私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

有事法案反対者は憲法9条と心中するのか

2003年05月21日 21時20分04秒 | 売国奴・反日日本人
  有事関連3法案が衆議院本会議を通過して、今度は参議院有事関連特別委員会での審議が始まった。衆議院では約9割の議員が法案に賛成するという状況を思うと、隔世の感がある。しかし「有事を想定してはいけない」とか「戦争に突入する憲法違反の法案だ」さらには「今なぜ有事法制なのか」と言って有事法制の必要性も認めず、「憲法第9条を守り、平和主義を貫けば日本は安全だ」と本気に思っている輩がいまだにいることは、一つの思想と言うより、もうこれは憲法第9条をご本尊としている新興宗教の信者だと言わざるを得ません。

 日本周辺の情勢が劇的に変化していても、恫喝を受けて脅威が迫っていても、両手を合わせてお題目を上げていれば、日本は平和であり続けるとの思いを持ち、であるから戦争を拒否し、戦争に反対するために有事法制など絶対に許さないと言うわけである。

 ネットにも有事法制に反対する掲示板がいくつかあるが、読んでみると、「戦争は嫌いだ」と言うだけで、信じられない書き込みがある。それでは、「NOユージ宣言」という掲示板で拾った基地外投稿を紹介する。

・わたしは有事3法案に反対します。我々日本人は、過去の植民地支配で、アジアの人々に絶えられない苦しみを与えた、野蛮な民族です。我々日本人のような民族は、絶対に軍事力を持ってはいけません。憲法違反の自衛隊も今すぐ破棄し、核兵器を積んだアメリカ軍も追い出すべきです。平和憲法の理念の下、非武装中立を貫きましょう。
・戦争に協力するぐらいなら、殺されるほうがましです。全ての日本人が、そう考えるべきです。
・平和憲法を遵守すれば平和は永遠に続きます。平和憲法に矛盾する有事法案は必要ありません。
・拉致国家が日本にミサイルを撃とうとも、愛する妻や子や友人がどんな目に遭おうとも、私自身が日本国憲法9条さえ守ってさえいれば、私は殺されずに済むはずですから、固く9条を守り、ひたすら自己の保身のみを図ります!
・有事法制絶対反対!!どんな国が侵略してきても日本は反撃してはいけません。それで国が滅びたとしてなんの問題があるでしょうか?国は無くなってもまた作れます。でも人は死んだら生き帰りません。戦争をして死ぬことより、わざと負けて生き残ることを私は選びます。
・私は日本の憲法第9条を守ります。人を殺したくないし、殺されたくもありません。
・私は憲法9条の理念を守り抜きます。例え北朝鮮が日本をミサイル攻撃しようとも、私は座して死を待ちます。
・憲法第9条は、日本人としての誇りです。私の良心に従い、すべての暴力と戦争を拒否します。
・ 有事に備えるなんて真っ赤なウソ。有事を作り出し、戦争するための法案です。こんなものには絶対協力しません。
・命を宿した瞬間から、9条を愛している。9条こそ人類の希望。変えさせない。

 まだまだ基地外投稿は沢山あるが、頭が痛くなってきたので、この辺でやめておこう。このような投稿をした人の中には、有事法制が必要と考えている方からの反対者をちゃらかした投稿が含んでいるかも知れないが、これらの投稿者が本当に有事法制や国を守るということなどについて、本心で書いたものであるなら私の理解を超えている。

 有事法制に反対する人の理由は、まとめれば「有事法制があると戦争が始まる。憲法9条さえ守ってさえいれば日本は安全だ。もし、攻撃されても反撃しないで、憲法9条と心中しましょう」であろうか。このように平和平和と念仏を唱えていれば北朝鮮の脅威もなくなり、話し合いで拉致被害者を返してくれると思っているようである。有事法制が成立したとしても、このような方は、反対の態度は変えないであろう。日本人でありながら「日本の国なんかなくなっても良い」と思っているのであるからして、このような人こそ典型的な反日日本人と言えるであろう。
(2003/05/21) 

この記事は「今日のコラム」
有事法案反対者は憲法9条と心中するのか
としてHPに掲載されていたものです。