きのう(15日)、兵庫大で寺田池協議会主催の「寺田池発表会」が行われました。
基調報告「印南野台地とため池」のテーマで基調報告をさせていただきました。
下記は今日(16日)の神戸新聞の記事からです。
(余話)
寺田池(加古川市平岡町)の歴史や環境など発表
加古川市で最大のため「池寺田」 (同市平岡町)の環境維持を勧める住民団体の本年度最後の集会が15日、同市平岡町の兵庫大学であった。
郷土史家や住民らが池の造成史や生物の多様性の重要性について語り、約130人が聞き入った。
開催したのは住民団「寺田池協議会」(赤松輝雄会長)。
老朽化した堤への対応をめぐり、「住民憩いの場」として池を見直す機運が高まり、2004年に発足した。
改修後も、ウオーキングなどのイベントや清掃活動を展開する。
集会では、郷土史家の飯沼博一さん(71)が明治時代、地租に苦しむ住民らが官製ぷどう園を誘致して印南野台地で水利開発を進めた経緯を総介し、「郡長が県令に物申すなどドラマがあった」と話した。
近くの会社員江原賢一さん(33)は池周辺で見られるサギやカメなどの写真を披露。
同じく秋山雅俊さん(53)は「寺田池の1周コース(1・5㌔)を地球の歴史に例えると、人類の誕生はゴールの1.5㍍手前、自然環境の悪化で生物の大量絶滅が始まった戦後は0・01㍉手前」と述べ、生態系を守る大切さを訴えた。 (安藤文暁) (no2731)