人には不向きなことがあります。
文学に鈍感な人が、文学を語るとき「ええ加減に止めてくれ」という声が聞こえてきそうです。
文学に鈍感な人とは私のことです。
でも、稲美町を探訪するとき、万葉集を避けて通ることができません。
万葉集を中心に、あえて稲美町にある文学碑を訪ねてみることにしました。
しばらくご辛抱ください。
今、六分一近辺を歩いていますので、天満大池にある「天満大池記念碑」にある歌を紹介することからシリーズ「稲美町の文学碑」を始めます。
ただ、まずい解釈はいらないと思うのですが、ご容赦ください。
天満大池記念碑の歌
昭和20年の台風により池の南西部の堤防が決壊し、下流に大災害をもたらしました。これをきっかっけに昭和28年、改修工事が行われました。
この記念碑(写真)は、昭和38年10月の建立です。
この竣工記念碑に元稲美町長大西一雄氏の短歌が記されています。
その後、堤防の老朽化が進み、昭和60年度に「県営ため池整備事業」が採択され、大規模な改修が行われました。
平成9年(1997)大規模改修工事が完成し、天満大池は現在の姿になりました。
千代にかけて 瑞穂豊かに みのるらん
水をさまりし 今よりにして
作 大西一雄
(意味)
(池の竣工により)水はしっかりおさまりました
これからは、末長く豊かな稔りが続きますよ