私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

危険な支那での曽我さんと家族の再会

2004年05月27日 17時59分07秒 | 偏向マスコミ
  政府は、拉致被害者の曽我ひとみさんと夫ジェンキンスさんら家族との再会場所について、曽我さんの希望を最優先にして選定を進める方針を決めているとのことであるが、曽我さんは「(北京では)北朝鮮の影響が非常に強いと思うので、自分ひとりで行って家族3人と話をするにはあまりに危険があるのではないか。非常に怖いところだと思う。言葉も全く分からない」などと難色を示しているとのことであり、これは曽我さんの言う通りで当然のことである。

 だいたい北朝鮮側と曽我さんの夫ジェンキンスさんが、北京を念頭に再会の場所を示唆したからと言っても、肝心の曽我さんの意向も聞かないうちに、日朝首脳会談が行われた22日に外務省は早速準備を始め、川口外相は同日夜には、支那の李肇星(リー・チャオシン)外相との電話会談で、曽我さん一家の再会実現への協力を要請し、これを受けて、支那外務省の沈国放次官補も「場所の提供は喜んで準備したい」と表明したとのことであるが、支那の協力を求めることになる時は外務省は急に元気が出て随分素早い対応をするようだ。しかし、曽我さんには北京での再会に難色を示し、政府・与党内にも「北京では北朝鮮の影響が強すぎる」「曽我さんが嫌がっている」などの反対意見も出始めていると言うが支那・北京では危険なのは最初から分かっているにも関わらず、なぜ外務省は急いだのであろうか。

 支那には今まで北朝鮮による日本人拉致事件に関して、何か協力してもらったことがあるのか。支那は国連人権委員会での北朝鮮非難決議に2回も反対した国ではないか。そのような北朝鮮を非難しないで影響がある支那に拉致被害者である曽我さんが出向いて夫ジェンキンスさんや家族との再会することは危険なのは当然であろう。であるから再会場所を提供すると支那が表明し、それを北朝鮮が要求したとしても断固拒否すべきであり、外務省はまったく何を考えているのか。

 曽我さんと家族の再会場所は簡単には決まりそうもないが、在日支那大使館の黄星原・報道参事官が、自民党内から「北京は避けるべきだ」などの発言が相次いでいることについて、「日本政府の依頼があったので喜んで場所を提供すると表明したのに、一部の政治家などから中国や北京のイメージをおとしめる発言が出ていることは残念だ」「人道的観点から協力するという中国政府の姿勢は変わらないが、外交には信頼が必要だ」と述べていると報道されている。

 まったく笑わせる。そのイメージをおとしめたのは支那自身ではないか。支那に対する日本人が抱くイメージは確実に悪化している。それは尖閣諸島への不法上陸。沖ノ鳥島は岩であり日本の排他的経済水域の設定は無効との発言。海洋調査船の違法調査。靖国神社への内政干渉など沢山あり、黄参事官は「外交には信頼が必要だ」というが支那は日本だけなく世界から嫌われないように信頼される国になるべきではないか。ともかく拉致問題の解決のために支那に協力を求めて借りを作りたくないし、曽我さんの「北京は怖い」との発言は当たり前であり、どこを再会場所にするかについて小泉総理は安倍晋三幹事長に「曽我さんに任せればいいんじゃないか」と語ったというが、曽我さん自身が最終判断すれば良いと思う。
(2004/05/27) 

この記事は「今日のコラム」
危険な支那での曽我さんと家族の再会
としてHPに掲載されていたものです。