残り任期1年、再選へ正念場 辺野古阻止が暗礁、求心力低下も―沖縄知事
2021/10/03
沖縄県の玉城デニー知事は、4日で就任から3年を迎える。残り任期が1年となる中、公約に掲げた米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の阻止は、暗礁に乗り上げたままだ。保守、革新両勢力が結集した支持基盤の「オール沖縄」から離脱者が相次ぐなど、求心力の低下も顕著で、来年秋に予定される知事選での再選に向け、正念場を迎えている。
「私の力の足りないところは痛感している」。玉城氏は1日の記者会見で、オール沖縄をめぐる現状を問われ、率直にこう語った。
玉城氏は、急逝した翁長雄志前知事の後継として、2018年知事選で初当選した。県民投票での7割を超える「移設反対」の民意などを背景に、計画撤回を政府に迫ったが、工事中止を狙った訴訟は相次いで敗訴。現場海域で着々と進む土砂投入などに対し、効果的な抵抗手段を見いだせずにいる。
この間、元自民党の翁長氏を慕いオール沖縄側に付いた保守系の県議や、大口スポンサーの企業経営者らがオール沖縄を離脱。知事周辺は「就任後すぐは翁長氏の残した求心力が大きかった。それが十分に維持されていない」と肩を落とす。
県内では年明け以降、名護、沖縄両市長選などが続き、知事選の前哨戦とも位置付けられている。玉城氏としては、目前に迫った衆院選や来年の参院選も含め、一連の選挙で移設阻止の機運を改めて盛り上げ、知事選の弾みとしたい考えだ。
(時事通信)
写真:就任3年を前に記者会見する玉城デニー沖縄県知事=1日、同県庁
(引用終了)
ある国会議員が「俺様を誰だと思っているのか」と暴言を吐いたそうだが、選挙で有権者の支持を得て当選したとしても、偉くなったと勘違いをしない方が良いし、国会議員には任期があり、それが終わって、ただの人になりたくなければ、再び有権者の審判を受けることになるからで、だから国会議員であろうがなかろうが、謙虚さを失ってはならず、また人望や人徳があると言われるようになるために切磋琢磨することが大事ではなかろうか。
人柄を確かめる方法の一つとして、その人をトップすれば分かると言われており、周囲の者はチヤホヤすするし、嫌われたくないとして意見具申もなくなり、何でも自分の思う通りになれば、次第に頭を下げさせても自身が下げることもなくなるだろうから、今まで寄って来ていた人でさえも離れて行くのは当然で、人は、自身がどのような立場にいようとも助言をしたり、叱ってくれる人が身近にいた方が良いのである。
何かと評判が良くない沖縄県の玉城デニー知事だが、時事通信によれば、残り任期が1年となる中、公約に掲げた米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の阻止は、暗礁に乗り上げ、保守、革新両勢力が結集した支持基盤の「オール沖縄」から離脱者が相次ぐなど、求心力の低下も顕著だと報じられている。
安全保障は国の専権事項であり、県知事ごときが口を出すべきではないにも関わらず、玉城知事は就任以来やってきたことと言えば国にさからう反基地活動だけであり、沖縄県知事なのだから沖縄県民のために仕事をすべきなのに、その反基地活動の中には国相手の裁判も含まれているが、何度裁判をしても沖縄県が勝訴したことはなく「いい加減に諦めたらどうだ」との声もあったのではなかろうか。
公約に掲げた普天間の辺野古への移設阻止は対案を示しておらず、その対案は国が示すべだとか言っているのだからまさに支離滅裂であり、対案がないから国は辺野古への移設を決めて、沖縄県や地元は「やむを得ない」となって移設工事が始まったもので、それを全部ひっくり返そうとするならば国を裏切るのも同然で、それでも年3000億を超える沖縄振興予算はしっかり戴くつもりらしい。支持基盤の「オール沖縄」からも逃げ出す者がいるのは反基地だけでは沖縄の発展はないからで、それが玉城知事には理解できず、これからも反基地活動に勤しむのでつもりかと言いたくなる。
(2021/10/05)