「かつめし」の普及のためブラジル・マリンガ市に渡った杉本洋一さんの活動報告会のようすが昨日(8/30)の神戸新聞に取り上げられました。紹介しておきます。
ブラジルで「かつめし」大好評
兵庫県の加古川名物・かつめしの普及のため、ブラジルに渡っていた「加古川かつめし大使」の杉本洋一さん(74)がこのほど帰国し、29日、加古川市役所で岡田康裕市長らに活動内容を報告した。苦労話も交えながら、複数の現地レストランでのメニュー化など、実績を紹介。「誰もがおいしいと喜んでくれた」と振り返った。(広岡磨璃)
「うまいでぇ!加古川かつめしの会」副会長の杉本さんは、15~26日の市青年海外派遣事業に同行し、姉妹都市・マリンガ市を訪問。大使に任命された杉本さんは、ポルトガル語のたすきやのぼり、食品サンプルを携え、ブラジルの地に初めて乗り込んだ。
牛肉の確保には苦労しなかったが、最も頭を悩ませたのが、デミグラス風のたれ作り。材料を調達できると下調べした上で、到着翌日、丸一日かけて仕込みに没頭したが、「ケチャップが甘過ぎたり、粉末ソースのもとの香辛料がきつ過ぎたりして、4回も失敗した」という。試行錯誤の上、牛骨からスープを取り、納得のいく味にたどり着いた。
その後、女性グループの料理教室と、商工会議所での試食会は大好評のうちに終了。試食会にはマリンガ市の副市長や市議会議長らも参加し、副市長からは「ぜひ新たなご当地グルメに」と前向きな発言もあったという。
現地レストランでのメニュー化は、当初予定の1カ所から複数に増える見通しで、9月にある10万人規模のイベントにかつめしが出店することも正式決定するなど、「精いっぱいのことはやれた」と杉本さん。岡田市長は「素晴らしい第一歩。現地でかつめしの味が広がることを期待したい」と話していた。(no3704)
*写真:ブラジル(マリンガ市)での料理教室のようす(写真中央は杉本洋一さん)。なお、写真の他の一枚は省かせていただきました。
◇きのう(8/30)の散歩(11.596歩)