きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)(1回目)」宝塚月組

2019年01月08日 | 宝塚(月組)


なんと指揮が甲斐正人先生だ!
音楽もバンドではなく
チェロなども入ったフルオケで生!

思っていたよりアンサンブルに踊りがある。
けど、古い作品だけあってテンポがいまいちかな。

たまきちがもっとパワフルならなあ。
バブなありちゃん、ゴリラのおだちん、
蓮っ葉なさちか、イケイケのれんこんなど、
役柄はみんなは合っているけど、
たまさくのすれ違い話で、群像劇過ぎて、
全体のパワーが分散されすぎて、
舞台中央にエネルギーが足りないかんじがする。

後半のボクシングの幻想場面で
かなり間延びする。
たまきちは超ダンサーというほどではないから
版権的に飛ばすことはできなくても
演出なり振付なりでなんとかできなかったかな。
それ以外の後半はショー的部分が畳み掛けで、
別れの歌もしっとりで良かった。

さくらちゃんはリフトされるのが上手い。
誰に持ち上げられても綺麗な姿勢を保っている。
ダルマ衣装多数。うはー!

おだちん、声を出さないと、ビジュアルだけだと、
たまきちより年上に見えるわ~、頼もしいわ~。
みやれい より ありおだ の方が配役的には正しいけど、
真ん中芝居の経験値がさくありおだはまだ低いので
芝居の深さがちょっと足りないかな~。
3階席からミュージカルとして作品全体を見るのは楽しいけど、
贔屓がメイン6人以外だと辛いかも。
ゆりちゃんでさえ、役をいくつか掛け持ちで台詞もわずか。
みんなバイトでフル出演に近いけど、
見つけるのは大変そうだわ。

フィナーレの男役ダンスに
白い顔で赤い口紅のれんこんが入っていた。

クレアの衣装、緑ガウンの下は
ミーマイのジャッキーの寝巻き?だよね。
れんこんの芝居のうまさで作品が回っている。
男子組と女子組を繋ぐ接着剤。
なんで女役を!と思ったけど、
たしかにここは娘役じゃ無理だったわ。
はーちゃんや時ちゃんではここまで話を動かせない。
女役はファンは辛いだろうけど、
観ている方はありがたい。

群舞はMGM的で好き。
野口先生はショー向きだね。


おまけ。
国際フォーラムの地下恒例の干支ツリー。



イノシシ!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする