『近代の歴史遺産をたずねて』に「宝湯」(加古川市加古川町本町)の項をみつけた。
「エエ、これが歴史遺産!」と思ってしまった。というのも子供の頃、ほとんど毎日「宝湯」を利用していた。
少し、この本から引用したい。
「・・・このお湯が、お目見えしたのは昭和4年。当時、JR加古川駅に近いこの辺りは一面、水田地帯で、その真ん中にポツンと建てられたと言う。
二階は、かつて風呂あがりの客がよく利用した休憩用の畳敷き和室。・・・社交場の少なかった当時、行けば人の消息、動き、町の出来事がたちどころに分かるので、いつもにぎわっていた・・・」とある。
私の知る「宝湯」(昭和27年ごろから30年代前半)は、二階の休憩所は、既に使われていなかった。
とにかく、大人は風呂あがりに、よく牛乳を飲んでいた。子どもはお金がなく眺めるだけだった・・・
昨年6月にはじめたブログも、今日で267回になりました。アクセス数に励まされて、何とかエンコすることなく続いています。
今後も、続けたいと思いますが、明日からしばらく(10日間ほど)私用のため休みます。3月27日頃から再開しますのでよろしくお願いします。
次回からは「八幡町探訪」を予定しています。
なお、「加古川町探訪」で、鶴林寺を取り上げていません。少し勉強不足です。後日取り上げる予定です。
*『近代の歴史遺産を訪ねて』(神戸新聞出版センター)参照