私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

日中友好など永遠に不可能

2002年07月15日 19時42分43秒 | 支那関連
~内政干渉を繰り返す中国への高まる不信~

 過去の不幸な歴史に終止符をうち、日中共同声明に田中真紀子議員の父親である田中角栄元総理が調印し、わが国が中国と国交を回復してから30年が経過した。ところが、日本と中国の両国は、過去のことより未来を見据えて、良き隣人として友好関係を保っていこうという共同声明にお互い調印した訳なのに、中国政府の考える友好関係とは日本政府の思惑と異なっているようである。

 中国は明らかに内政干渉と思われることを日本に平気で言って来るし、それに対し日本は毅然して抗議をせず、その度に謝罪することで中国にご機嫌をとる土下座外交を続けている。であるから中国政府の考える日本との友好関係とは、過去の日本をあげつらい永遠に批判の対象にして行きたいと思っているようで、中国の言うことを聞きなさいと日本に求め、日本がハイハイと聞くことが友好関係で、逆に日本が中国を批判することは、日中の友好関係を損なうとことだからやめなさいと厳命しているのである。

 今まで、日本の対中国へのODAは約3兆円で、それに対して中国は感謝するどころか、日本政府の歴史認識にクレ-ムをつけ、明らかに内政問題である首相の靖国神社参拝や歴史教科書に抗議をし、瀋陽の日本総領事館で起きた、亡命者連行事件では、在外公館の不可侵権を侵害し、不審船引き揚げでは不可解な「漁業補償」を要求している。

 それどころか、中国は日本から円借款を受けていながら、アフリカ諸国等へ、自分のお金のようなふりをして、五億ドルに上る借款を与えているそうであり、借款を与えを余裕があるならば、日本に円借款を求めるなと言いたい。中国から借款を受けたアフリカ諸国は、そのお金が元々は日本のお金だと分からないからして、借款を受けたことへの感謝は中国にするであろうから、その際、中国が日本の悪口でも言っていれば、借款を受けたアフリカ諸国は「日本はそんな悪い国ですか」と相づちを打ってくれるであろう。

 お金を借りている方(中国)が威張っていて、貸している方(日本)がおどおどしている構図は滑稽であり、人と人とのつきあいに置き換えると、これではどんなお人好しの人でも怒りたくもなるし、そのような人は信用できないので、つき合わなくなる。であるからして、感謝もされず、当たり前のように受け取っている日本の対中国へのODAは即刻停止の措置をとって頂きたいと思う。

 中国と国交を回復して、この30年は何だったのか。中国にここまで嘗められた理由は、外務省内のチャイナスクール、親中派の国会議員、中国を礼賛する左翼マスコミなどが、中国の悪口は言わず、理不尽な要求に屈服し、主権侵害や内政干渉に抗議せず、「中国を刺激するな」との奇妙な方針をとり、国家の主権を守るという毅然とした態度を示してこなかったからに他ならない。  

 中国では、子供のころから、「日本の過去の侵略の歴史を忘れるな。日本を永遠に許してはならない」との凄まじい反日教育が行われており、南京大虐殺記念館のような抗日戦争記念館に小学生にも参観を義務付けている地方が多いとのことである。中国が、これでもかこれでもかと思える対日批判をし、国内のナショナリズムを煽り、共産党独裁による統治の正しさを国民に植え付けたいのは、開放が進む中、国民から、その統治の正当性を疑われることのないように、その対策として、特に日本の過去を誇張して国民に宣伝する方法をとっていると思われる。

 中国が共産党一党独裁の国であることを忘れてはならない。その統治のためには、平気で嘘をつき、誇張宣伝して、批判が自分達に向かわないように外に批判の対象を作り、子供のころから徹底的な共産党礼賛と反日教育を行っている。

 このような中国にいくら円借款を与えても、無駄になるだけだ。こちらがいくら友好関係を維持したいと思っても、相手は何とも思っていないし、中国にとって日本とは、永遠に批判の対象にし、お金を頂くだけの国でしかない。このような国と友好関係を持つことなど永遠に不可能である。
(2002/07/15) 

この記事は「私の主張」第129号
「日中友好など永遠に不可能」
~内政干渉を繰り返す中国への高まる不信~
としてHPに掲載されていたものです。