ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

瀧瓢水物語(1) 「瓢水物語」を始めます

2016-09-30 08:03:19 | 瀧瓢水物語

 今日で9月も終わり。「円照寺の花たち」は2月から始めて、はや8か月になりました。

 まだ、紹介できてない「円照寺の花たち」があります。花がきれいに咲く都度紹介することにして、次の話題「瀧瓢水物語」を始めます。

 引き続き、お読みください。

 写真は、最近の円照寺のスイフヨウです。

  瀧瓢水(1) 「瓢水物語(たきひょうすい)」を始めます

 現在の加古川市別府町に瀧瓢水(1684~1762・江戸時代中期)という俳人がいました。

 家業を継いだ時瀧家は千石船を七艘(そう)を持つ、かなりの豪商でした。

 しかし、瓢水が家業を継ぐや急速にさびれてしまいました。

 それも、そのはずです。

 俳句にのめりこみ、家業を人まかせにして京都、大坂で遊んでばかりいるものですから、土地や船は他の商人の手に渡ってしまいました。

 でも、彼は底抜けの暢気な性格で、そんなことをいっこうに気をとめるようすはありません。

 瓢水は、俳句にだけは異常なほど情熱を傾けました。

    浜までは 海女も蓑着る 時雨かな

 この句をご存知の方も多いと思います。

 その外にも、瓢水の句と知らずに覚えておられる句も多いのではないでしょうか。

 あるところから、「瓢水について知りたい」という要請がありました。

 彼について、あまり知らないのですが、調べながら紹介することにします。(no3350)

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円照寺の花たち(193) 萩の風景(4)・アカハギ

2016-09-29 09:24:37 | 円照寺の花たち

  萩の風景(4)・アカハギ

 9月は、雨の日が多かったですね。

 今(9時)雨は上がっていますが、昨夜も雨でした。

 秋らしくない雨も多くなりました。

 やはり、秋の雨は、もっと静かに降ってほしいものです。

 しとしと降る雨の中を、トボトボ歩く***の姿も秋に似合います。

 ***ですか? 私=老人です。

 なんとも寂しい風景です。

 でも、雨に濡れた萩もいいものです。

 雨が上がると静かな夕方の境内には虫の声があります。

    万葉集の萩

 万葉集の話です。

 万葉集に登場する一番多い花は萩です。

 都の歌人は、萩が好きだったのでしょうか。

 そうとは想像できません。

 都から遠い雛の風景を代表する花として、萩を詠んだのでしょう。

 派手やかな都に咲く花では秋の旅情が感じられなかったのでしょうね。

 またに、地方へ出かけた時も、都の賑わいとは対照的な、寂しげな萩に旅の旅情を感じただけだと想像するのです。

 写真は、アカハギですが、万葉集の萩はもっと寂しげな萩の原種だったことでしょう。

 私説です。国文学者に怒られそう・・・(no3349)

 *写真:アカハギ

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円照寺の花たち(192) スイフヨウが見ごろ

2016-09-28 07:41:18 | 円照寺の花たち

    スイフヨウが見ごろになりました

 またまたスイフヨウの紹介です。円照寺では、今、スイフヨウが一番きれいな時期を迎えています。

 お出かけください。

 スイフヨウは、フヨウの突然変種だといわれています。不思議といえば不思議な花です。

 フヨウの花と比べるとやや小さめで、朝咲いたときは白、午後には少し桃色をかえます。

 そして、夕方には赤みを増し、夜には萎んでしまう一日花です。

 そのため酒気を帯びた人にたとえて「酔芙蓉(スイフヨウ)」と名づけられています。

 写真上は、27日(火)の3:30ごろに撮影したスイフヨウです。

 お酒を飲んで、ほんのりと頬をそめた女性を想像させる花です。

      二日酔い!

 住職から面白いお話を聞きました。

 「円照寺の花たち(175)」の写真をご覧っください。

 赤・白のスイフヨウが同時に咲いています。

 時折、このように前日の赤くなった酔芙蓉が朝まで残ることがあるそうで、この残った赤いスイフヨウを「二日酔い」と呼んでいるそうです。

 また、スイフヨウがなぜ時間とともに色を変えるのかについては、まだ科学的に解明されていないそうです。

 それにしても、スイフヨウは、不思議な花ですね。(no3348)

 *写真:スイフヨウ(27日、 3:30ごろ撮影したスイフヨウ)

 

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 コーヒブレイク:山片蟠桃の足跡をたどる

2016-09-27 09:53:58 |  ・コーヒーブレイク・余話

 きょうの「円照寺の花たち」はお休みです。

 25日の日曜日、高砂市教育センター(阿弥陀町生石)を出発し、魚橋・神爪地区の歴史散策(約4キロ)を楽しんできました。

 この歴史散策に参加したのは、神爪の覚正寺に山片蟠桃が同寺に贈ったという杯を見たかったためです。でも、ちょっと疲れました。

 この歴史散策は、26日(月)の神戸新聞にも取り上げられていましたので紹介します。

    山片蟠桃の足跡をたどる

 江戸時代後期の町人学者、山片蟠桃(やまがた・ばんとう)の出身地域を巡るまち歩きイベントが25日、兵庫県高砂市神爪地区で開かれた。市民ら約50人が参加し、蟠桃の銅像がある公園や、顕彰墓のある寺など11カ所を、約2時間かけて巡った。

 「山片蟠桃の足跡をたどる神爪まち歩き」で、同市が主催する文化講座「高砂学」の一環。イベントは2013年から市内のさまざまな地域で開かれ、5回目。今回は、高砂歴史ガイドクラブのメンバー12人が案内役を務めた。

 顕彰墓のある覚正寺(かくしょうじ)(同市神爪5)には、蟠桃が同寺に贈ったとされる杯が残されており、参加者は興味深そうに見入った。蟠桃の銅像が立つ「かんな児童公園」(同)では、ガイドが「商才を発揮して米問屋を大きくした」「学者としての才能もあり、百科事典のような思想書も残した」などと功績を紹介した。

 参加者の男性(65)=同市西畑=は「高砂にゆかりのある偉人のことを知りたくて参加した。勉強になり、面白かった」と話した。(小尾絵生)(no3347)

*写真:山片蟠桃の生誕250年を記念して1998年に建てられた銅像と、説明に聞き入る参加者ら=高砂市神爪5、かんな児童公園(神戸新聞より)

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円照寺の花たち(191)  萩の風景(3)・秋を演出

2016-09-26 09:15:37 | 円照寺の花たち

          白い萩の花

  「円照寺の花たち(170)」で、スタージャスミンを紹介しました。

 6月ごろ、円照寺の境内は、スタージャスミンのいい香りを楽しむことができます。

 スタージャスミンの咲いているさまは、まさに満点の星空のようです。

      秋を演出

 真っ白な萩の花も、その一つ一つの白い花はスタージャスミンのようで、スタージャスミンが夏の夜空に輝く星とすると、萩は秋の夜空のそれです。

 でも、花から受ける印象は全く別物です。

 スタージャスミンは6月の熱い空気の中で咲いています。そして、何よりも強烈な香りを放っています。

 白い萩は、さわやかなく空気の中で、ひっそりと秋を演出しています。

 日が暮れて誰もいなくなった円照寺の境内は、どんな感じでしょうね。

 きっと、白い萩のそばで虫が鳴いていることでしょう。

 小さな声で虫たちと白い萩たちはきっとお話をしているんです。

 「入道雲は、いってしまいましたね。去年、来られたおじいさん・おばあさんは今年も来てくれるでしょうか・・・」「ことしも、お会いできるのが楽しみです・・・」

 白い萩は、こんなことを想像させる花です。(no3346)

 *写真:白い萩(撮影・堀江)

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円照寺の花たち(190)  円照寺:彼岸花がよく似合う

2016-09-25 07:00:34 | 円照寺の花たち

 昨日(24日)、真っ赤な彼岸花をさがしに旧円照寺跡へ出かけました。

 前号で紹介した彼岸花の風景は、やはりだめでした。

 残った彼岸花と円照寺跡の写真を撮ったのですが、旧庫裏は、まさに埴生の宿のようで紹介するのをやめておきます。

    円照寺:彼岸花がよく似合う

 その代わりです。

 上の写真をご覧ください。

 これは円照寺の彼岸花ではないのですが、背景は、まぎれもなく現在の円照寺の本堂の屋根、鐘楼、そして庫裏です。

 円照寺の西の道から撮りました。

 円照寺には、彼岸花がよく似合います。 

 まさに秋のど真ん中の円照寺の風景です。

 お彼岸は、過ぎました。

 彼岸が過ぎると秋は本番です。

 たまには、秋の田園の中を歩いてみませんか。気持ちがいいですよ。

 そして、夕方、山の端に沈む夕日をご覧になってください。

 お彼岸の頃、太陽は真西に沈みます。この夕日が沈むところが彼岸(西方浄土)なんですね。

 そこに、円照寺のご本尊の阿弥陀如来さまがおられます。

 信仰心のない私も、この時期だけは、ちょっとだけ阿弥陀さんのことを考えます。

 歳ですかね。

 *写真:彼岸花と円照寺(no3345)

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円照寺の花たち(189) 彼岸花幻影

2016-09-23 22:10:08 | 円照寺の花たち

 またまた、ブログが突然急停車してしまいました。

 毎日、コンピューターを酷使して、それに長ー間使ったので、CPが悲鳴をあげたようです。

 電話をいただきました。「病気か・・・・」と、心配していただきありがとうござました。

 今日、新しいCPが入りましたので、またまた迷惑な話題を押しつけますので、よろしくお願いします。

     彼岸花幻影

 円照寺の北へ50メートルのところに元の円照寺がありました。

 そこに、彼岸の頃に真っ赤な彼岸花が咲いていました。

 「真っ赤な彼岸花」と言ってしまえば、それまでなんですが、おそらくこの近辺では一番彼岸花の咲く場所でした。

 写真のように、びっしさいて、まるで真っ赤な絨毯のようでした。

 江戸時代以来、続いてきた風景でした。

 たいへんな事件発生しました。数年前手違いで、全部刈られてしまいました。

 もちろん、彼岸花は球根で育ちますから、翌年はよりきれいな花が咲くと思われたのでしょうが、きれいに刈り込まれてしまいました。(もちろん善意です)

 でも、その翌年以来、いろいろな雑草の種が飛んできて、彼岸花を侵略したようです。まばらな寂しい景色になってしまいました。

 今年も、残念ですが、もとの彼岸花は風景の回復とはななっていません。

 写真を見て想像してください。

 幻の風景です。(no3344)

 *写真:幻の彼岸花(撮影:堀江)

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円照寺の花たち(188) 萩の風景(2)・萩と観音さん

2016-09-21 07:43:52 | 円照寺の花たち

   萩の風景(2)・萩と観音さん

 いま、円照寺の萩を紹介していますが、前号(187)では、現在のハギの花ではなく、9月25,6日ごろのハギの花です。

 現在の開花状況は、写真のようです。見ごろはもうすぐです。

 秋の萩に包まれた円照寺の観音さんはいいですね。

 いいお顔をされています。

 ちょっと、復習をしましょう。

 観音さんの顔の上に小さな仏さまをご覧ください。

 その小さな仏さま(仮仏・けぶつ)は、阿弥陀さんです。

 観音さん(菩薩)は、阿弥陀さん(如来)にお仕えする仏さまで、阿弥陀さんと共に浄土の仏さまです。

 観音さんのお持ちの物を持物(じもつ)と言いますが、円照寺観音様は蓮の花をお持ちです。

 浄土には蓮の花が咲き乱れているといわれています。

 花に囲まれた、円照寺の観音さんは、ちょっと贅沢ですね・・・

 明日は、「お彼岸の中日」です。

 私もそうなんですが、日頃、仏さま・ご先祖さんのことをあまり考えません。

 花を見ながら、そして、観音仏さまを見ながら、ご先祖様の事を考えることにします。

 ナムアミダブツ・・・・ナムアミダブツ・・・・

  〈蛇足〉

 観音さんは33の姿で私たち人間をはじめ、様々な生き物を救うために手を差し伸べられます。

 そのため、しばしば十一面観音、千手観音のお姿で私たちの前に出現されます。

 しかし、その一番元の観音様のお姿は、聖観音(しょうかんのん)です。

 円照寺の観音様も、聖観音様です。(no3343)

 *写真:萩と(聖観音) 撮影・堀江

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円照寺の花たち(187) ハギの風景(1)・ハギが咲き始めました

2016-09-20 10:04:57 | 円照寺の花たち

    ハギが咲き始めました

 写真は、秋の空をバックにした凛としたハギの花です。

 アマチュアの写真家の堀江さんが昨年926日に撮影された撮影された円照寺のハギです。

 いま、円照寺ではハギが咲き始めたところで、一週間もすると、写真のようにハギの花が見ごろとなります。

 その時は、ハギの花をみながら秋を満喫しましょう。

 少し早いですが、予告です。

 円照寺の萩のある風景を紹介しましょう。

    ハギの風景(1)

 ハギは「萩」と書きますが、これは中国の漢字にはない漢字で、和字です。

 秋に咲く草というわけで「萩」の字がつくられたようで、秋の七草にかぞえられています。

 わが国の山野には昔からハギが多かったようです。

 多くの和歌に歌われ、そして絵に描かれてきました。万葉集では、一番多く登場する植物です。

 見慣れてしまって派手な花でないために「なんだハギなんて」という人もおられるでしょうが、中秋にハギの花がどんなに風情を添えているか、年をとると、どうしてこのよき花をもっと早く楽しまなかったかと悔やまれてきます。

 日本庭園といえば必ずハギかどこかに植えられています。

 また、ハギの折戸(おりと)もつくられて、他の国のどんな庭にも見られない風情をかもし出しています。(no3342

 *写真:ミヤギノハギ

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円照寺の花たち(186) スイフヨウ

2016-09-19 09:10:21 | 円照寺の花たち

       スイフヨウ

 9月6日のブログでも「スイフヨウ」を紹介しました。

 フヨウの花とおなじく、秋にかけて長い間咲きつつける「1日花」です。

 写真のまっ白な花は、午前中に咲いたスイフヨウの花です。

   この白いスイフヨウは夕方には淡いピンク色に変わります。

 そのため酒気を帯びた人にたとえて「酔芙蓉(スイフヨウ)」と呼ばれます。

 いま、円照寺ではスイフヨウが咲いています。午前中に来られると、白い花。

 夕方に来られと赤味を帯びたスイフヨウをご覧いただけます。どちらも優稚で、さわやかな感じの花です。

    やっぱり寂しげな花

 スイフヨウについて、インターネットに次のような文がありました。紹介しておきましょう。(下記の文章は少し変えています)

 この花は芙蓉(フヨウ)の園芸種です。

 朝白く咲いた花が次第に桃色に変わり、夕刻には赤く色づいて凋みます。「その様子が微薫を帯びた佳人に似ているというので、酔芙蓉と名付けられた」といいます。

 一度凋んだ花は翌朝に再び開くことはなく、俗に謂う一日花です。

 園芸種の花はあまり好きではないが、この花だけは例外です。

 この時季に咲く花のなかでは、いちばん好きです。

 どこが好きと問われても困ります。

 好きな女性について理由を訊かれているようなもの。

 化粧っ気の無い素顔、襟足、さっぱりした性格などと数え挙げても、所詮は好きなところの一部に過ぎません。

 酔芙蓉の場合も一日花の儚さ、白、ピンク、赤と変化する花の色、縮緬のような花弁の質感など好きな点いろいろあるが、いずれも強いて挙げれば…です。

 一口では旨く言えないが、やっぱり寂しげな雰囲気でしょう。(no3341

 *写真:スイフヨウ(撮影:堀江)

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円照寺の花たち(185)   「花の寺」に秋の足音(朝日新聞より)

2016-09-18 09:56:56 | 円照寺の花たち

       朝日新聞にも円照寺のリコリスが紹介!

 前号「円照寺の花たち(184)」で、神戸新聞に掲載されたヒガンバナの記事を紹介しましたが、今日は引き続き17日(土)の「朝日新聞」に「花の寺に秋の足音」として、同じく彼岸花の話題が掲載されました。紹介しておきます。

 ヒガンバナ(リコリス)が満開を迎えています。お出かけください。

   「花の寺」に秋の足音 

 秋の訪れを告げるヒガンバナが、加古川市志方町広尾の円照寺で見頃を迎えている。

 境内には黄色をはじめ赤、白など色とりどりのヒガンバナが1千株以上植えられている。

 別名「花の寺」。

 季節ごとに花をたやさないようにと、上月義宗住職(69)が丹精込めて育てている。

 ガーデニングを楽しんでいる大西由美さん(55)=加古川市=は「黄色は優美で、ピンク色の花も目にしました。想像以上に素敵なお庭です」。

 ヒガンバナは20日ごろまで楽しめます。

 境内には、スイブヨウ、ハギも咲き始めた。

 問い合わせは同寺(079452-2067)へ(no3340

 *写真:キイロいヒガンバナ(朝日新聞より)

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円照寺の花たち(184) ヒガンバナ爽やかな色合い

2016-09-17 07:41:52 | 円照寺の花たち

 〈お詫び〉

 15日(木)・16日(金)は予告なく、ブログを休みました。

 理由は、PCが突然動かなくなったためです。近くのPCに詳しい人に相談すると、「部品の交換等で2週間ぐらいかかりそうです」ということであったのですが、運よく部品が手に入り、昨日の夕方に修理が完了しました。PCも私と同じでだいぶくたびれています。

 ところで、14日は、神戸新聞に円照寺のキイロい彼岸花が掲載されました。今日はその記事の紹介です。

   ヒガンバナ爽やかな色合い(神戸新聞より) 

 兵庫県加古川市志方町広尾の円照寺で色とりどりのヒガンバナが見頃を迎えている。黄色や白など約2千株が順々に花をつけ、今月末まで楽しめるという。

 ヒガンバナ科の多年草。同寺では上月義宗住職が約15年前に栽培し始め、数を増やしてきた。黄色の「ショウキラン」、白の「シロバナマンジュシャゲ」など計4品種が境内を鮮やかに彩っており、秋の彼岸に合わせて深紅のヒガンバナが咲くという。

 今年は雨が少なく、例年より5日ほど開花が遅め。上月住職は「爽やかな色合いの花々を見て、秋の訪れを感じてほしい」と話している。

 同寺では、ヒガンバナのほかにも、一日のうちに花の色が白から赤に変化するスイフヨウや、ハギの花も近く見頃を迎えるという。

 円照寺TEL079・452・2067

 (津田和納)  (no3339)

 *写真:黄色いヒガンバナ(神戸新聞より)

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円照寺の花たち(183) 仏さんには花たちがよく似合う

2016-09-14 08:27:02 | 円照寺の花たち

      仏さんには花たちがよく似合う

 花と仏は仲のよい友達ですね。

 花に囲まれた時の、仏さまはほんとうに幸せそうで、優しそうです。

 円照寺は、浄土真宗のお寺ですが、浄土真宗のお寺の本尊は阿弥陀さんです。

 浄土(天国)で、ご先祖をお守りする仏さまです。

 その、阿弥陀さんに、お仕えする仏さまが観音菩薩と勢至菩薩です。

 そのため、浄土系のお寺では、阿弥陀如来を中尊として観音菩薩・勢至菩薩が共にお祀りされる場合が多くあります。(これらの仏は、阿弥陀三尊です)

 前号で、浄土真宗を始めた親鸞像が境内にあることを紹介しました。

 本堂の前に観音菩薩にもご注目ください。

 円照寺では、もう一体の勢至菩薩がおられません。本尊の阿弥陀さんは寂しいでしょうね・・・

 もう一つ付け加えておきましょう。

 観音さんの頭に小さな仏さまがあるのをお気づきになりましたか。

 その仏さまは化仏(けぶつ)といって阿弥陀如来です。

 観音菩薩は阿弥陀如来の「慈悲」をあらわす化身とされ、勢至菩薩は「智慧」をあらわす化身とされています。

 一つ注意です。

 勢至菩薩を拝むと入学試験に合格するという智慧(知識)ではありません。悟りに近づくための智慧なのです。(no3338)

 *写真:観音菩薩像とリコリス(撮影:堀江)

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円照時の花たち(182) 親鸞さん

2016-09-13 10:29:10 | 円照寺の花たち

    親鸞さん

 きょうは、花の話題から離れます。円照寺の話をしましょう。

 前号で、咲き始めた萩の花を紹介しましたが、その写真の後ろに石像をご覧になったと思います。

 先日、この石像をお大師さん(空海)と思って拝んでおられた方がおられましたが、この石像は親鸞(しんらん)像です。

 円照寺は、浄土真宗(一向宗)のお寺です。

 浄土真宗を始められたのは親鸞さんです。ですから、境内に親鸞像が安置されています。

 また、時代ははっきりしませんが、本願寺から頂いた親鸞像のお軸(写真)が本堂にかけられていますので、お参りの時に拝見ください。

   円照寺は嘉吉元年(1441)か

 円照寺は、正式には「月輪山(ガチリンサン)円照寺」と言います。

 宗派は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)で、本尊は「立像阿弥陀如来」です。

 開基は、嘉吉元年(144141日と伝えられています。

 正徳元年(1711)に、「円照寺」の寺号が認められました。

 安永4年(1775)、本堂が再建され、平成10年(1998年)111日、現在の地に新しい伽藍を再建し今に至っています。

 現在の住職義宗法師は、中興(不明)より数えて13世(代)です。

 きっと「花咲か爺さん」として円照寺の歴史にその名を記録されることでしょうね。

 円照寺では、今、黄色いリコリス・キキョウ・スイフヨウがきれいです。(no3337

 *写真:親鸞像(本堂)

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円照寺の花たち(181) 萩が咲きだしました

2016-09-12 09:35:37 | 円照寺の花たち

 

         萩が咲きだしました

 秋です。萩の花が咲きだしました。

 萩が咲くと、秋の深まりを感じますが、今は咲きだしたところです。

 小さな、小さな秋です。

 日本人は、昔から萩の花が大好きでした。

 『万葉集』でも一番たくさん詠まれている花です。

 でも、華やかさはないですね。どちらかと言えば少し寂しい、控えめな花です。

 華やかさを好む欧米では、萩のことをbush clover(荒地のクローバ)と呼び、なんとも、そっけない人気のない花となっているようです。

 いま、円照寺では萩が咲きはじめました。

 いまのところ萩をカメラにおさめようとされる人は少ないようです。

 でも、萩がたくさん集まって咲くとき、その景色は、派手さはないもの一変します。

 それに、萩の美しさは、その周囲の風景と関係しているようです。

 萩に月、寺、山、ススキなどの植物、それに何よりも秋の空、時間等が加わると美しさは激変します。

 やはり、萩はそんな日本の秋の風景に似合いますね。

 もう一週間もすれば、円照寺の萩もみごとに咲きそろいます。

 その時、萩のある円照寺の風景を紹介するとします。

 お待ちください。

 「親鸞さんも、萩が咲きはじめたな・・・」と楽しみのようです。(no3336

 *写真:萩と親鸞像

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