この文章は2007年2月10日の「ひろかずのブログ」に書いた文章を少し書き直したものです。
神野倉庫解体
2007年、加古川市加古川町大野にある旧陸軍神野弾薬倉庫の解体作業がほぼ終わりました。
この戦争遺跡は、やがて取り壊されるとは聞いていましたが、解体作業がはじまっているのを知ったのは1月の中旬でした。
さっそく、写真を撮りに出かけました。
旧神野弾薬庫は、昭和12年(1932)頃に建設され、戦後は加古川刑務所が建てられました。
終戦で不要となった弾薬庫や工場(現在の計務余と日岡公園の間)など9棟が放置されたままになっていました。
地元の「旧陸軍神野弾薬庫等の戦争遺跡保存会」等が建設の「戦争遺跡」として保存を求めてましたが、傷みがひどく保存は難しい状態でした。
加古川市は、日岡公園の駐車場としてこの3万9千平方メートルの土地を3億2100万円で買収し、そして、解体作業を始めました。
1月半ば頃、工事は急ピッチで進んでいました。
弾薬倉庫は、老朽化が進み、解体もやむおえない面もあるのですが、加古川市から戦争の証がまたひとつ消えました。戦争の風化がどんどん進んでいます。
写真は上から、いずれも一部ですが、解体が進む倉庫・解体直前の倉庫・解体直前の倉庫の内部です。(no5157)