伊保町中筋の白矢薬師(しらややくし)に来ています。
『高砂の史情』(森村勇著)で白矢薬師について次のように紹介されておられるのでお借りしました。
白矢薬師(しらややくし)
竜山連峰西の荒山(57㍍)と薬師山(69㍍)の谷間に、東光山薬護寺跡といわれる広い敷地があって、正面奥まった所に真新しい薬師堂(中筋5丁目)が建っています。
中世、この付近に居を構えた曽根藤四郎義宗にゆかりのある寺だったとか、境内に気泡を出す「薬師の泉」があったとか言われていいますが明らかではありません。
谷間に頭を出している切り立った岩場は陽光で白く輝き、岩肌を走る切り石の跡は光の影で矢羽根を思わせています。
石切場と屑石の白い岩山に向って、旅姿の石の地蔵さんか独り直立している光景に、武将や村人が仏に祈る姿を連想し、私(森村勇氏)も思わず手を合わせました。
西井ノ口の写真集を紹介します
中島農民組合について十分紹介できていませんが、次の話題に移ります。
2006年6月14日に「ブログをはじめます」と不安げに4行の文を書いて「ひろかずのブログ」をスタートさせました。
それ以来、大きな事故もなく、ブログの守備範囲を加古川市・高砂市・播磨町・稲美町とし、その地域史にこだわってきました。
そのブログも、きょうで「2928号」になりました。
高砂市に関しては、特にまだまだ紹介することが残っています。
その都度、付け加えます。
が、このあたりで、一区切りをつけ、あまり地域の歴史にとらわれず、思いつくままに取り上げようと考えています。
とりあえず、次号からしばらくは、西井ノ口(加古川市東神吉町)の写真集を紹介します。(no2928)
*『高砂の史情』(森村勇著)参照
*写真:白矢薬師堂(高砂市伊保町中筋5丁目)