私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

沖縄は人民解放軍の駐屯を希望しているのか

2004年11月27日 21時48分55秒 | 偏向マスコミ
 新しい「防衛計画の大綱」の中で実現をめざすものの一つに、沖縄に駐屯す るの陸上自衛隊西部方面隊第一混成団(那覇)を3000人規模の旅団に格上 げするなどの増強策が上げられている。冷戦が終結し、ソ連帝国主義が崩壊し たことから、わが国周辺も少しは穏やかになるかと思ったら、今度を支那が力 をつけ始め、わが国の領土である尖閣諸島の領有権を主張して、現に便衣工作 員が不法上陸を繰り返している。また東シナ海などのわが国の排他的経済水域 に通告なしに海軍の調査船を侵入させて、主権侵害を行い、また日本と支那と の中間線附近で、わが国の排他的経済水域にある海底資源までも盗掘しようと しているのである。

 ご存知のように11月10日には何と支那海軍の原子力潜水艦が沖縄県宮古 列島周辺で日本領海を侵犯した事件が発生しており、このように明らかな敵対 行為を平然と行うようになったのは支那の膨張主義を表していることは明らか で、このような行為に対して毅然とした対応をしなければ、東シナ海は勿論の こと南シナ海、西太平洋での支那の野望に対して何も言えなくなり、その意の ままの行動を許すことになってしまうだろう。

 以上のようなことから沖縄方面の防衛体制の強化は急務であるが、陸上自衛 隊として沖縄には那覇に第一混成団が駐屯しているだけであり、支那の動向を 考えると最低でも旅団に格上げして増強することは当然のことで、また沖縄本 島のさらに南にある石垣島などに編成される新旅団の一部の部隊を展開させる べきであろう。

 「沖縄方面の防衛は大丈夫なのか」と、今回の支那海軍原潜の領海侵犯を契 機に感じた方も多いだろうが、一番危機感を覚えたことであろう沖縄県民から はなぜか自衛隊の増強を求める声はなかなか聞こえて来ない。マスコミから伝 わる声しか今のところ聞いていないが、朝日新聞の報道によれば「防衛庁の陸 自増強方針に沖縄県内で強い反発」との見出しで、「基地負担の増加そのもの だ」と強い反発が出ているそうであるが果たして事実なのか。琉球新報や沖縄 タイムスを読んでいると沖縄県には反自衛隊感情があり、県民のほとんどが米 軍基地に反対しているような印象を受けてしまうが、それでも支那海軍原潜の 領海侵犯があったとしても「自衛隊が増強されて、基地負担が拡大するのは困 る」と真剣に思っているのであろうか。

 那覇市の翁長雄志市長は記者会見で「国防のためという崇高な使命は理解す る」と言って理解はするがそのための自衛隊が増強されることに反対しており 、「相当な外交努力をしないとアジア各国からも信頼を得られないのではない か」と懸念を表明したそうであるが、どのような外交努力をすれば支那は領海 侵犯をしなくなり、尖閣諸島の領有権を主張しなくなり、東シナ海のガス田開 発でわが国の権益を侵害しなくなるのか。これは平和は外交による話し合いを すれば信頼を得られるから自衛隊を増強することは逆効果になって緊張が高ま ると言っている訳である。

 県基地対策室の担当者は「沖縄が求めているのは、あくまで(日米を問わな い)基地負担の軽減だ」とし、沖縄平和運動センターの山城博治事務局長も「 政府は形だけ負担軽減を言うだけで、やっていることは負担増。県民の思いを 完全に無視しており、怒り心頭だ」と共に基地負担の軽減を要求しているが、 この人達には支那海軍原潜の領海内をうろうろしていても何ら恐怖を感じるこ ともないようで、また領海内に支那海軍原潜が入って来たら手でも振って迎え るつもりなのか。

 稲嶺恵一沖縄県知事も「歴史的な経緯があり、自衛隊を増やすのに賛成かと いうと、イエスと言える状況ではない」と尖閣諸島などを視察した中谷元・元 防衛庁長官から「南西海域の安定のためには自衛隊を増強する必要がある」と 言われたことに対して答えたそうだが、支那が聞いたら喜びそうな事を言った ものである。

 支那は「沖縄はもともと我々の領土だった」と驚くべきことを言っており、 わが国はしっかり防衛体制を確立しておかないと占領される恐れがあり、支那 がなぜ海軍力の増強を図っているかを知るべきである。沖縄県民は独自で防衛 が出来る訳がないのであるからして「領海侵犯が起きて県民は不安でたまらな い。国にはしっかりとした体制で県民の安全を守って頂きたい」との思いはな いのであろうか。沖縄県は、外交努力をすれば支那もおかしなことはしないと して、沖縄の安全は米軍と自衛隊がいてはかえって邪魔であるから追い出して しまえと思って自衛隊を増強に反対しているようであるが、では「人民解放軍 の駐屯を希望しているか」と質問したいものである。

 支那の脅威が急速に高まってきたのに、沖縄県はどうすればわが国の安全を 維持出来ると考えているのか。米軍や自衛隊より人民解放軍の方が信用でき、 沖縄を守ってくれるとしか思えないコメントばかりで驚いてしまう。朝日だか らこのような自衛隊の増強に反対している人のコメントばかりを掲載するだろ うから特段驚くことではないが、では沖縄県の代表として稲嶺知事には沖縄民 が枕を高くして眠れるようにするために自衛隊の増強をせず、また米軍基地を 削減しても出来るは手だてを示して欲しいものである。
(2004/11/27) 

この記事は「今日のコラム」
「沖縄は人民解放軍の駐屯を希望しているのか」
としてHPに掲載されていたものです。