私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

偏向メディアの真似をした民主党の永田議員

2006年03月01日 12時10分49秒 | 政治
   ライブドア前社長の堀江貴文氏が、武部勤自民党幹事長の二男へ送金を指示したとするメールを元に国会質問をした民主党の永田寿康衆院議員は、2月28日に「多くの皆さんにご迷惑をおかけして、国会を混乱させたことをおわび申し上げます」との謝罪会見を行った。往生際が悪く、最後の最後までメールが偽物とは認めず、会見の後、民主党は「堀江容疑者が発信したものではないと評価せざるを得ない、すなわち本物ではないと判断する状況にいたった」との党として声明を発表するという情けない状況であった。

 永田議員にメールを提供したのは元記者とされているが、この元記者の仲介によって、堀江氏が情報提供者へ送信したとのメールを示され、それを全面的に信用したことが今回の失態であった訳である。いかがわしい元記者の素性はおおむね分かっているようであるが、情報提供者とは誰なのか明らかになっておらず、存在すら疑問視されているようでは、元記者の「このメールは本物です」ともし言われだけで、全く裏付けを取らず質問をしたとは、国会議員自ら国会の権威を失墜させたも同然であると言わざるを得ない。

 この元記者とは週刊誌の記者だったようだが、多くの誤報を出し、捏造報道を繰り返すメディアに携わっていた者からの情報などであるから、それが公開すれば大きな問題になると分かっていても、まず疑ってかかるべきであり、プリントアウトされたメールを受け取った時に、差出人と受取人の欄が黒く塗りつぶされていたならば「これでは信頼出来ない」と信ぴょう性にまず疑問を持つのが普通ではないのか。民主党の調査によれば差出人と受取人とも仲介した元記者のアドレスだったそうであり、これでは元記者の自作自演であることは明らかである。

 なにも自ら描いたストーリーの通りに報道するために、関係者の話を歪曲し、裏付けを取らずして誤報や捏造報道を繰り返す名人である朝日新聞、TV朝日、TBSなどを代表格とする偏向メディアの真似をすることはあるまい。

 民主党は永田議員を党の名誉を傷つけ、品位を汚したとして「党員資格停止6カ月」の処分とすることを決めたようであるが、「ガセネタ」に飛びついて自民党の武部勤幹事長の二男の個人名まであげて一方的に名誉を傷つけ、訴訟まで起こされようとしているのに、余りにも処分が軽いのではないか。

 永田議員の懲罰動議が出されれば、除名と言う重い処分となって議員の資格を失う可能性もあり、会見でも永田議員の口から「メールは偽物でした」との言質がなかったことから、衆院懲罰委員会で厳しい懲罰が科せられるではないかと思われる。小泉総理が「永田氏は自らの言動について、事の重大性を理解してないんじゃないか」との見方を示したのは当然であろう。

 ところで朝日新聞は、3月1日の社説「民主党 この執行部でもつのか」と「政治家にとって、言葉は命だ。ひと言で国民の心をつかむこともあれば、一気に信頼を失うこともある。メール疑惑でつまずいた民主党は、そのことが骨身にしみたに違いない。」との書き出しで批判しているが、「朝日新聞。この報道姿勢でもつのか」と批判したい。この部分を「報道機関にとって、正しい報道は命だ。ひと言で国民の心をつかむこともあれば、一気に信頼を失うこともある。NHK番組改変問題でつまずいた朝日新聞は、そのことが骨身にしみたに違いない。」と書き換えた方が良さそうである。
(2006/03/01) 

この記事は「今日のコラム」
「偏向メディアの真似をした民主党の永田議員」
としてHPに掲載されていたものです。