きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ドン・キホーテ」シャキロワ&スチョーピン/マリインスキー・バレエ

2018年12月05日 | バレエ・ダンス

1幕の女性陣は素足。
闘牛士達の剣は柄を下に立てる。
刺してない。

2幕、ジプシーの女は哀しみのソロは無し。
東バ版だとジプシーの男達の踊りの曲で
男女混合で踊り、
橙ドレスは踊る女Sポジ。
人形芝居無し。
キトリはいつのまにか消える。
ドゥルシネアのソロは聞き覚えのない曲。
夢の場面で終了。

3幕は酒場から。
キトリは赤スカートから白スカートにチェンジ。
エスパーダのソロはミーシャ版と同じかな。
アラビア的な腕クネクネダンスと、
反り返りメルセデスあり。
狂言自殺半ばでガマーシュ退場し、それっきり。
キホーテはバジルが倒れてから登場。
味方になるの早すぎ。

3幕後半の結婚式はぼんぼりがある屋外。
テレホワ&ルジもこんなかんじだったか?
キトリの衣装は赤、
バジルは白タイツ白シャツちょっぴりネクタイに黒ジャケット。
ヴァリエーションソロは前半に一人だけ。

マリインスキーの気品や優雅さを保ちつつも
楽しいエンタメ要素もたっぷり。
カテコも最後はスタオペでした。

シャキロワもスチョーピンも
陽気で芝居気たっぷりで、
力みなくテクニシャン。
ダイナミックで、しかも正確。
大きく踊ってもピタッと止まる。

1幕でのリフト、スチョーピンは片手。
最初はバランスが悪くすぐ降ろしたけど
2回目はシャキロワポーズをキープしたまま
片手でタンバリンを鳴らす。
パ・ド・ドゥもキメキメでした。

シャキロワの32回転はダブル連発!
もっと回ってた??
わからないほど高速だけど、
音楽にはきっちり乗っていました。
回っているときは
胸前に扇だったり腕上げだったり。

エスパーダは脚も腕も長く、
反り返ながらの布振り回しが大迫力。
キホーテが誰よりも優雅。
ガマーシュは少し変なおじさん。
ドリアードもしっかりした軸。

ロレンソは元マールイのプハチョフのお兄さんだよね。
付け鼻におじさんメイクでも
目元がやっぱり似ていたわ。


最近のマリインスキーのチュチュは、
なるべく色違いで、黒レースを重ねて
胸元は横一直線が主流なのかな。

【配役】
キトリ:レナータ・シャキロワ
バジル:フィリップ・スチョーピン

ドン・キホーテ:ソスラン・クラエフ
サンチョ・パンサ:アレクサンドル・フョードロフ
ロレンソ:ドミートリー・プィハチョーフ
ガマーシュ:ワシーリー・シチェルバコフ
エスパーダ:コンスタンチン・ズヴェレフ
街の踊り子:ズラータ・ヤリニチ
メルセデス:オリガ・ベリク
花売り娘:アナスタシア・ニキーチナ、シャマーラ・グセイノワ
森の精の女王:エカテリーナ・イワンニコワ
キューピッド:タマーラ・ギマディエワ
居酒屋の主人:マキシム・ペトロフ
ジプシーの踊り:アリーナ・クラソフスカヤ、ナイル・エニケーエフ
老ジプシー:マキシム・ペトロフ
ファンダンゴ:マリア・シェヴャコワ、アレクサンドル・ベロボロドフ
東洋の踊り:ユリア・コブツァール
ヴァリエーション:ヤナ・セーリナ


指揮:アレクセイ・レプニコフ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団

第1幕 45分 - 休憩 25分 - 第2幕 25分 - 休憩 25分 - 第3幕 50分
コメント
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