば27歳。

 その時私は、92歳。たぶん「この世におさらば」しているでしょうね。

 20年後、きっとこの「しだれ梅」は、みごとなしだれ梅の大木として、近在に話題を提供していることでしょう。(no3130)

 *写真:しだれ梅(撮影・飯沼)

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円照寺の花たち(27) BANーBAN「播磨の四季」で紹介

2016-02-28 08:09:51 | 円照寺の花たち

  2月26日(金)の午後、BAN-BANテレビの番組「播磨の四季」取材があり、円照寺がの花たちが紹介されます。

 番組では、主にクリスマスローズが放映されますが、その他やがて本番を迎えるツバキ、しだれ梅なども紹介される予定です。

 ぜひご覧ください。

 放映期間・時間その他は下記のようです。

     「播磨の四季」の放映予定

   番組名    「播磨の四季」

  放映期間   3月1日(火)~15日(火)

  放映時間

   月     14:40

   火      8:55

   水     14:50、21:50(2回)

   木      8:55 

   金     14:50、21:50、1:55(3回)

   土     12:25、18:25(2回)

   日     14:50、20:50(2回)    (no3129)

 *写真:BAN-BANテレビの「播磨の四季」取材風景(撮影・堀江)

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円照寺の花たち(26) ヘンリー・E・ハンチントン

2016-02-27 08:48:52 | 円照寺の花たち

    ヘンリー・E・ハンチントン

 ヘンリー・E・ハンチントンは、カリフォルニアの大富豪で、19世紀後半から20世紀始めにかけて活躍し、主に鉄道事業で財を成した人です。

 ロサンゼルス近郊にあるハンチントンガーデンは、25万坪もある元邸宅を開放したもので、植物園の外、美術館、そして膨大な蔵書を保管した図書館としても有名です。

 特に、植物園の中にあるカメリア・ガーデンは、ロサンゼルスを訪れたツバキ愛好家が必ず訪れる椿の名所となっています。

   ヘンリー・E・ハンチントンは、華麗な力強いツバキ

 ここで誕生したツバキの品種、ヘンリー・E・ハンチントンは大きくて癖のない美しいピンクの花と、枝も葉も大きな、伸び伸びとした姿は、アメリカの健康で豊かなイメージともいわれます。
 ヘンリー・E・ハンチントンには、力強さあります。

 ツバキの品種にその名をのこしたヘンリー・ハンチントンは幸せですね。

 ツバキにつながる印象は、華やかで美しく、後世の人は、ハンチントンはきっと花を愛した「ハンチントン・ツバキ」のような人と想像するでしょうね。(no3128)

 *写真:ヘンリー・E・ハンチントン(撮影・堀江)

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円照寺の花たち(25) アルカディア

2016-02-26 08:35:20 | 円照寺の花たち

 

        アルカディア

 写真のツバキは「アルカディア」で、円照寺のツバキのうち最も美しい一つだそうです。

 住職が薦める一番のツバキは、他にあるようですが、そのツバキは、後日咲いたときに、紹介するとしましょう。

 楽しみにお待ちください。

    平和な理想郷のイメージ

 (写真下は、理想郷としてのアルカディアのイメージ)

ところで、「アルカディア」の意味が分かりません。

そんな時は、いつも「ウィキペディア」を参考にしています。

「・・・アルカディアは、ギリシャのペロポネソス半島中央部にある古代からの地域名で、後世に牧人の楽園として伝承され、理想郷の代名詞・・・」とあります。

理想郷というと中国の桃源郷(シャングリラ)を連想してしまいますが、少しニュアンスが違うようです。

トマス・コール作「帝国の推移」より「牧歌的な状態」(写真下)をご覧ください。

アルカディアは、桃源郷のようではありません。平和に生きる人々の理想郷のようです。

ツバキの「アルカディア」は、そんな人々の土地をイメージにした花のようです。(no3127)

*写真上:アルカディア(バラの品種)、撮影・堀江

 写真下:「アルカディアの牧人たち」(ニコラ・プッサ作)

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円照寺の花たち(24) 猫のいる風景

2016-02-25 08:01:07 | 円照寺の花たち

 その日(撮影した日)は、2月22日です。

 一匹の猫が、クリスマスローズを眺めながら、ゆっくり歩いています。

       猫(ランちゃん)とクリスマスローズ

 わたし、円照寺の猫のランです。

 住職さんと大のなかよしです。

 円照寺に来られた時には、お会いしたいですね。よろしくお願いします。

 人間様は、私たち猫のために、2月22日を「猫の日」と決めでくださいました。

 なんでも、にゃん・にゃん・にゃんと鳴くことから決められたとか・・・・

 特別なことはなにもないですが、暖かい日のプレゼントは何よりです。

 きれいな、クリスマスローズを眺めています。

 クリスマスローズは、今が盛りです。綺麗ですよ。

 でも、美味しくなさそうです。

 それに、なんでも毒があるとか。(no3126)

 *写真:猫とクリスマスローズ(飯沼・撮影)

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円照寺の花たち(23) 艶やかな椿たち

2016-02-24 07:48:56 | 円照寺の花たち

     閑(しずか)さや岩にしみ入(い)る蝉(せみ)の声

  松尾芭蕉が山形県の立石寺(りっしゃくじ)で詠んだ句です。

  「蝉が声が岩に、しみ入るやうに鳴いている」という句です。

 蝉が岩にしみいるとは、閑さ(しずかさ)どころか、「何たるやかましさ」ではないかと考えてしまいます。

 その原因は、セミといえばクマゼミを想像してしまうからです。

 江戸時代、立石寺のある東北地方は温暖化が進んおらず、クマゼミはいなかったそうです。

 ある高名な俳人が「立石寺」のセミは「アブラゼミ」と結論づけました。科学的に少しは納得。

     艶やかな円照寺の椿

 椿と聞くと、私の場合ためらいもなく「藪ツバキ」を思い浮かべます。山本周五郎の小説「五辨のつばき」と結びついているのかもしれません。

 私の椿のイメージは、少し地味なものです。

 でも、円照寺の椿は、ちがいます。なんと艶やかな花なんでしょう。

 椿に対するイメージが一変しました。

 それらは、椿(つばき)と呼んでは、かわいそうなぐらいです。

 カメリアと呼ぶべきかもしれません。

 円照寺の艶やかなツバキを「カメリア」と呼べば、なんとなく納得できるのですが。(no3125)

 *写真上:ひな桜(見ごろは3月下旬)

  写真下:ナイト・ライダー(ニュージランドのツバキ・見ごろは3月下旬)

  撮影・堀江

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円照寺の花たち(22) ツバキ・つばき・椿・Camellia 

2016-02-23 07:30:00 | 円照寺の花たち

   

        春の花:ツバキ

 クリスマスローズの次は、円照寺のツバキを中心にして紹介しましょう。

 今の時期はまだ少ないのですが、3月に入ると円照寺は、みごとなツバキでいっぱいになります。

 ツバキの漢字(椿)は、木偏に春と書きますから、春を代表する花ですね。

 でも、椿の漢字は中国から伝わったのではなく、日本で作られ文字(漢字)だそうです。

 ということは、椿は日本人に特別に好まれた花のようですが、中国では日本ほど注目されていない花だったのでしょうか。

 その辺の事情をご存知の方は教えてください。

      英語ではカメリア(Camellia)

 少し、私ごとを書かせてください。

 高校生のとき、数学はカラッケシだめでした。友達について行けたのは1年生の因数分解まで。

 英語は、なんとかなりました。

 でも、学校を卒業するまで「椿」の英単語を知りませんでした。

 テレビの「カメリア・ダイヤモンド」の宣伝が気になり、辞書でカメリア(Camellia)を調べると、「椿」でした。

 その時まで、知らない単語でしたが、以来50年、強烈にインプットされ、忘れない単語となりました。

 「みなさんは、ごぞんじでしたか」

 英語の教科書でも「椿(Camellia)」あまり出てきませんね。

 欧米では、あまり注目をされない花なんでしょうか。

 どうでもよい話です。

 もうすぐ、椿の季節がやってきます。(no3124)

 *写真上:ドクター クリフォード パークス(波状弁・八重咲、見ごろは4月上旬)

  写真下:イースターモーン(バラそっくりの椿、見ごろは3月下旬)、撮影・堀江

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円照寺の花たち(21) 季節はずれのツバキ

2016-02-22 07:17:05 | 円照寺の花たち

 昨年末から、温かい日が続きました。

 昨年の産経新聞(12月19日)は、円照寺のツバキを次のように紹介しています。

 チョッと心配なニュースです。

     季節はずれのツバキ

 「花の寺」として知られる兵庫県加古川市東志方町広尾の円照寺で、季節はずれのツバキが花を咲かせている。

 厳冬期を過ぎた3月上旬以降の開花が通常なだけに、上月義宗住職(68)は「30年以上のツバキ栽培で初の出来事。暖冬を春と勘違いしたのでは」と驚く。

 同寺の境内には200種400本のツバキが地植えや鉢植えされているが、このうち、ピンク系の「悦ボタン」や小豆色の「隠れ磯」、黄色の「新世紀」など15種20本が今月(昨年の12月)上旬から次々と花を咲かせている。

 花は約10日で落花するが、ほかにつぼみも膨らんでおり、このまま暖冬が続けば開花はしばらく続くとみられる。

 ただ、上月住職は「いったん霜が降りれば、膨らんだつぼみは越冬できないので、本来のシーズンに咲く花がなくなるのでは」と心配も。・・・(昨年12月19日の産経新聞より)

 いま、心配されたツバキたちは春を待ちかねたように咲き始めました。が、またまた寒い天候に襲われました。ツバキも多難です。

 新聞のツバキの写真はっきりしないため、別の写真を使いました。もちろん、円照寺で咲くツバキです。(no3123)

 *写真:円照寺のツバキ(3月になると200種・400本がみなさんのお越しをお待ちします。撮影・堀江)

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コーヒーブレイク  夜の学習会(東神吉町西井ノ口)

2016-02-21 09:07:53 |  ・コーヒーブレイク・余話

  今回、「円照寺の花たち」はお休みです。余話として「夜の学習会」を割り込ませていただきます。

    加古川市・高砂市・稲美町・播磨町の歴史を!

 最近、市内の歴史講座も、ずいぶん盛んになってきました。

 来年度のことです。ある公民館から「来年度10回シリーズで地域史講座をしますので担当してください」という依頼をいただきました。

 少し考えました。

 結局引き受けたのですが、「せっかくだから、何かまとまった内容にしたい」と考え、公民館の方と相談しました。

 そこで、加古川市を7つの地域に分け、それに高砂市・稲美町・播磨町を加え合計10回の歴史講座を計画しました。

 旧加古郡、印南郡(加印地域)の歴史講座になる予定です。

 「来年度の終了時には、地域(加古川市・高砂市・稲美町・播磨町)の歴史ができあがる」と思うと、いまから楽しみにしています。

 こんなのを「とらぬ狸の・・・」というのでしょうね。

     夜の学習会(東神吉町西井ノ口)の歴史学習

 さて、今年に入り、バタバタと話がまとまり、西井ノ口(神吉町)の歴史講座(3回シリーズ)を開催しています。

 取材の途中で町内会の役員さんと話している中で、なんとなくまとまった話です。

 テーマは、神吉城の戦い(第1回・1月20日)、西井ノ口の歴史(第二回・2月17日)そして、第3回目は「水(加古川)と東神吉町」(予定3月16日)です。

 「まあ10~15人ぐらいなら」と軽い気持ちで引き受けた講座です。

 町内回覧板で募集されました。

 なんと、夜7時からだというのに40人を超える参加者となりました。

 おまけに、参加費1000円というのですから驚きです。

 ふつう、町内の行事(特に学習会)は、無料が相場です。

 それも、夜7時からです。

 こんな学習は初めてです。2回の講座は終わりましたが、皆さん熱心です。感想を聞くのが恐ろしいのですが、「これぞ、歴史講座(学習会)」です。

 この学習会が、参加人数で成功しているのは、日頃の町内会の行事の取り組みが素晴らしいためです。

 ある行事だけが成功することは決してありません。西ノ口町内会は、キラキラと輝いています。(no3122)

 *写真:「西ノ井口歴史」(第二回)の講座風景

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円照寺の花たち(20) 円照寺花ごよみ

2016-02-20 09:23:45 | 円照寺の花たち

       円照寺の花ごよみ

 円照寺の「花ごよみ」です。

 花の時期にはぜひお訪ねください。今は、出番を待っています

   春

 ミモザ                    3月~4月

 ツバキ、クリスマスローズ     3月~4月

 ユキヤナギ                3月下旬

 ライラック                 4月下旬

 シヤクナゲ、ボタン          5月

 バラ                     5月下旬

    夏

 アジサイ                 6月~7月

 ノウゼンカズラ              7月~8月

    秋

 スイフヨウ、ハギ、リコリス     9月~10月

 ツワブキ                 11月

 これら以外に、ロウバイ、シャクヤク、オオデマリ、コデマリ、ジャスミン、ヘメロカリス、キキョウ、カサブラシカ、タカサゴユリ、シュウメイギクなどの花がお寺を埋めます。

    「わが町加古川60選」に

 花の時期には、ぜひ円照寺へお立ち寄りください。

 ことにノウゼンカズラの時期は見事です。

 燃え立つような色と広がりは、美しさと同時に命のようなものを感じます。

 円照寺は「花の寺」として、2010年に「わがまち加古川60選」に選ばれました。

 (no3121)

 *写真:ノウゼンカズラの頃(撮影:堀江)

 

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円照寺の花たち(19) クリスマスローズ(6)・昔のわすれもの

2016-02-19 08:53:03 | 円照寺の花たち

 

           遠い昔の忘れもの

  クリスマスローズを歌った詩を調べてみました。

 やはり、その愛らしいイメージからの歌(詩)が多いようです。

 おじいさんには、遠いとおい昔の忘れ物ばかりのようです。

 ちょっとカッコをつけましたが、もっとも、こんな忘れ物(経験)はなかったですね・・・

 とにかく、CHEMISTRYの「クリスマスローズ」の一部を読みながら、クリスマスローズを楽しみましょうか。

今、コーヒーをいれました。

    クリスマスローズ

 必ず、いつでも味方してあげるから

 咲かせて恋する君はクリスマスローズ

 突然、君の笑い声が

 聞こえて、小さく振り返る

 僕らに見せないその笑顔

 思わず幸せになれたよ

 真夜中、涙声で電話をかけてくる

 ・・・(no3120)

 *写真上:クリスマスローズ(黄丸弁・八重)、同下(ピンクピコティ・八重)、撮影:堀江

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円照寺の花たち(18)  クリスマスローズ(5)・たくましい花

2016-02-18 09:14:50 | 円照寺の花たち

  

       クリスマスローズ(5)

 やっと、「円照寺の花たち」は、円照寺の花の話題に帰ってきました。

 クリスマスローズの続きです。

    ほんとうは、たくましい花 

 『NHK趣味の園芸・クリスマスローズのすべて』で、クリスマスローズを以下のように紹介しています。

 ・・・・

 クリスマスローズの原種は、ヨーロッパ全域から地中海沿岸、バルカン半島、黒海沿岸、さらに中国まで広範囲に分布し、・・・

 一般的に、日本より夏の気温が低く、雨量の少なく、気温が高いところでも乾燥しているのが特徴です。

 山間部の原生地では、冬最低気温がマイナス30度ぐらいまで低下することがある。

 ・・・・

 クリスマスローズから受ける感じと、ずいぶん違っています。

 クリスマスローズは、小さくて一見弱々しそうです。が、冬の寒さをものともしない逞しさを持った花なんですね。

 それに、なによりもその一つひとつが美しく着飾った個性的な花です。

 でも、その美しさの裏では「クリスマスローズ(2)」で紹介したように、毒をためています。

 教訓です。「男性のみなさん・・・美しいものには、くれぐれも気をつけましょう」(no3119)

 *写真:上、クリスマスローズ(黄・剣弁八重)、下、クリスマスローズ(黒・一重)、共に2月7日堀江撮影 

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円照寺の花たち(17) 伊能忠敬、吉広(現:広尾)に来る

2016-02-17 08:55:51 | 円照寺の花たち

      伊能忠敬測量隊、吉広(現:広尾)に来る

 文化八年(1811)3月5日(旧暦)、伊能忠敬の測量隊が細工所~平荘(現加古川市平荘町)にかけて測量しました。

 この日は、晴天であったようです。

   昼食は、吉広の庄屋宅(旧円照寺のすぐ北)で

 その測量の様子を『加古川市史(二巻)』に見てみましょう。

 「・・・測量隊一行は、文化八年(1811)には法華山一乗寺のある坂本村の庄屋宅・百姓家に宿泊し、三口から高砂道を南下して、大沢・細工所・同村安楽寺門前を通り、岡村字田中・下条・中才を通り、吉広・柏尾(以上志方町)・一本松新・小畑・西山・山角(以上加古川市平荘町)・小野・薬栗・見土呂を通り、滝野川(加古川のこと)を渡って国包(以上加古川市上荘町)にいたる。・・・」

 また、日記によると春なお遠い3月5日(旧暦2月)、伊能忠敬の測量隊一行は安楽寺(細工所)門前から加西道へ入り、その日の昼食は吉広村(現:広尾西)の庄屋宅(旧円照寺のすぐ北となり)でとっています。(その日の宿泊は国包)

 地図で測量隊のたどった細工所から平荘の芝村(現:養老村)の河岸(かし・川の港)までの加西道(地図で赤く彩色した道)をご覧ください。(no3118)

 *図:伊能忠敬の地図(播磨部分)・・・赤い線が伊能測量隊の測量した行程

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円照寺の花たち(16) 旧円照時跡は、パワー・スポットか?

2016-02-16 07:36:46 | 円照寺の花たち

   「円照寺の花たち」は、花の話からずいぶん離れ漂っています。

  次号で、もう少し「伊能忠敬の測量隊」を書いた後、円照寺の花たちに帰ることにします。

     旧円照時跡は、パワー・スポットか!

  旧寺跡の前の坂道を登ると吉広村(現:広尾西)の庄屋さんの家の前へでます

  庄屋さん(堀内家)は、旧円照寺のすぐ近所で、両者の関係の深さが想像できます。

  また、庄屋宅の横(北)の道は、伊能忠敬の測量隊が通った加西道です。

  伊能測量隊は、庄屋宅で昼食をとっています。 

  その日(文化八年-1811-3月5日・旧暦)、円照寺も接待の準備のため大忙しだったことでしょう。

  伊能忠敬も、食後ぶらりと(旧)円照寺を散策されたのかもしれません。

  歩いてみると、そんな記録にないことを想像してしまいます。

  旧円照寺跡は、新しくなった円照寺の跡地ですが、ロウバイがみごとに咲きます。

  3月の終わりから4月の初めの頃に雪柳は爆発したようにみごとに咲き乱れます。

  住職が、「新しい円照寺で弱った植物をしばらくここ(円照寺跡)に移すと、たちまち元気がもどります」と言われた言葉が印象的でした。

  ここは、きっとパワー・スポットなんですよ。

  落ち込んだ時に、出かけられてはいかがですか。(no3117)

  *写真:雪柳(旧円照寺跡:撮影・堀江)

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円照寺の花たち(15) 愛のメッセージが届きました

2016-02-15 09:13:29 | 円照寺の花たち

 

 (昨日)2月14日は、バレンタインデー。

 おじいさん(私)にとっては、どうでもよい日なんですが、ひとつだけ、いいことがあります。

 この日、孫(7才の女の子)がやって来てチョコレートをくれます。

 もっとも、このチョコレートも最後には孫の口に入ることになるのですが・・・

     もりあがりました 「にこいちさん」ありがとう!

 今年は、違う楽しい行事がありました。

 昨日、円照寺で「にこいち(さん)」のバレンタアイン・コンサートです。

 もう3年目の恒例の行事らしいのですが、私にとって初めて。

  それに、最前列で「にこいち(さん)」の演奏を聴くことができました。

    ぎゅっと詰まった愛のメッセージが届きました

 若者からのメッセージでした。

 ハートの形をした風船を揺らしてみんなで楽しみました。

 おじいちゃんにも、ぎゅっと詰まった愛が届きました!

 ありがとう・・・(no3116)

 *写真:にこいちバレンタインLive(円照寺・本堂にて、飯沼撮影)

 

 

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