私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

天皇陛下の国旗国歌に関するご発言について

2004年10月30日 23時00分13秒 | 皇室
 28日に開催された秋の園遊会において、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)が、「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際に、天皇陛下は「やはり、強制になるということではないことが望ましい」とお述べになった事が報道されている。

 陛下のご発言のご趣旨について、宮内庁の羽毛田信吾次長は「陛下の趣旨は、自発的に掲げる、あるいは歌うということが好ましいと言われたのだと思います」と説明し、細田官房長官は、これまでの政府見解とも一致しているとして「天皇陛下は象徴としてのお立場を十分にご理解になったうえでご発言になっており、天皇は国政に関する権能を有しないという憲法の趣旨に反することはないと考えている」と述べたとのことである。

 偏向マスコミは「東京都教育委員会が、入学式や卒業式で国歌斉唱の際に起立しなかった教員に対して処分したことを陛下は憂いているのではないか」と言った趣旨の報道をしており、常日頃、皇室を否定しているサヨクの連中は、陛下のご発言を都合の良いように捉えて、国旗の掲揚と国歌の斉唱を強制させることを天皇陛下までがおかしいと言っていると歪曲しているようである。

 国家元首であらせられる天皇陛下のご発言に、国民が自分にとって都合の良いような解釈をすることは不謹慎であろう。都教委が職務命令に違反してして、国歌斉唱の際に起立しなかった教員に対して処分した件に関して、陛下は「起立しなかったとしても処分するのは行き過ぎでは」とご発言した訳ではないから、「強制とは言うことでなく、自然に出来るようになってもらいたい」とのご趣旨ではなかったのではないかと私は理解している。

 私たち日本人は、何処かの国のように日本が憎くて、国旗日の丸を道路上に広げて小便やタンを吐き掛ける民度の低い訳ではない。自分の国の国旗国歌に敬意を払うのは法的根拠があろうがなかろうが当然のことであり、それが嫌だと言う人達を強制的にやらせようとしなければいけない現状の方が余程異常であり、特に問題なのは国旗国歌に敬意を払えない教師が、教育という公の場において、敬意を払わないように仕向けるために生徒に強制しようとしている事の方である。

 だいたい陛下のご発言を国民が「問題だとか」「特に問題はない」と論議をする方がおかしいと思う。では問題だとして陛下にご発言の撤回を求めるのか。まさに不敬のなにものでもない。国旗国歌に敬意を払えないサヨク連中は陛下のご発言を「強制はおかしいとの趣旨だ」として都合の良いように利用したいであろうが、普段から国旗国歌に対して普通に振る舞っている国民は、今まで通り国旗国歌に敬意を払い、わが国が国家として尊厳が保たれているのはひとえに天皇陛下を戴く皇室の存在の他ならないことを誇りに思って良いであろう。
(2004/10/30)

この記事は「今日のコラム」
「天皇陛下の国旗国歌に関するご発言について」
としてHPに掲載されていたものです。