ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

オーストラリア・ニュージランドへ⑥:町中にペリカンがいた

2012-04-28 17:26:43 |  ・オーストラリア・NZ

   野生のペリカン

Aus_and_941お世話になっているお宅は、シドニー市内とはいえ中心部から車で30ほど離れた静かな住宅街です。

周囲は、緑と花がいっぱいで、ときどき車が通るだけです。

午前中、特に予定がなかったのでトーマス君と近所の川へ散歩に出かけました。

町並みを見ながら歩いているとやがて川幅が10ほどの川にでました。

ここからは、海は見えません。

でも、海が近いのかカモメがたくさん中州の芝生で休んでいます。

そこは、散歩途中の休憩所にもなっており、ベンチが設置されています。

そんなベンチより直接、芝生に寝そべる方が気持ちがよい。

川の流れには、全く音がありません。

寝そべって空を仰ぐと雲がほとんどなく、抜けるような大空でした。

こんな経験は久しぶりです。

傍で、水鳥の鳴く声がありました。カモメです。

最近めっきり視力が弱くなって気がつかなかったのですが、カモメの向こうに若干大きな鳥が群れていました。

よく見ると、なんとペリカンなんです。

郊外とはいえシドニーの中心に近い場所に野生のペリカンがいました。

トーマス君に尋ねると「ペリカンは、ふつうにみられる鳥」とのことでした。

そして、「ここ数年ペリカンの数が少なくなった」ということはないとの事です。

このあたりは、緑がいっぱいでオーストラリアの自然の奥深さを知ることが出来ました。

   将来、大阪に住みたい

Aus_and_952「トーマス君は、いい所にすんでいるね・・・」と尋ねてみると、意外や意外「僕は大阪のほうがいい・・」という返事です。

「大阪は人が多すぎて、空気も汚い所や・・・」と問い返すと「オーストラリアは、よい国なんですが、少し退屈なところ・・・」との返事でした。

どうやら、この別天地のような世界も若者にとっては、刺激が少ない場所と映っているようです。

そして、「僕は日本語をもっと勉強して、将来日本で住みたい」という返事です。

彼が長期に日本に住んだ時、満足できる日本であるだろうか。若干心配になってきました。

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オーストラリア・ニュージランドへ⑤・ブルーマウンテンズ

2012-04-27 13:22:38 |  ・オーストラリア・NZ

  ブルーマウンテンズ

Aus_and_796写真の場所に立ってこの広大な周辺の風景を眺めると確かにブルーの風景の中にあります。

ウキペディアには、「(ブルーマウンテンは)オーストラリア大陸が他の大陸と離れる前の痕跡を残す。

気温が上昇するとユーカリに含まれる油が気化し、空気中に広がり景観から反射する光の青のスペクトラムを相対的に良く通し、ブルーがかって見えることに由来す」とあります。

確かに、ここへ来るまでの車窓からも大きなユーカリをいっぱい見ました。

ちょっと蛇足を書いておきます。オーストラリアで知った知識です。

・ユーカリは正しくは「ユーカリプタス(eucalyptus)」で、「ユーカリ」では通じません。

・ブルーマウンテンは「ブルーマウンテンズ」で、複数であらわされます。

そんなトレビアはともかく、ブルーに包まれたこの雄大な風景はきもちがいい。

この日は、暖かく、さわやかな秋のブルーマウンテンでした。

でも、秋だと感じないのは色づく木々がほとんどないからなのでしょう。私もやはり「日本人」でした。

     山頂に広い道路

Aus_and_735もうひとつ驚いたことがあります。

昨夜、トーマス君とお母さんとブルーマウンテン行きを決めました。

途中、少し休んだので車で約3時間の行程でした。

トーマス君が「もうすぐ、到着する」と言うが山らしい山がない。

やがて「到着した」というのです。それも1000mもあるといいます。

周りの風景は田舎町で山頂だとは思えません。

車を止めて、少し歩くと突然「ものすごい深い・大きな谷」(写真)が広がっているのです。

確かにここはブルーマウンテンズの山頂でした。

日本にはこんな不思議な地形はありません。

日本では、山は平地から急に高く盛り上がるものであり、山頂に幅の広い道路なんて走っていません。

でも、オーストラリアの山は、徐々に高度を上げて山頂に至っています。

その、山の柔らかい地層の部分が水が削られて深い谷をつくっています。

アメリカのグランドキャニオンと同じできかたです。

そういえば、ブルーマウンテンの近くにグランドキャニオンと呼ぶ峡谷が広がっていました。

ここは見学する人が少ないのか、人の声がありませんでした。

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オーストラリア・ニュージランドへ④:シドニー湾の風景

2012-04-26 16:21:12 |  ・オーストラリア・NZ

TVの旅物語は、大好きです。よく見ます。

写真よりテレビが好きなのは、テレビは画面の切り取が写真より少ないからです。

焦点を当てた風景の周辺も見せてくれます。

写真は、ある場所に焦点を当てた画面だけです。

テレビでも限界があり、「もう少し広範囲の風景をみたい」と思おうことがしばしばです。

でも、写真であろうが、動画であろうが実物とは感じが違うものです。

今までに実物を見てガッカリしたことがしばしばありました。

    大きな風景

Aus_and_682オーストラリアについてのあまり知らない私にとってオペラハウスは、楽しみにしていた風景の一つです。

オーストラリアの最初の日、時間があるので、夕方、オペラハウスの見える対岸の公園へでかけました。

オペラハウスは、何回となく写真で見た建物です。感激です。

オペラハウスとその周辺の建物群、ハーバーを行き交う船、そしてゆったりと歩いている人々の姿を目でおいました。

オペラハウスは、この全体の風景の中で、多少のアクセント持つ建物です。

シドニー湾全体で見事な風景をつくっています。

    観覧車に乗る

Aus_and_1364少し歩くと遊園地があり、イースターのため学校がおやすみのためか、賑わっていました。

久しぶりでお爺さんは「観覧車」に乗ることにしました。

オーストラリアの観覧車は様子が違っています。

日本のものより少し小型です。

そして廻る速度が全然違います。かなりのスピードで回わります。

それに一周だけではありません。

10回以上は確実に回転しました。

観覧車からシドニー湾を眺めました。対岸のビル群には電気がつき始めました。

日が沈んでいます。空気が心なしか涼しくなりました。

オペラハウスがスポットライトで浮かび上がりました。

写真上:オペラハウス

   下:対岸の夜景

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オーストラリア・ニュージランドへ③・みんなオーストラリア人

2012-04-25 12:29:05 |  ・オーストラリア・NZ

  

 レトイとは何?

Aus_and_514418日、ケアンズからシドニューに飛ぶ

これからが本番。英語の世界へ潜入します。

ケアンズでは英語に関して全く心配がありませんでした。

ホテルも見学地でも日本語が通じた世界でした。

ケアンズの空港(国内線)でトイレを捜しました。

トイレぐらいは、標示板で探せるし、場所ぐらいは英語で聞ける。

カタカナで「レトイ」(写真上)との標示でした。

国内線とはいえ「トイレ」と正確に表示してほしい。

日本語を知らない作業員が作業をしたのでしょう。

きっと、間違いは指摘されていると思います。

でも、そのままにしておく「おおらかさ」も感じます。

  

  オーストラリア人

Aus_and_912*シドニィー着。

トーマス君とお母さんが出迎えに来てくださっていました。

機内で考えていた英語の挨拶を全部吐き出し、ストックがなくなったようで若干不安。お母さんは、ゆっくり「お疲れさまでした」という意味の事を言われたのはよくわかった。

家はシドニー郊外の静かな場所でした。

軽食をよばれて、トーマス君と家の周りを少し散策しました。

彼の説明によれば、「この家は、イタリア人、イギリス人、インド人、スペイン人・・・」と重なる国がほとんどありません。

ちなみにトーマス君はギリシャ系のご家庭です。

もちろん、ギリシャ系と言ってもお父さんは英国系なので、まさに「人種のるつぼ」。

これらの人々は、当然のように緩やかな人種の枠を超えてコミニティ―をつくっておられる。

ようするに、すべてが、オーストラリア人なんです。

夕方まで時間があったので、お母さんとドライブに出かけました。

*写真上:ケアンズ空港(国内線)標示板

   下・トーマス君の家

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オーストラリア・ニュージランドへ②・若者よ、海外に出よう

2012-04-24 12:27:24 |  ・オーストラリア・NZ

今回の旅行は、現地の方のご家庭に宿泊となりましたが、最初の23日だけはホテルにしました。

奮発して2泊だけは豪華なホテル(ホテルヒルトン)を選びました。

ケアンズでの計画はなにも立てておらず、フロントにおられた旅行者の方を捕まえて、1日目はキュランダ鉄道での熱帯雨林めぐりとしました。ケアンズ旅行ではお決まりのコースだそうです。(二日目はグレートバリアリーフの海岸へでかけました)

    キュランダ鉄道に乗る

Aus_and_114_2 約束の時間にホテルのロビーに旅行者の方が迎えにきてくださいました。

いよいよ列車での熱帯雨林の森へのピクニックが始まりました。

予備知識がないので、あわてて待合室で「ここはどこ・・・」とガイドブックを読みました。

のんきなもので「南半球は日本と反対だから秋なんだろう」とぐらいに考えていました。

が、ケアンズはまさしく熱帯雨林気候に属する地域でした。

    

   若者よ 世界へ出て行こう

私たちは、日本地図もオーストラリア地図も1枚の地図で見る習慣のため、オーストラリアの広さの実感がつかめません。

乗ってみると、テレビ番組の「世界の車窓から」のような列車と風景に年がいもなく楽しくなってきます。

Aus_and_196比較的ゆったりとした日程で、自由時間もありました。

そんな時に、ガイドの人見さんとベンチでお話をしました。

元気がかたったような気持ちの良い方でした。

この旅行で、ずっと考えさせられた英語も上手でした。

海外で働く若者の素晴らしさを発見しました。

「もっと若者よ、海外に出よう」という言いたい気持ちになりました。

ありがとう。

 *写真上:キュランダ鉄道 下:人見さん(ガイド)

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オーストラリア・ニュージランドへ①

2012-04-23 15:29:44 |  ・オーストラリア・NZ

先月の終わりのブログで、「4月は私用のためにしばらくブログをお休みにします」と書きました。

私用とは「遊び」なんです。

ブログを始めて以来、「ひろかずのブログ」では歴史を中心に加古川市ならびにその周辺の事を拙文でまとめましたが、今回はじめて「旅行記」なるものを書いてみます。

「旅行記」とは大げさで、旅行中のメモ書きです。

「志方町を歩く」の再開の前に、数回挿入します。どうぞ読み飛ばしてください。

    オーストラリア・ニュージランドを行く

記憶には二種類ありそうです。

一つは年を経て消えていく記憶であり、もうひとつは更に大きく膨らんでいく記憶です。

今回、17日間でしたがオーストラリアとニュージランドを旅し、21日の夜に帰ってきました。

仕込んだ酵母がさかんに発酵して上質のアルコールになっていくように、今回の旅行はまちがいなく、後者の旅になりそうです。

数年経って思い返すために迷惑ですが駄文をまとめてみました。

どうぞ、読み飛ばしてください。

    ケアンズから

 Aus_and_423 私も以前に数回・いわゆるパック旅行に出かけた事があります。それはそれで楽しかったのですが、あまり記憶に残っていません。

 今回は、すべてジェットスター(格安運賃の航空会社)で移動をし、ケアンズだけはホテルに2泊しました。

そして、その後シドニューへ、そしてニュージランドの知り合いの家にお世話になりました。

知り合いといっても、日本語をほとんど話されません。所謂外人さんのご家庭です。

もちろん親日家の御家庭です。

まず旅はケアンズから始まりました。

頭ではわかっていても、実感の湧かないことの一つが気候です。

ケアンズは、夏でした。当たり前です、熱帯地域でから。

飛行機を降りると暑い風、パッチがむせました。

*写真:ケアンズ(オーストラリア)の夏の空

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