北条正直さん没後100周年
大正9年6月15日、北条正直は亡くなりました。西暦でいえば1920年です。
85歳、波乱の人生でした。
今年は、2020ですから、北条正直がなくなってから100周年になります。
稲美町では、北条正直を顕彰して記念行事が組まれていましたが、コロナの影響で行事は今のところ予定が立っていません。
明治時代からの稲美町は、全国的にも珍しい苦難を背追いながらの歴史でした。
まさに汗と涙の歴史の連続でした。
北条正直の活動は、稲美町の先人とともにありました。
その後、稲美町は現在の姿に生まれ変わったのです。
もちろん、稲美町の先人の努力のたまものでしたが、北条正直が果たした役割を忘れることはできません。
北条正直があっての現在の稲美町といっても言い過ぎではないでしょう。
しかし、いま稲美町の住民に「あなたは北条正直を知っていますか?・・・」と聞くと、若い人は「小学校の時に社会科で学んだようですが、はっきりと覚えていません」また、新しい住民の方は、ご存じないのがほとんどでしょう。
少し寂しいです。
今年は、北条正直没後100周年です。彼について学習しましょう。
そういう私も、彼について知ったのは25年ほど前のことでした。概略は調べましたが、あまり詳しく知りません。
でも、稲美町にとっては、あまりに大きな役割を果たした人物であったのは確かです。
この小冊子は、ほとんど小野晴彦さんの『赤い土』からの引用です。
ですから、印刷し皆さんに提供が許される代物ではありません。
今回は、学習会用のテキストのつもりでまとめています。
もう少し調べて、再度小冊子にまとめればいいと考えています。
このように不十分なものですが、とりあえずお読みいただき北条正直さんを知る一助にしていただければ幸いです。
お読みいただきありがとうございました。(完) (no5049)